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革の手袋
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驚きましたか? まるで長い間日に当たっていたように暖かいでしょう。新しくみえますが、恐ろしく古い物です。革に毛皮の飾りというデザインは古代から変わらないのですね。
それを持っていたのはオーロラと氷の国に住むお姫様でした。とても美しく、特にその手の白さとたおやかさは周りの国までも広まっていたといいます。
ある日、とある男から贈り物としてその手袋が届けられました。ご覧の通り、不思議なぬくもりを持つその手袋を、姫はとても気にいり、部屋にいるときも外さなかったといいます。
しかし、その頃姫は気味の悪い夢を見るようになりました。見知らぬ男が、姫の手を取り、キスし、ねぶり、私の口からは言えないような事をするのです。
最初姫はその夢とその手袋を結び付けて考えてはいませんでした。しかし、氷原に現れたという氷の華を見に行こうと、準備されたソリに向かっていた時です。雪に足を取られ姫はひどくよろめき、針葉樹の幹ではめていた手袋をひっかいてしまったのです。
浅くついた傷から、血が流れ出したとき、姫は驚いたでしょうね。
後で分かったことですが、その手袋は、姫に想いをよせたある魔術師が、自らの体を変化させたものだったのです。そして魔術師は弟子を使って自らを姫の下へ届けさせたのでした。ほら、その毛皮のかざり、獣の物にしては固く、人間の髪のようでしょう?
おっと! だめですよ、床に放り投げては。
姫は家来に命じ、血を流す不気味な手袋を、遠くへ投げ捨てさせました。代わりに別の手袋をはめましたが、魔術師の呪いか、暖かな手袋のせいで皮膚が弱っていたのか、両手が凍傷にかかり、美しさは見る影もなくなったそうです。
投げ捨てられた手袋が、それからどうやってこの店までやってきたかを語っていたら、三日はかかってしまうでしょうから、やめておきましょう。
私も手袋に傷をつけてしまったことがありましたが、本当に赤い血が流れました。その傷はまるで本物の皮膚に付いたように癒えて消えてしまいましたが。どうですか、試しに少し切ってみますか……?
それを持っていたのはオーロラと氷の国に住むお姫様でした。とても美しく、特にその手の白さとたおやかさは周りの国までも広まっていたといいます。
ある日、とある男から贈り物としてその手袋が届けられました。ご覧の通り、不思議なぬくもりを持つその手袋を、姫はとても気にいり、部屋にいるときも外さなかったといいます。
しかし、その頃姫は気味の悪い夢を見るようになりました。見知らぬ男が、姫の手を取り、キスし、ねぶり、私の口からは言えないような事をするのです。
最初姫はその夢とその手袋を結び付けて考えてはいませんでした。しかし、氷原に現れたという氷の華を見に行こうと、準備されたソリに向かっていた時です。雪に足を取られ姫はひどくよろめき、針葉樹の幹ではめていた手袋をひっかいてしまったのです。
浅くついた傷から、血が流れ出したとき、姫は驚いたでしょうね。
後で分かったことですが、その手袋は、姫に想いをよせたある魔術師が、自らの体を変化させたものだったのです。そして魔術師は弟子を使って自らを姫の下へ届けさせたのでした。ほら、その毛皮のかざり、獣の物にしては固く、人間の髪のようでしょう?
おっと! だめですよ、床に放り投げては。
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投げ捨てられた手袋が、それからどうやってこの店までやってきたかを語っていたら、三日はかかってしまうでしょうから、やめておきましょう。
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