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第五章 現代編(制裁される悪女②)
48 堕ちた女王様(ルリ)①★
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「依子にはもう暫く、此処に居て貰う事になります。そこで、その間だけやって頂きたい事が有る。勿論、強制では無い」
「それは?」
依子は怪訝そうな顔で訊き返した。
「志津江の助手として地下室の女達を調教して欲しいのだが、どうかな?」
「えっ?」
「何れも海千山千の悪女揃いで、ちょっと志津江だけでは荷が重いので、依子には性格的にも凄く辛いお願いだとは解っているのだが、それでも是非引き受けてくれないだろうか?」
「帰る先を無くした私は此処に留まるしか無いのですから、志津江さんの助手でも何でもお引き受け致します。但し、あの地下室に足を踏み入れるのだけは勘弁して頂ければ」
「美海の婚約者である宮田を寝取った挙句切り捨てた形の依子は宮田と美海には顔を合わせたく無い気持ちも有るだろうから、地下室には二度と足を踏み入れる事を強要しないと約束するので、志津江の助手を引き受けでくれるかな?」
「はい、森下会長と志津江さんの期待にどれだけ応じられるか判りませんが、努力してみます」
「宮田については依子が承知しない限り、顔を合わせ無いようにする。しかし、地下室の女達も改心さえしたと確信すれば順次解放する事になるので、美海と仲直りして貰う必要が有る。まあ寝取らせたのは私なのだから、大いに私を悪者扱いして構わないから上手くやってくれ」
「どうするかは、その時に考えます」
依子が少し笑みを浮かべながら答えた直後、隆之の携帯が着信を伝えた。
「依子、悪いな。もしもし、森下ですが」
「森下会長、黒沢です。申し訳ないが、島田浩二が女達を送り込んでいたSMクラブのオーナー五島ルリを拉致したのだが、暫く洋館で預かってくれないか?」
「私が黒沢さんの要請を断れないのは、ご存知でしょう」
「島田浩二と連絡が取れなくなった事で身の危険を感じたらしく、夫婦で逃げ出そうとしていたところを寸前で女房の方だけ拉致出来たのだが、一歩違いで実質的経営者の五島義男には逃げられてしまった。何処かで落合う計画だったらしいのだが、口が硬く、尋問しても旦那の居場所を吐いてくれなのだ。そこで、森下会長に預ければ何とか口を割らせてくれるのではと、樹海の入口まで運んで来たのだが、あっさり承諾して貰えて良かった」
「黒沢さんと総長には恩義が有ります。余計な気遣いは不要にしてください」
「総長の娘さんを助けて貰った此方に恩が有るのだが、快楽島壊滅計画を実行するまでは、表立った動きの出来ない事情も有るので、今回は好意に甘んじさせて貰う。それじゃ、配下に洋館まで運ばせるので宜しく頼む。私は被害女性達と早急に連絡を取る必要があるので洋館に顔出し出来無いが勘弁してくれ」
強面の黒沢さんやその配下では、被害女性の面接は無理だろうから、また頼んで来るだろうと隆之は予想しながら、志津江と依子に視線を移し
「志津江、また1人増えるが宜しく頼む」
「はい、了解しました。その代わり、私のアフターケアもたっぷりお願いします」
「大切な志津江を蔑ろにする訳無いだろ。それで依子も、早速で悪いが調教師として働いて貰うぞ」
「は、はい」
依子の足枷を外し、志津江と一緒に連れて行った隆之は、2人を残してエントランスに向かった。暫く待ち、女を肩に担いで来た黒服から女と封書を受け取った隆之は書斎に女を運び床に下ろした。女を見た途端、志津江が
「SMクラブ"マゾ妻"のママ、自称"ルリ女王様"ですね。まあ、詳しくは知らないけど碌な事はしてないのは確実ね」
と話していた。志津江と五島ルリとどう関わっているかは後回しにして、2人と封書に目を通した。
「こんな酷い事を平気で出来るなど信じられません」
依子は驚愕の声を上げたが、志津江はいたって平然としていた。
「まあ、本人に確かめて見るのが一番だろうな」
両手首の手枷を背中で連結され、腿枷と足枷も連結され口にガムテープを貼られたルリ。既に意識を回復していたらしく身体を床で芋虫のようにモソモソ動かしながらガムテープの下から何やら喚いていた。ルリの髪を乱暴に掴み顔を起こすと目を見開いて喚くルリを覗き込み
「お前が、SMクラブ"マゾ妻"のママ、五島ルリだな。旦那が強姦した人妻や島田浩二から斡旋された女性を虐待調教して働かせていたらしいが、此処に来たからには今度はお前を立派なマゾ奴隷に調教してやるから覚悟するのだな」
隆之は口のガムテープを躊躇無く一気に剥いだ。
「ヒィィッ、痛いだろう、このクソ爺!」
ルリが最初に発した言葉だった。
「私にこんな事して、義男が黙っていると思う?」
パシッと威勢の良いルリの頬を平手で叩き
「磯辺隆三、島田浩二の2人と連絡が途絶え危険を感じて逃げ出そうとしたのだろ。お前を見捨てて逃げた旦那も、後ろ盾を失った状態でお前を助けに来るはず無いだろう。雲隠れした旦那の居場所を吐かないのはお前の自由だが、その愛しい旦那との再会が伸びれば伸びるほど、お前は完璧な牝マゾ奴隷に仕上がるだけだ。さて、ルリ元女王様はどんな調教が好みなのかな?」
マゾ調教すると言われルリは顔を歪めていた。
「今まで、散々同性を虐め抜いた報いだと思って諦めるのだな」
唖然としているルリを横目に、書斎机からナイフと手錠を取り出し彼女に見せ開かすと、ナイフを凝視したルリは、此れから自分の受ける受難を察したようで急に大人しくなった。
「一旦、手足の枷は外してやるが、少しでも逃げようとしたら、こいつで綺麗な顔をズタズタに切り裂く事になるから覚悟しておけ」
ナイフを、ルリの目の前でちらつかせると無言で頷いていた。
「あら、ルリ元女王様って意外に物分かりが良いのね。本当は隠れマゾだったりして?」
「違うっ、クソ爺がナイフで脅すからよ。あっ、志津江、何でお前が此処に・・・?」
やっぱり、ルリと志津江は知合いだったらしい。
「あの時はマインドコントロールされていたので、虐待責めで凄く気持ち良くして頂いたから、今度は私がお礼のマゾ調教をして差し上げますわ。今の私は、貴女の顔を傷付ける事など平気で出来るのよ」
隆之からナイフを受け取った志津江が、頬にナイフの腹を押し付けただけで、ルリは顔を真っ青にして震えていた。志津江や依子と比較しても見劣りしないルリはその美貌を傷付けられる事を極端に恐れているように思える。
隆之はルリをその場に立たせると先ずは手枷を外し、そのまま背中側で手錠を嵌めた。つぎに腿枷と足枷を外すと、書斎机の小物差しから取り出したハサミで服をジョキジョキと切り裂いていつた。
「嫌ぁぁ、止めてぇぇっ!」
ルリが思わず身体を激しく振って隆之から逃れようとするので、志津江がナイフを顔に近付ける素振りを見せると、小刻みに身体を震わせるだけで大人しくなった。
「クラブの中だけかと思っていたけど、普段でも真っ赤なエナメルブラを着けているのね」
「変態マゾの疼く身体を満足させてやった恩義も忘れ、そんな口を聞いた事をきっと後悔させてやるから」
「女王様コスチュームがとてもお似合いだと誉めて
差し上げたのに、まだ自分の置かれた状況が理解出来ていないようね」
志津江がブラの上から左乳房をナイフの先で、軽くツンツン突いた途端、ルリは身体を硬直させ、強張った顔でナイフを目で追っていた。暫く、左右の乳房を交互にツンツン突いていた志津江が、
「しかし、普段から女王様コスチュームを愛用されているとは思わなかったわ」
黒の革製ミニスカートに真っ赤なメッシュのストッキング姿のルリを眺めながら言うと、
「羨ましいくらい綺麗な脚ですね」
少し離れた位置で眺めていた依子が、隆之に歩み寄り耳元で囁いた。
「確かにスラットした脚線は中々だが、腰から足首に至るトータル的な曲線は依子や志津江の方が魅力的だ。まあ、元女王様の美脚の付け根がどうなっているか依子も興味あるだろ」
志津江は依子と隆之にウィンクすると、ミニスカートをナイフで切り裂き床に落とした。
「パンティまで真っ赤なエナメルとは、さすが元女王様ね」
ルリの背後に回り込んだ依子が髪の毛を掴み、顔を上向き加減にしながら耳元で語り掛ける。すると、空かさず志津江がナイフの背で割れ目を強くなぞった。顔を上向きにされて、自分の下半身が見えないルリは
「い、嫌ぁぁっ、や、止めてぇぇ、切れちゃう、お願い、止めてぇぇ」
ナイフの刃で、なぞられたと思ったようで、涙声で叫ぶルリ、
「安心しろ、お前と違って心根の優しい志津江が、大人しくしているお前の身体を傷付けるような事はしない。但し、約束を破って暴れたり逃げる素振りを見せれば、躊躇せず綺麗な顔に醜い傷を残すだろう」
少しホッとしたらしく静かになったルリだが、志津江にパンティの上から何度も割れ目やクリ部分をナイフで何度もなぞられ感じてしまったらしく
「あぁぁっ、あぁぁん」
善がり声を漏らし始めた。
「お前、感じているのか?」
「ち、違うわ!」
「それは、私達が判断すること事で、お前の意思など関係ない」
隆之はストッキングをハサミで切り裂き毟り取ると、床に投げ捨てた。志津江は、ボロ布と化したルリの服とストッキングを床から拾いゴミ箱に捨てていた。
「さて、残りはパンティとブラだけになったが、ルリ元女王様はオッパイとおマンコ、どつちを先に見て欲しいのかな?」
依子が髪の毛を離しても、ルリは唇をワナワナ震わせているだけで何も答えようとしない。
「どっちにするかと質問したのだが、聞こえなかったのか。さっさと答えないと痛い思いをすることになるぞ。私は、志津江や依子と違って容赦する気は無いからな」
志津江からナイフを受取り、左右の乳房、パンティのクロッチ部分に切っ先を交互に軽く押し付けると、ルリは泣き声で
「ヒィィッ、危ないから、止めてぇぇ!」
悲鳴を上げるだけで、ルリは答えようとしない。
「私の旦那さまって、少し甘いところが有るけど、ちょっと気が短いから、あまり意地を張っていると、勢いでブスリとしちゃうかもしれないわよ。そうでしょ、依子さん」
「そうね。さっさと、どちらにするか答えた方が良いと思うわ」
志津江に刺激されたのか依子まで、調教師らしく積極的にルリを言葉で甚振り始めた。
「オ、オッパイ」
2人の脅しに屈し、恐怖で顔を真っ青にしたルリがやっと小さな声で答えた。
「確かマゾ奴隷は"私のベチョベチョに濡れたおマンコを見てください"と厭らしくお願いしなさいと、何処かの女王様に教えられたのだけど、ルリ元女王様は自分の立場がまだ分かっていないのかしら?」
志津江はいつの間に手に取ったのか、ハサミの先をパンティのクロッチ部分に強く押し付け、割れ目に沿って何度もなぞった。
「ル、ルリの厭らしいオッパイを先に見てください」
「仕方無いわね。そんなに見て欲しいなら、見て上げるわ。別に見たくもないけど」
志津江はハサミで肩紐、ブラの谷間と切ってしまう
「見たく無ければ、無理して見なくて良いのに」
恐怖に怯えながらも、無意味な悪態を吐くルリ
「まあ、せっかく志津江がお膳立てしてくれたのだから、ルリ元女王様のオッパイをじっくり鑑賞させて貰うとするか」
隆之は辛うじて胸に残っていたブラを一気に剥ぎ取りゴミ箱に投げ込んだ。
「旦那さま、ナイスシュートです」
志津江が妙な声を掛けるので、少し苦笑いしながら露わとなったルリの乳房に視線を移し
「志津江の超級爆乳は別格としても、依子より小さいオッパイだな。まあ、それでも世間的には巨乳サイズで形もまずまずだな。それで、このオッパイを何人の男に揉んで貰ったんだ。お前のような牝が、旦那だけで満足するなど有り得ないからな」
「何でそんなプライベートな事まで話さないといけないの?」
「志津江、マゾ奴隷にプライベートなど有ったのか?」
「何処かの女王様に、マゾ奴隷は全てを明かしてご主人様に隷属しなくてはならないと教わりました」
「そう言う事らしいので!」
隆之はルリの右乳首を左手の指で摘み引っ張ると、そこにナイフの刃をそっと下ろしていった。
「ヒィィッ、い、言いますから、乳首を切らないで、お願いですから」
ナイフの刃が乳首に当たる直前で止め、
「止めて欲しければ、ちゃんと答えろ」
「ふ、2人です」
「お前のような阿婆擦れ女が、たった2人だけとは些か信じ難いのだが」
「本当ですから、ナイフは離してください」
「まあ、お前が何人の男と関係していようが今は興味が無いので、胡散臭いが信じてやる。オッパイ鑑賞が終われば次に言うことがあるだろ」
「えっ?」
パンティの上から、割れ目に沿ってナイフの切っ先を這わすと
「次は、何処を見せてくれるのかな?」
「あっ、御免なさい。ル、ルリのアソコを、み、見てください」
「アソコって何だ。ちゃんと言え!」
「そ、そんな・・・」
「それは?」
依子は怪訝そうな顔で訊き返した。
「志津江の助手として地下室の女達を調教して欲しいのだが、どうかな?」
「えっ?」
「何れも海千山千の悪女揃いで、ちょっと志津江だけでは荷が重いので、依子には性格的にも凄く辛いお願いだとは解っているのだが、それでも是非引き受けてくれないだろうか?」
「帰る先を無くした私は此処に留まるしか無いのですから、志津江さんの助手でも何でもお引き受け致します。但し、あの地下室に足を踏み入れるのだけは勘弁して頂ければ」
「美海の婚約者である宮田を寝取った挙句切り捨てた形の依子は宮田と美海には顔を合わせたく無い気持ちも有るだろうから、地下室には二度と足を踏み入れる事を強要しないと約束するので、志津江の助手を引き受けでくれるかな?」
「はい、森下会長と志津江さんの期待にどれだけ応じられるか判りませんが、努力してみます」
「宮田については依子が承知しない限り、顔を合わせ無いようにする。しかし、地下室の女達も改心さえしたと確信すれば順次解放する事になるので、美海と仲直りして貰う必要が有る。まあ寝取らせたのは私なのだから、大いに私を悪者扱いして構わないから上手くやってくれ」
「どうするかは、その時に考えます」
依子が少し笑みを浮かべながら答えた直後、隆之の携帯が着信を伝えた。
「依子、悪いな。もしもし、森下ですが」
「森下会長、黒沢です。申し訳ないが、島田浩二が女達を送り込んでいたSMクラブのオーナー五島ルリを拉致したのだが、暫く洋館で預かってくれないか?」
「私が黒沢さんの要請を断れないのは、ご存知でしょう」
「島田浩二と連絡が取れなくなった事で身の危険を感じたらしく、夫婦で逃げ出そうとしていたところを寸前で女房の方だけ拉致出来たのだが、一歩違いで実質的経営者の五島義男には逃げられてしまった。何処かで落合う計画だったらしいのだが、口が硬く、尋問しても旦那の居場所を吐いてくれなのだ。そこで、森下会長に預ければ何とか口を割らせてくれるのではと、樹海の入口まで運んで来たのだが、あっさり承諾して貰えて良かった」
「黒沢さんと総長には恩義が有ります。余計な気遣いは不要にしてください」
「総長の娘さんを助けて貰った此方に恩が有るのだが、快楽島壊滅計画を実行するまでは、表立った動きの出来ない事情も有るので、今回は好意に甘んじさせて貰う。それじゃ、配下に洋館まで運ばせるので宜しく頼む。私は被害女性達と早急に連絡を取る必要があるので洋館に顔出し出来無いが勘弁してくれ」
強面の黒沢さんやその配下では、被害女性の面接は無理だろうから、また頼んで来るだろうと隆之は予想しながら、志津江と依子に視線を移し
「志津江、また1人増えるが宜しく頼む」
「はい、了解しました。その代わり、私のアフターケアもたっぷりお願いします」
「大切な志津江を蔑ろにする訳無いだろ。それで依子も、早速で悪いが調教師として働いて貰うぞ」
「は、はい」
依子の足枷を外し、志津江と一緒に連れて行った隆之は、2人を残してエントランスに向かった。暫く待ち、女を肩に担いで来た黒服から女と封書を受け取った隆之は書斎に女を運び床に下ろした。女を見た途端、志津江が
「SMクラブ"マゾ妻"のママ、自称"ルリ女王様"ですね。まあ、詳しくは知らないけど碌な事はしてないのは確実ね」
と話していた。志津江と五島ルリとどう関わっているかは後回しにして、2人と封書に目を通した。
「こんな酷い事を平気で出来るなど信じられません」
依子は驚愕の声を上げたが、志津江はいたって平然としていた。
「まあ、本人に確かめて見るのが一番だろうな」
両手首の手枷を背中で連結され、腿枷と足枷も連結され口にガムテープを貼られたルリ。既に意識を回復していたらしく身体を床で芋虫のようにモソモソ動かしながらガムテープの下から何やら喚いていた。ルリの髪を乱暴に掴み顔を起こすと目を見開いて喚くルリを覗き込み
「お前が、SMクラブ"マゾ妻"のママ、五島ルリだな。旦那が強姦した人妻や島田浩二から斡旋された女性を虐待調教して働かせていたらしいが、此処に来たからには今度はお前を立派なマゾ奴隷に調教してやるから覚悟するのだな」
隆之は口のガムテープを躊躇無く一気に剥いだ。
「ヒィィッ、痛いだろう、このクソ爺!」
ルリが最初に発した言葉だった。
「私にこんな事して、義男が黙っていると思う?」
パシッと威勢の良いルリの頬を平手で叩き
「磯辺隆三、島田浩二の2人と連絡が途絶え危険を感じて逃げ出そうとしたのだろ。お前を見捨てて逃げた旦那も、後ろ盾を失った状態でお前を助けに来るはず無いだろう。雲隠れした旦那の居場所を吐かないのはお前の自由だが、その愛しい旦那との再会が伸びれば伸びるほど、お前は完璧な牝マゾ奴隷に仕上がるだけだ。さて、ルリ元女王様はどんな調教が好みなのかな?」
マゾ調教すると言われルリは顔を歪めていた。
「今まで、散々同性を虐め抜いた報いだと思って諦めるのだな」
唖然としているルリを横目に、書斎机からナイフと手錠を取り出し彼女に見せ開かすと、ナイフを凝視したルリは、此れから自分の受ける受難を察したようで急に大人しくなった。
「一旦、手足の枷は外してやるが、少しでも逃げようとしたら、こいつで綺麗な顔をズタズタに切り裂く事になるから覚悟しておけ」
ナイフを、ルリの目の前でちらつかせると無言で頷いていた。
「あら、ルリ元女王様って意外に物分かりが良いのね。本当は隠れマゾだったりして?」
「違うっ、クソ爺がナイフで脅すからよ。あっ、志津江、何でお前が此処に・・・?」
やっぱり、ルリと志津江は知合いだったらしい。
「あの時はマインドコントロールされていたので、虐待責めで凄く気持ち良くして頂いたから、今度は私がお礼のマゾ調教をして差し上げますわ。今の私は、貴女の顔を傷付ける事など平気で出来るのよ」
隆之からナイフを受け取った志津江が、頬にナイフの腹を押し付けただけで、ルリは顔を真っ青にして震えていた。志津江や依子と比較しても見劣りしないルリはその美貌を傷付けられる事を極端に恐れているように思える。
隆之はルリをその場に立たせると先ずは手枷を外し、そのまま背中側で手錠を嵌めた。つぎに腿枷と足枷を外すと、書斎机の小物差しから取り出したハサミで服をジョキジョキと切り裂いていつた。
「嫌ぁぁ、止めてぇぇっ!」
ルリが思わず身体を激しく振って隆之から逃れようとするので、志津江がナイフを顔に近付ける素振りを見せると、小刻みに身体を震わせるだけで大人しくなった。
「クラブの中だけかと思っていたけど、普段でも真っ赤なエナメルブラを着けているのね」
「変態マゾの疼く身体を満足させてやった恩義も忘れ、そんな口を聞いた事をきっと後悔させてやるから」
「女王様コスチュームがとてもお似合いだと誉めて
差し上げたのに、まだ自分の置かれた状況が理解出来ていないようね」
志津江がブラの上から左乳房をナイフの先で、軽くツンツン突いた途端、ルリは身体を硬直させ、強張った顔でナイフを目で追っていた。暫く、左右の乳房を交互にツンツン突いていた志津江が、
「しかし、普段から女王様コスチュームを愛用されているとは思わなかったわ」
黒の革製ミニスカートに真っ赤なメッシュのストッキング姿のルリを眺めながら言うと、
「羨ましいくらい綺麗な脚ですね」
少し離れた位置で眺めていた依子が、隆之に歩み寄り耳元で囁いた。
「確かにスラットした脚線は中々だが、腰から足首に至るトータル的な曲線は依子や志津江の方が魅力的だ。まあ、元女王様の美脚の付け根がどうなっているか依子も興味あるだろ」
志津江は依子と隆之にウィンクすると、ミニスカートをナイフで切り裂き床に落とした。
「パンティまで真っ赤なエナメルとは、さすが元女王様ね」
ルリの背後に回り込んだ依子が髪の毛を掴み、顔を上向き加減にしながら耳元で語り掛ける。すると、空かさず志津江がナイフの背で割れ目を強くなぞった。顔を上向きにされて、自分の下半身が見えないルリは
「い、嫌ぁぁっ、や、止めてぇぇ、切れちゃう、お願い、止めてぇぇ」
ナイフの刃で、なぞられたと思ったようで、涙声で叫ぶルリ、
「安心しろ、お前と違って心根の優しい志津江が、大人しくしているお前の身体を傷付けるような事はしない。但し、約束を破って暴れたり逃げる素振りを見せれば、躊躇せず綺麗な顔に醜い傷を残すだろう」
少しホッとしたらしく静かになったルリだが、志津江にパンティの上から何度も割れ目やクリ部分をナイフで何度もなぞられ感じてしまったらしく
「あぁぁっ、あぁぁん」
善がり声を漏らし始めた。
「お前、感じているのか?」
「ち、違うわ!」
「それは、私達が判断すること事で、お前の意思など関係ない」
隆之はストッキングをハサミで切り裂き毟り取ると、床に投げ捨てた。志津江は、ボロ布と化したルリの服とストッキングを床から拾いゴミ箱に捨てていた。
「さて、残りはパンティとブラだけになったが、ルリ元女王様はオッパイとおマンコ、どつちを先に見て欲しいのかな?」
依子が髪の毛を離しても、ルリは唇をワナワナ震わせているだけで何も答えようとしない。
「どっちにするかと質問したのだが、聞こえなかったのか。さっさと答えないと痛い思いをすることになるぞ。私は、志津江や依子と違って容赦する気は無いからな」
志津江からナイフを受取り、左右の乳房、パンティのクロッチ部分に切っ先を交互に軽く押し付けると、ルリは泣き声で
「ヒィィッ、危ないから、止めてぇぇ!」
悲鳴を上げるだけで、ルリは答えようとしない。
「私の旦那さまって、少し甘いところが有るけど、ちょっと気が短いから、あまり意地を張っていると、勢いでブスリとしちゃうかもしれないわよ。そうでしょ、依子さん」
「そうね。さっさと、どちらにするか答えた方が良いと思うわ」
志津江に刺激されたのか依子まで、調教師らしく積極的にルリを言葉で甚振り始めた。
「オ、オッパイ」
2人の脅しに屈し、恐怖で顔を真っ青にしたルリがやっと小さな声で答えた。
「確かマゾ奴隷は"私のベチョベチョに濡れたおマンコを見てください"と厭らしくお願いしなさいと、何処かの女王様に教えられたのだけど、ルリ元女王様は自分の立場がまだ分かっていないのかしら?」
志津江はいつの間に手に取ったのか、ハサミの先をパンティのクロッチ部分に強く押し付け、割れ目に沿って何度もなぞった。
「ル、ルリの厭らしいオッパイを先に見てください」
「仕方無いわね。そんなに見て欲しいなら、見て上げるわ。別に見たくもないけど」
志津江はハサミで肩紐、ブラの谷間と切ってしまう
「見たく無ければ、無理して見なくて良いのに」
恐怖に怯えながらも、無意味な悪態を吐くルリ
「まあ、せっかく志津江がお膳立てしてくれたのだから、ルリ元女王様のオッパイをじっくり鑑賞させて貰うとするか」
隆之は辛うじて胸に残っていたブラを一気に剥ぎ取りゴミ箱に投げ込んだ。
「旦那さま、ナイスシュートです」
志津江が妙な声を掛けるので、少し苦笑いしながら露わとなったルリの乳房に視線を移し
「志津江の超級爆乳は別格としても、依子より小さいオッパイだな。まあ、それでも世間的には巨乳サイズで形もまずまずだな。それで、このオッパイを何人の男に揉んで貰ったんだ。お前のような牝が、旦那だけで満足するなど有り得ないからな」
「何でそんなプライベートな事まで話さないといけないの?」
「志津江、マゾ奴隷にプライベートなど有ったのか?」
「何処かの女王様に、マゾ奴隷は全てを明かしてご主人様に隷属しなくてはならないと教わりました」
「そう言う事らしいので!」
隆之はルリの右乳首を左手の指で摘み引っ張ると、そこにナイフの刃をそっと下ろしていった。
「ヒィィッ、い、言いますから、乳首を切らないで、お願いですから」
ナイフの刃が乳首に当たる直前で止め、
「止めて欲しければ、ちゃんと答えろ」
「ふ、2人です」
「お前のような阿婆擦れ女が、たった2人だけとは些か信じ難いのだが」
「本当ですから、ナイフは離してください」
「まあ、お前が何人の男と関係していようが今は興味が無いので、胡散臭いが信じてやる。オッパイ鑑賞が終われば次に言うことがあるだろ」
「えっ?」
パンティの上から、割れ目に沿ってナイフの切っ先を這わすと
「次は、何処を見せてくれるのかな?」
「あっ、御免なさい。ル、ルリのアソコを、み、見てください」
「アソコって何だ。ちゃんと言え!」
「そ、そんな・・・」
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