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(日向side)
遥さんを、お姉ちゃんを抱き締めたまま昔を思い出す。
僕達が出逢ったのは小学生の時。
僕が小4、9歳で遥さんが12歳。
親の連れ子として出逢った。
僕が父親の連れ子で遥さんが母親の連れ子でね。
お前のお姉ちゃんだ、そう言って紹介された。
でもあの時の僕は全部が嫌で遥さんを拒否した。
なるべく近付かないように過ごしていた。
遥さん、新しい"家族"と暮らして1年が経ったある日のことだった。
父さんと新しい"母さん"と遥さんと僕で旅行することになった。
…旅行の帰り道、僕達が乗っている車にトラックが突っ込んで来た。
父さんは遥さんと僕を守って死んだ。
それから優しかった"母さん"は変わってしまった。
遥さんと僕に暴力を振るうようになったのだ。
『あなた達が居なければ』
『なんであなた達が生きているの』
狂ったように何度も何度も同じことを繰り返す。
……遥さんはその度に僕を庇ってた。
酷い事を言ったのに、酷い事をしたのに遥さんは僕を庇った。母さんがいない時になぜ助けるのかを聞いたことがある。
『なんでって、日向が私の弟だから。
それ以外に理由がある?』
そう言って優しく優しく笑った。
なんでって思った。
僕は遥さんにもっと酷い事をしたのに拒否をしたのに。
遥さんだって実の母親に暴力を振るわれて辛かったはずなのに。
いつだって、僕を守ってくれた。
それからだった。
遥さんを守ると決めたのは。
……遥さんを"お姉ちゃん"としてではなく、"女"として見るようになったのは。
近親相姦??
だから何。
血が繋がっていないんだから別にいいでしょ?
遥さんはそんな僕の気持ちを理解していた。
僕が遥さんを好きでいることを許してくれた。
それが嬉しかった僕は遥さんの異変に気がつかなかった。
遥さんが中2になって暫くして、母さんが警察に捕まった。
どうやら近所の人が通報してくれたそうだった。
やっと解放されたと思っていた。
でも遥さんは母さんがいなくなっても苦しんでいた。
眠っている時にいつも魘されていた。
ごめんなさいって何度も何度も謝りながら。
どうする事も出来ない僕は絶望した。
僕は遥さんに守られて来たのに僕は何も出来なくて。
僕は自分が要らない存在だって思っていた。
なのに、遥さんは苦しいはずなのに、辛いはずなのに僕を励ましてくれた。
その後マスター、葵と茜、悠、蓮、奏と出逢った。
遥さんはいつの間にかハッキングが出来るようになっていた。
マスターが僕達の情報を隠す前に僕は遥さんに聞かされていた。
"姉弟"という事を隠していようと。
なんで?って何度も思った。
なんで?って何度も考えた。
でもそれが分かることはなくて僕は遥さんと距離を取ることにした。
敬語で話すようにして知らないフリをした。
遥さんの元を離れてマスターと一緒に
veriteで暮らすことにした。
それから暫くして遥さんがどうして姉弟という事を隠していたのかを知ったんだ。
母さんが釈放されていたからだった。
……全部、僕の勘違いだった。
守るって決めたのに僕は僕自身が遥さんを苦しませていた。
今更謝っても調子が良すぎる、そう思って僕は影ながら遥さんを今度こそ守ると誓った。
……色々と省略しましたけどこれが僕達の過去です。
話終えると部屋は沈黙に包まれた。
遥さんは依然、僕に寄り掛かったままだ。
それに、こっそり笑った。
…"僕"を必要としているんだと思えたから。
遥さんを、お姉ちゃんを抱き締めたまま昔を思い出す。
僕達が出逢ったのは小学生の時。
僕が小4、9歳で遥さんが12歳。
親の連れ子として出逢った。
僕が父親の連れ子で遥さんが母親の連れ子でね。
お前のお姉ちゃんだ、そう言って紹介された。
でもあの時の僕は全部が嫌で遥さんを拒否した。
なるべく近付かないように過ごしていた。
遥さん、新しい"家族"と暮らして1年が経ったある日のことだった。
父さんと新しい"母さん"と遥さんと僕で旅行することになった。
…旅行の帰り道、僕達が乗っている車にトラックが突っ込んで来た。
父さんは遥さんと僕を守って死んだ。
それから優しかった"母さん"は変わってしまった。
遥さんと僕に暴力を振るうようになったのだ。
『あなた達が居なければ』
『なんであなた達が生きているの』
狂ったように何度も何度も同じことを繰り返す。
……遥さんはその度に僕を庇ってた。
酷い事を言ったのに、酷い事をしたのに遥さんは僕を庇った。母さんがいない時になぜ助けるのかを聞いたことがある。
『なんでって、日向が私の弟だから。
それ以外に理由がある?』
そう言って優しく優しく笑った。
なんでって思った。
僕は遥さんにもっと酷い事をしたのに拒否をしたのに。
遥さんだって実の母親に暴力を振るわれて辛かったはずなのに。
いつだって、僕を守ってくれた。
それからだった。
遥さんを守ると決めたのは。
……遥さんを"お姉ちゃん"としてではなく、"女"として見るようになったのは。
近親相姦??
だから何。
血が繋がっていないんだから別にいいでしょ?
遥さんはそんな僕の気持ちを理解していた。
僕が遥さんを好きでいることを許してくれた。
それが嬉しかった僕は遥さんの異変に気がつかなかった。
遥さんが中2になって暫くして、母さんが警察に捕まった。
どうやら近所の人が通報してくれたそうだった。
やっと解放されたと思っていた。
でも遥さんは母さんがいなくなっても苦しんでいた。
眠っている時にいつも魘されていた。
ごめんなさいって何度も何度も謝りながら。
どうする事も出来ない僕は絶望した。
僕は遥さんに守られて来たのに僕は何も出来なくて。
僕は自分が要らない存在だって思っていた。
なのに、遥さんは苦しいはずなのに、辛いはずなのに僕を励ましてくれた。
その後マスター、葵と茜、悠、蓮、奏と出逢った。
遥さんはいつの間にかハッキングが出来るようになっていた。
マスターが僕達の情報を隠す前に僕は遥さんに聞かされていた。
"姉弟"という事を隠していようと。
なんで?って何度も思った。
なんで?って何度も考えた。
でもそれが分かることはなくて僕は遥さんと距離を取ることにした。
敬語で話すようにして知らないフリをした。
遥さんの元を離れてマスターと一緒に
veriteで暮らすことにした。
それから暫くして遥さんがどうして姉弟という事を隠していたのかを知ったんだ。
母さんが釈放されていたからだった。
……全部、僕の勘違いだった。
守るって決めたのに僕は僕自身が遥さんを苦しませていた。
今更謝っても調子が良すぎる、そう思って僕は影ながら遥さんを今度こそ守ると誓った。
……色々と省略しましたけどこれが僕達の過去です。
話終えると部屋は沈黙に包まれた。
遥さんは依然、僕に寄り掛かったままだ。
それに、こっそり笑った。
…"僕"を必要としているんだと思えたから。
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