13 / 57
ストーリーの鍵を握る少女
しおりを挟む
「団長」
「姐さん……」
レクスが去ったあと、心配そうにレベッカを取り囲んだ。
サセックスの正規兵達の間にも気まずそうな雰囲気が流れる。
敗北を喫した団長は、その場でしばらく震えていた。肩で荒く息をし、唇を噛みしめていた。
「あの野郎……ッ!」
「レベッカ……」
ガストンが、そっと声をかける。
普段は豪快な彼も、今は真剣な面持ちだった。
「おやっさん……アイツはヤバい」
「……ああ」
「レクスは危険だ」
「……あいつは、あまりに過ぎた力を持っている」
「儂もそう思う」
「誰かが、なんとかしないと……」
「そうじゃな……」
短い言葉を交わしながら、二人は重く頷き合った。
その顔には、戦場を幾度も潜り抜けてきた者だけが持つ、本能的な危機感が滲んでいた。
そんな残された者たちの心情など知る由もなく、
ミリアムは前を歩く少年の後を追いかけるように訓練場を出て、公爵邸の廊下を歩いていた。
彼の足取りは軽く、上機嫌そのものだ。
「見たか、ミリアムよ……ッ!」
「はい……」
「どうだ? あいつらにも、俺の凄さがよく分かっただろう?」
「……まぁ、そう……でしょうね……」
ミリアムは曖昧に答えたが、
(最後のアレさえやらなければよかったのに)
と心の中で思う。
「はははッ! お前にも俺の格好良さが分かったか?」
「……まぁ、少しは……」
うっかり本音が漏れた瞬間。
前を歩く少年の足がピタリと止まる。
「少しは……だと?」
低い声。
振り返った少年の鋭い視線がミリアムに注がれる。
「あ……い、いえ……!」
ミリアムは一瞬で青ざめた。
気が抜けていた。
朝から何か雰囲気が違うが故に、忘れていたが彼は元々非常に気難しい性格をしている。
選ぶ言葉を間違えれば、自分の身さえ危うい。背筋が冷たくなる。
だが、
「……ふっ、まぁいいさ」
彼は前髪をかき上げ、いつもの調子を取り戻したかのように鼻で笑う。
「え……?」
「今はな。そう、今はまだな……。ああ、そうだ……これからが本番だ……」
(……やっぱり、この人なんか変わった)
不敵な笑みを浮かべる彼を見て、ミリアムは思わず眉をひそめた。
その夜。
——やれるじゃないか。
俺は自室のベッドに寝転び、天井を見つめながら今日の戦いを思い返していた。
観衆の前で見事に大番狂わせを演じたあの瞬間――
相手は昨日、手も足も出ずに負けた相手。
そして【ブレイヴ・ヒストリア】の世界において最強と謳われるキャラクター。
その相手を打ち倒した達成感と興奮が、身体の奥から湧き上がってくる。
思い出すだけで神経が昂り、口元が自然と吊り上がる。
「……これから、どうする?」
天井に向かって問いかけながら、思考を巡らせる。
【ブレイヴ・ヒストリア】の大筋は把握していた。
細かい設定にまで通じていたわけではない。だが十分な知識がある。
そして、今は物語開始の一年前。
「どうとでもなる。残りの人生、いや……俺の新しい人生。安定な生活を送るか?」
ストーリー通りの道を辿らなければサセックス家を継いで安定した人生を送る事はできるだろう。
黒幕と言える教団ですら、脅威とは思えなかった。
「だが、そんなのは退屈だ」
安定した人生なんて……気が狂いそうになる。
——刺激があるから人生は楽しいのさ。
危険も困難も人生を味付けする重要なスパイス。
鈴木守は、常にスリルと達成感を求めて生きていた。
「身分を隠して冒険者でもやるか? それとも、ローランの代わりに英雄にでもなって、この俺が大陸を統一する王にでもなるか?」
頭に様々な選択肢が浮かぶ。
だが、どれも、これも、しっくりとこない。
「そういえば、俺の本当にやりたい事はなんだ? いや……なんだったけか?」
そんな事を考えていると、気づけば、深い眠りの中に落ちて行った。
翌朝。
俺は椅子に深く腰かけ、紅茶を片手にぼんやりと考えごとをしていた。
頭の中で、昨日の戦いの余韻がまだチリチリと燃えている。
だが、今考えているのは別のことだ。
この世界はストーリーが始まる一年前。
このままシナリオ通りの道を辿れば、俺こと、レクス・サセックスは、公爵家を追放され、最終的には宗教組織に捕らえられて死ぬ運命を辿る。
だが、追放のきっかけになるイベントや死亡フラグを踏まなければ、その未来は避けられる。
「……そもそも、アリシアに手を出さなければ安泰なんだよな」
紅茶の湯気を見つめながら、独り言のように呟いた。
アリシア――この世界のストーリーで最も重要なヒロインの一人。
主人公ローランの幼馴染で、美しい青みがかったブロンドと、アイスブルーの瞳を持つ少女だ。
ただ、その顔立ちは美しく、常に陰をまとっていたのが印象的だった。
曇った空のような瞳。
諦めきった表情。
「(どうしようもないんですから)」という口癖。
あのキャラの雰囲気があまり好きじゃなかった。
この世界では、前世の世界ではありえないほど髪や瞳の色がカラフルだが、青髪・青目の人間はその中でも特別だ。
突然変異でしか生まれず、生まれながらに膨大な魔力を持ち、天性の魔術適性を誇る。
かつて《救世主》と呼ばれた男も、同じような髪と瞳の色をしていたらしい。
青髪・青目というのは優れた特性を持つ代わりに、なんらかの欠陥を抱えているという設定があった。
ゲーム本編でのアリシアも例に漏れず、珍しい奇病《マナリクシア》(魔力漏洩症)にかかっていた。
魔力が漏れ続け、いずれ完全に魔術が使えなくなる――原因も治療法も不明。
だが、魔力漏洩症は非遺伝性の病。
そして、青髪・青目と子を成せば、その子供は優秀な魔術の素養を持つとされた。
「……このままじゃ、シナリオ通りに進むのだろうな」
アリシアの噂は、いずれサセックス家の耳にも届く。
青髪・青目の女なんて、それだけで貴族社会では格好の標的だ。
優秀な母体を求めるサセックス家が、黙っているはずがない。
権力を使えば、辺鄙な村にいる彼女を手に入れるなんて造作もないことだ。
「でも、今ならまだ間に合う……。俺が手を出すなと一言言えば、それで全部変えられる」
もし俺がククル村に行かず、サセックス家が動かないなら――ローランは旅に出るきっかけを失う。
つまり、物語が根底から崩れる。
主人公が旅に出なければ、物語は始まらない。
シナリオは破壊され、この世界は別の未来へと、歩み始めることになる。
だが、そのときふと頭に浮かんだ疑問が、俺の思考を止めた。
——その場合、アリシアはどうなる? ローランは……?
もし俺が彼女を迎えに行かなければ、彼女はどう生きる?
村でローランとくっついて、穏やかに暮らす……?
それとも、他の貴族に見つかって、別の未来を辿る……?
そして、英雄となるはずだったローランは……?
「……しかし、治療不能の奇病、か。何とかならんもんかね……」
俺はどうしようもないという言葉が嫌いだった。
「不可能だ」と言われると、可能にしたくなった。
挑戦状を叩きつけられたような気になる。
——どうしようもないって言われると、逆にどうにかしたくなるんだよな。
そして、アリシアは、ゲーム内では最高の魔術適性を持つ存在だった。
病さえなければ、作中最強の魔術師になっていた――そういう設定がある。
つまり、彼女は宝石の原石だ。
可能性の塊。磨けば、とんでもない光を放つ存在になる。
「……いいな。正直、あの女……欲しいな」
思わず、口からこぼれていた。
自分でも笑ってしまうほど、欲望が混ざった声だった。
「……え?」
ミリアムがドアノブに手をかけたまま、ぴたりと動きを止めた。
ちょうど用事を終えて戻ってきたところだった。
(『あの女』って……まさか、私のこと……?)
何故か、ミリアムは忍び足で、そっとドアを閉めると、その場を立ち去った。
「姐さん……」
レクスが去ったあと、心配そうにレベッカを取り囲んだ。
サセックスの正規兵達の間にも気まずそうな雰囲気が流れる。
敗北を喫した団長は、その場でしばらく震えていた。肩で荒く息をし、唇を噛みしめていた。
「あの野郎……ッ!」
「レベッカ……」
ガストンが、そっと声をかける。
普段は豪快な彼も、今は真剣な面持ちだった。
「おやっさん……アイツはヤバい」
「……ああ」
「レクスは危険だ」
「……あいつは、あまりに過ぎた力を持っている」
「儂もそう思う」
「誰かが、なんとかしないと……」
「そうじゃな……」
短い言葉を交わしながら、二人は重く頷き合った。
その顔には、戦場を幾度も潜り抜けてきた者だけが持つ、本能的な危機感が滲んでいた。
そんな残された者たちの心情など知る由もなく、
ミリアムは前を歩く少年の後を追いかけるように訓練場を出て、公爵邸の廊下を歩いていた。
彼の足取りは軽く、上機嫌そのものだ。
「見たか、ミリアムよ……ッ!」
「はい……」
「どうだ? あいつらにも、俺の凄さがよく分かっただろう?」
「……まぁ、そう……でしょうね……」
ミリアムは曖昧に答えたが、
(最後のアレさえやらなければよかったのに)
と心の中で思う。
「はははッ! お前にも俺の格好良さが分かったか?」
「……まぁ、少しは……」
うっかり本音が漏れた瞬間。
前を歩く少年の足がピタリと止まる。
「少しは……だと?」
低い声。
振り返った少年の鋭い視線がミリアムに注がれる。
「あ……い、いえ……!」
ミリアムは一瞬で青ざめた。
気が抜けていた。
朝から何か雰囲気が違うが故に、忘れていたが彼は元々非常に気難しい性格をしている。
選ぶ言葉を間違えれば、自分の身さえ危うい。背筋が冷たくなる。
だが、
「……ふっ、まぁいいさ」
彼は前髪をかき上げ、いつもの調子を取り戻したかのように鼻で笑う。
「え……?」
「今はな。そう、今はまだな……。ああ、そうだ……これからが本番だ……」
(……やっぱり、この人なんか変わった)
不敵な笑みを浮かべる彼を見て、ミリアムは思わず眉をひそめた。
その夜。
——やれるじゃないか。
俺は自室のベッドに寝転び、天井を見つめながら今日の戦いを思い返していた。
観衆の前で見事に大番狂わせを演じたあの瞬間――
相手は昨日、手も足も出ずに負けた相手。
そして【ブレイヴ・ヒストリア】の世界において最強と謳われるキャラクター。
その相手を打ち倒した達成感と興奮が、身体の奥から湧き上がってくる。
思い出すだけで神経が昂り、口元が自然と吊り上がる。
「……これから、どうする?」
天井に向かって問いかけながら、思考を巡らせる。
【ブレイヴ・ヒストリア】の大筋は把握していた。
細かい設定にまで通じていたわけではない。だが十分な知識がある。
そして、今は物語開始の一年前。
「どうとでもなる。残りの人生、いや……俺の新しい人生。安定な生活を送るか?」
ストーリー通りの道を辿らなければサセックス家を継いで安定した人生を送る事はできるだろう。
黒幕と言える教団ですら、脅威とは思えなかった。
「だが、そんなのは退屈だ」
安定した人生なんて……気が狂いそうになる。
——刺激があるから人生は楽しいのさ。
危険も困難も人生を味付けする重要なスパイス。
鈴木守は、常にスリルと達成感を求めて生きていた。
「身分を隠して冒険者でもやるか? それとも、ローランの代わりに英雄にでもなって、この俺が大陸を統一する王にでもなるか?」
頭に様々な選択肢が浮かぶ。
だが、どれも、これも、しっくりとこない。
「そういえば、俺の本当にやりたい事はなんだ? いや……なんだったけか?」
そんな事を考えていると、気づけば、深い眠りの中に落ちて行った。
翌朝。
俺は椅子に深く腰かけ、紅茶を片手にぼんやりと考えごとをしていた。
頭の中で、昨日の戦いの余韻がまだチリチリと燃えている。
だが、今考えているのは別のことだ。
この世界はストーリーが始まる一年前。
このままシナリオ通りの道を辿れば、俺こと、レクス・サセックスは、公爵家を追放され、最終的には宗教組織に捕らえられて死ぬ運命を辿る。
だが、追放のきっかけになるイベントや死亡フラグを踏まなければ、その未来は避けられる。
「……そもそも、アリシアに手を出さなければ安泰なんだよな」
紅茶の湯気を見つめながら、独り言のように呟いた。
アリシア――この世界のストーリーで最も重要なヒロインの一人。
主人公ローランの幼馴染で、美しい青みがかったブロンドと、アイスブルーの瞳を持つ少女だ。
ただ、その顔立ちは美しく、常に陰をまとっていたのが印象的だった。
曇った空のような瞳。
諦めきった表情。
「(どうしようもないんですから)」という口癖。
あのキャラの雰囲気があまり好きじゃなかった。
この世界では、前世の世界ではありえないほど髪や瞳の色がカラフルだが、青髪・青目の人間はその中でも特別だ。
突然変異でしか生まれず、生まれながらに膨大な魔力を持ち、天性の魔術適性を誇る。
かつて《救世主》と呼ばれた男も、同じような髪と瞳の色をしていたらしい。
青髪・青目というのは優れた特性を持つ代わりに、なんらかの欠陥を抱えているという設定があった。
ゲーム本編でのアリシアも例に漏れず、珍しい奇病《マナリクシア》(魔力漏洩症)にかかっていた。
魔力が漏れ続け、いずれ完全に魔術が使えなくなる――原因も治療法も不明。
だが、魔力漏洩症は非遺伝性の病。
そして、青髪・青目と子を成せば、その子供は優秀な魔術の素養を持つとされた。
「……このままじゃ、シナリオ通りに進むのだろうな」
アリシアの噂は、いずれサセックス家の耳にも届く。
青髪・青目の女なんて、それだけで貴族社会では格好の標的だ。
優秀な母体を求めるサセックス家が、黙っているはずがない。
権力を使えば、辺鄙な村にいる彼女を手に入れるなんて造作もないことだ。
「でも、今ならまだ間に合う……。俺が手を出すなと一言言えば、それで全部変えられる」
もし俺がククル村に行かず、サセックス家が動かないなら――ローランは旅に出るきっかけを失う。
つまり、物語が根底から崩れる。
主人公が旅に出なければ、物語は始まらない。
シナリオは破壊され、この世界は別の未来へと、歩み始めることになる。
だが、そのときふと頭に浮かんだ疑問が、俺の思考を止めた。
——その場合、アリシアはどうなる? ローランは……?
もし俺が彼女を迎えに行かなければ、彼女はどう生きる?
村でローランとくっついて、穏やかに暮らす……?
それとも、他の貴族に見つかって、別の未来を辿る……?
そして、英雄となるはずだったローランは……?
「……しかし、治療不能の奇病、か。何とかならんもんかね……」
俺はどうしようもないという言葉が嫌いだった。
「不可能だ」と言われると、可能にしたくなった。
挑戦状を叩きつけられたような気になる。
——どうしようもないって言われると、逆にどうにかしたくなるんだよな。
そして、アリシアは、ゲーム内では最高の魔術適性を持つ存在だった。
病さえなければ、作中最強の魔術師になっていた――そういう設定がある。
つまり、彼女は宝石の原石だ。
可能性の塊。磨けば、とんでもない光を放つ存在になる。
「……いいな。正直、あの女……欲しいな」
思わず、口からこぼれていた。
自分でも笑ってしまうほど、欲望が混ざった声だった。
「……え?」
ミリアムがドアノブに手をかけたまま、ぴたりと動きを止めた。
ちょうど用事を終えて戻ってきたところだった。
(『あの女』って……まさか、私のこと……?)
何故か、ミリアムは忍び足で、そっとドアを閉めると、その場を立ち去った。
22
あなたにおすすめの小説
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
転生したら遊び人だったが遊ばず修行をしていたら何故か最強の遊び人になっていた
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで先行投稿中。
遊戯遊太(25)は会社帰りにふらっとゲームセンターに入った。昔遊んだユーフォーキャッチャーを見つめながらつぶやく。
「遊んで暮らしたい」その瞬間に頭に声が響き時間が止まる。
「異世界転生に興味はありますか?」
こうして遊太は異世界転生を選択する。
異世界に転生すると最弱と言われるジョブ、遊び人に転生していた。
「最弱なんだから努力は必要だよな!」
こうして雄太は修行を開始するのだが……
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
ゲームの悪役貴族に転生した俺、断罪されて処刑される未来を回避するため死ぬ気で努力したら、いつの間にか“救国の聖人”と呼ばれてたんだが
夏見ナイ
ファンタジー
過労死した俺が転生したのは、大好きな乙女ゲームの悪役貴族アレン。待つのはヒロインたちからの断罪と処刑エンド!?冗談じゃない!
絶対に生き延びて平穏な老後を送るため、俺はゲーム知識を総動員して破滅フラグ回避に奔走する。領地を改革し、民を救い、来るべき災厄に備えて血の滲むような努力を重ねた。
ただ死にたくない一心だったのに、その行動はなぜか周囲に「深謀遠慮の聖人」と勘違いされ、評価はうなぎ登り。
おまけに、俺を断罪するはずの聖女や王女、天才魔導師といったヒロインたちが「運命の人だわ!」「結婚してください!」と次々に迫ってきて……!?
これは、破滅を回避したいだけの悪役貴族が、いつの間にか国を救う英雄に祭り上げられ、ヒロインたちに溺愛される勘違い救国ファンタジー!
帰還勇者の盲愛生活〜異世界で失った仲間たちが現代で蘇り、俺を甘やかしてくる~
キョウキョウ
ファンタジー
普通の会社員だった佐藤隼人(さとうはやと)は、ある日突然異世界に招かれる。
異世界で勇者として10年間を旅して過ごしながら魔王との戦いに決着をつけた隼人。
役目を終えて、彼は異世界に旅立った直後の現代に戻ってきた。
隼人の意識では10年間という月日が流れていたが、こちらでは一瞬の出来事だった。
戻ってきたと実感した直後、彼の体に激痛が走る。
異世界での経験と成長が現代の体に統合される過程で、隼人は1ヶ月間寝込むことに。
まるで生まれ変わるかのような激しい体の変化が続き、思うように動けなくなった。
ようやく落ち着いた頃には無断欠勤により会社をクビになり、それを知った恋人から別れを告げられる。
それでも隼人は現代に戻ってきて、生きられることに感謝する。
次の仕事を見つけて、新しい生活を始めようと前向きになった矢先、とある人物が部屋を訪ねてくる。
その人物とは、異世界で戦友だった者の名を口にする女子高生だった。
「ハヤト様。私たちの世界を救ってくれて、本当にありがとう。今度は、私たちがあなたのことを幸せにします!」
※カクヨムにも掲載中です。
趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた
歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。
剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。
それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。
そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー
「ご命令と解釈しました、シン様」
「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」
次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。
チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました
Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である!
主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない!
旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む!
基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。
王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる