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31.グランドヘルメス
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二人ともどこまで行ったんだろう。
山道を進むと、大きな木が生えた場所にでた。ここは山の中腹あたりだろうか。
「雷鳥はこういった場所を好んで巣を作る。だけど雷鳥の気配は無いし、ヴィンスとリシテアの二人も見当たらない」
「どこ行ったんでしょうね」
「それより、ここは景色がいいな。今度のデートはここにするか」
「仕事中ですよ、フィオルさん……」
道はまだ上に続いている。二人はこの先にいるのか。
山道を進んでいると魔力の発動を感じた。
「どうやらこの先にいるな」
駆け足で上がっていくと、そこにはヴィンスさんとリシテアさん、そして、二人に襲い掛かる大きな怪鳥の姿があった。
「ジリリリッ……キィィィッ!!」
「雷鳥だ! ミア、気をつけろ!」
「はい!」
雷鳥が羽ばたくと、辺りにプラズマのような現象が発生する。
これは、土属性の魔法!? 雷鳥の雷ってなんだろうと思ってたけど土属性だったんだ……。
地面から立ち上る稲妻がヴィンスさんとリシテアさんを襲う。
間一髪で二人はそれを避けて、雷鳥は空高く舞い上がった。
「あの個体は雌の雷鳥……巣から離れさせるため、ここまで上がってきたのか」
上空からの突撃はリシテアさんのラウンド・シールドが防いだ。フィオルさんの言っていた通り、突撃の威力はかなり高そうだ。
「まぁ……雷鳥はあの二人に気を取られてるから、俺とミアがここから魔法を撃てば終わるな」
「そう言われてみたらそうですね」
「だが、俺たちは治癒が仕事だし、ヴィンスは一人で倒すと言っていたから手は出さないでおこう」
フィオルさんも私も様子見をすることにした。
これも新人のヴィンスさんに魔物の危険性をわからせるため。
巻き込まれているリシテアさんは可哀想だけど、なんならリシテアさんもこっちに引っ張ってきてあげたいけど、あの人もなんだかんだ言って面倒見いい人だから。
「ヴィンス! あなた一人で倒せるんじゃ無かったの!?」
「昨日は不意打ちだったから魔法を当てられたんです! こんな、いきなり襲いかかってくるなんて聞いてないですよ!」
たかが雷鳥と舐めてるからそうなる。
ユリウスさんがいたら、きっとそう言ってる。
私的にはあんな大きな鳥、全然たかがじゃないんだけどね。
「ん? なんかおかしいぞ」
雷鳥の動きが止まった。
ヴィンスさんとリシテアさんの方じゃなくて別のところを見ているみたいに見えるけど……。
「ピシャァァァッ!! ギャギャギャッ!!」
雷鳥が見つめる先に何かが凄い勢いで飛んで来るのが見えた。
雷鳥が稲妻を放つも、それは長い体をくねらせて避けてしまう。
「でかい虫!?」
「あれは……まずい! グランドヘルメスだ!」
でかい虫の前方に光る円形の術式のようなものが浮かび上がった。あれは何……?
そう思った直後、その円から竜巻のような突風が巻き起こり雷鳥を襲った。
突風にズタズタに引き裂かれ、雷鳥は力なく落ちていく。
「ミア! 今のうちにリシテアたちのところに行くぞ!」
虫の魔物は墜落した雷鳥を貪り始めた。
虫っていうよりも、長い体が蛇みたいにも見える。
今は雷鳥を食べることに夢中で、こちらには気がついてないみたいだけど。
「リシテア、あれは相手が悪い。一時撤退しよう」
「わかりました、フィオル課長!」
「何を言ってるんですか? あんな虫、僕の火の魔法で一撃ですよ」
「やめろ! 迂闊に手を出すんじゃない!」
「──【デオ・フレアブラスト】!」
フィオルさんが止めるのを聞かず、ヴィンスさんは火球を虫の魔物に向けて放ってしまった。
それに気づいた魔物は大きな翅を使って魔法を掻き消し、ゆっくりとこちらに振り向いた。
これはあれだ……ケイドさんの時と同じパターンだ。
「グギ……ギギ……ギィィィィ」
不気味な鳴き声を発しながら大きく発達した顎をカシャカシャと動かしている。
「そんな炎であいつは倒せやしない……それより、今のであいつに気付かれてしまった」
フィオルさんが怖気づいている?
あの魔物、そんなにやばい魔物なんだ……。
「リシテア! ラウンド・シールドだ!
こうなったら、やるしかない……!」
「──【ラウンド・シールド】ッ!!」
風のような速さで突撃してきた魔物の攻撃で、リシテアさんのラウンド・シールドは一撃で破壊されてしまった。
「そんなっ……!」
「また来るぞ! 俺の詠唱が終わるまでラウンド・シールドで耐えてくれ!」
フィオルさんの詠唱……これは、オークキングを切り裂いたあの魔法だ。
「ギャルルルッ!!」
「──【ラウンド・シールド】ォッ!!」
「「きゃあぁぁぁっ!!」」
「うわぁーーっ!」
「くっ……!」
シールドが割れ、私たちはその衝撃で吹き飛ばされてしまった。
だけど、フィオルさんはなんとか堪えて、指先を魔物に向ける。
「──【レゾナンス・デオ・アクアレイ】ッ!!」
フィオルさんの指先から放たれた水の刃が虫の魔物に襲いかかる。
魔物は薙ぎ払う動きから逃れようと、上空に向けて羽ばたき始めた。
「【ラディアント・デオ・アークライト】!」
浮き上がった魔物に向け無数の閃光の矢を放ち、翅を全て貫いて地上に落とす。
逃がさないよ──無詠唱で威力は落ちてるけど、柔らかそうな翅ならこれで十分だ。
フィオルさんは地上に落下し動きの止まった魔物の胴体を、水の刃で斜めに切り裂いた。
***
「……なんとかなったな。ミア、アシストありがとう」
「フィオルさんの魔法が無かったら倒せてないですよ」
「二人とも……治癒士じゃ無かったんですか?」
「特別よ、あの二人は……」
初めて見る魔物ばかりでちょっとびっくりしたけど、フィオルさんのおかげで倒すことができてよかった。
撤退するって言ってたけど、あんなの放置して帰ったら、それこそ村に甚大な被害が出そうだもんね。
帰る頃にはヴィンスさんはすっかり大人しくなって、私たちに対して嫌な態度を取ることもなくなっていた。
「フィオル課長、本当に私たちが退治したことにしてしまっていいんですか?」
「いいよ。報告書書くのめんどくさいし」
「でも、グランドヘルメスは私たち二人で倒せる魔物ではありませんよ……」
「じゃあ、いっそ出なかったことにしちゃうとか……」
「フィオルさん、村長さんが依頼者の記載欄に書いちゃってるからそれは無理ですよ」
イレギュラーな魔物が出たせいで、なんだか面倒なことになってるみたい。仕方ないから、報告書は私の方で書いておこうかな。
そういえば、私たち治癒士として同伴したのに治癒らしい治癒なんて一度もしてなかったね。
「あの……フィオル課長、ミアさん」
「ん?」「はい?」
「生意気な態度をとってすみませんでした……」
「これに懲りたら、ちゃんと先輩たちの言うこと聞くんだぞ」
「私は許さん」
「はい……って、えぇっ!?」
人のこと貧相とか言いやがって、そう簡単に許すわけないでしょうが。
目からビーム撃つよ?
「あ、あのことですね!? どうぞ、いくらでも殴ってください!」
「じゃあ遠慮なく」
「ミア、許してやれ。こいつも反省してる」
「フィオルさんもそう思ってたくせに……」
「それでさっき蹴ってきたのか!
……ごめん、今はそんなこと思ってないよ」
そんな素直に謝られたら……仕方ない、許してあげますか。
「あの……僕が討伐に出る時、また二人についてきて貰えたら心強いです」
「私が決められることじゃないから……」
「俺も、今回はエーミールの代わりに出ただけだからな……そうだ! お前、ちゃんとうちのトーマスとエーミールにも謝っとけよ!」
「わ、わかりました! 後日、薬学治癒課の方へ伺わせていただきます!」
エーミールさんのことすっかり忘れてたけど、一応これでその件も解決かな? 果たして、エーミールさんが許してくれるかどうかは知らんけど。
「ミア、あんた本当に強くなったわね。
魔導書が読めないって困ってた頃が懐かしいわ」
「リシテアさんは優しくなりましたよね」
「まぁね……課長にも散々怒られたし」
「今のリシテアさん、私は好きですよ」
「そ、そう……? ありがとう」
それよりも、その胸の詰め物がどこに売ってるのか、今度教えてください。私も買いに行くので。
後日、約束通り薬学治療課にヴィンスさんがやってきた。エーミールさんたちとも仲直りできたみたい。
文句を言いながらも同伴に出てくれるようになって、私もフィオルさんも安心している。
そういえば、あのグランドヘルメスとかいう魔物。
すごく強かったけど、あれでまだ成長途中なんだとか。
あれ以上強い方の姿で来られなくて、本当によかった……。
山道を進むと、大きな木が生えた場所にでた。ここは山の中腹あたりだろうか。
「雷鳥はこういった場所を好んで巣を作る。だけど雷鳥の気配は無いし、ヴィンスとリシテアの二人も見当たらない」
「どこ行ったんでしょうね」
「それより、ここは景色がいいな。今度のデートはここにするか」
「仕事中ですよ、フィオルさん……」
道はまだ上に続いている。二人はこの先にいるのか。
山道を進んでいると魔力の発動を感じた。
「どうやらこの先にいるな」
駆け足で上がっていくと、そこにはヴィンスさんとリシテアさん、そして、二人に襲い掛かる大きな怪鳥の姿があった。
「ジリリリッ……キィィィッ!!」
「雷鳥だ! ミア、気をつけろ!」
「はい!」
雷鳥が羽ばたくと、辺りにプラズマのような現象が発生する。
これは、土属性の魔法!? 雷鳥の雷ってなんだろうと思ってたけど土属性だったんだ……。
地面から立ち上る稲妻がヴィンスさんとリシテアさんを襲う。
間一髪で二人はそれを避けて、雷鳥は空高く舞い上がった。
「あの個体は雌の雷鳥……巣から離れさせるため、ここまで上がってきたのか」
上空からの突撃はリシテアさんのラウンド・シールドが防いだ。フィオルさんの言っていた通り、突撃の威力はかなり高そうだ。
「まぁ……雷鳥はあの二人に気を取られてるから、俺とミアがここから魔法を撃てば終わるな」
「そう言われてみたらそうですね」
「だが、俺たちは治癒が仕事だし、ヴィンスは一人で倒すと言っていたから手は出さないでおこう」
フィオルさんも私も様子見をすることにした。
これも新人のヴィンスさんに魔物の危険性をわからせるため。
巻き込まれているリシテアさんは可哀想だけど、なんならリシテアさんもこっちに引っ張ってきてあげたいけど、あの人もなんだかんだ言って面倒見いい人だから。
「ヴィンス! あなた一人で倒せるんじゃ無かったの!?」
「昨日は不意打ちだったから魔法を当てられたんです! こんな、いきなり襲いかかってくるなんて聞いてないですよ!」
たかが雷鳥と舐めてるからそうなる。
ユリウスさんがいたら、きっとそう言ってる。
私的にはあんな大きな鳥、全然たかがじゃないんだけどね。
「ん? なんかおかしいぞ」
雷鳥の動きが止まった。
ヴィンスさんとリシテアさんの方じゃなくて別のところを見ているみたいに見えるけど……。
「ピシャァァァッ!! ギャギャギャッ!!」
雷鳥が見つめる先に何かが凄い勢いで飛んで来るのが見えた。
雷鳥が稲妻を放つも、それは長い体をくねらせて避けてしまう。
「でかい虫!?」
「あれは……まずい! グランドヘルメスだ!」
でかい虫の前方に光る円形の術式のようなものが浮かび上がった。あれは何……?
そう思った直後、その円から竜巻のような突風が巻き起こり雷鳥を襲った。
突風にズタズタに引き裂かれ、雷鳥は力なく落ちていく。
「ミア! 今のうちにリシテアたちのところに行くぞ!」
虫の魔物は墜落した雷鳥を貪り始めた。
虫っていうよりも、長い体が蛇みたいにも見える。
今は雷鳥を食べることに夢中で、こちらには気がついてないみたいだけど。
「リシテア、あれは相手が悪い。一時撤退しよう」
「わかりました、フィオル課長!」
「何を言ってるんですか? あんな虫、僕の火の魔法で一撃ですよ」
「やめろ! 迂闊に手を出すんじゃない!」
「──【デオ・フレアブラスト】!」
フィオルさんが止めるのを聞かず、ヴィンスさんは火球を虫の魔物に向けて放ってしまった。
それに気づいた魔物は大きな翅を使って魔法を掻き消し、ゆっくりとこちらに振り向いた。
これはあれだ……ケイドさんの時と同じパターンだ。
「グギ……ギギ……ギィィィィ」
不気味な鳴き声を発しながら大きく発達した顎をカシャカシャと動かしている。
「そんな炎であいつは倒せやしない……それより、今のであいつに気付かれてしまった」
フィオルさんが怖気づいている?
あの魔物、そんなにやばい魔物なんだ……。
「リシテア! ラウンド・シールドだ!
こうなったら、やるしかない……!」
「──【ラウンド・シールド】ッ!!」
風のような速さで突撃してきた魔物の攻撃で、リシテアさんのラウンド・シールドは一撃で破壊されてしまった。
「そんなっ……!」
「また来るぞ! 俺の詠唱が終わるまでラウンド・シールドで耐えてくれ!」
フィオルさんの詠唱……これは、オークキングを切り裂いたあの魔法だ。
「ギャルルルッ!!」
「──【ラウンド・シールド】ォッ!!」
「「きゃあぁぁぁっ!!」」
「うわぁーーっ!」
「くっ……!」
シールドが割れ、私たちはその衝撃で吹き飛ばされてしまった。
だけど、フィオルさんはなんとか堪えて、指先を魔物に向ける。
「──【レゾナンス・デオ・アクアレイ】ッ!!」
フィオルさんの指先から放たれた水の刃が虫の魔物に襲いかかる。
魔物は薙ぎ払う動きから逃れようと、上空に向けて羽ばたき始めた。
「【ラディアント・デオ・アークライト】!」
浮き上がった魔物に向け無数の閃光の矢を放ち、翅を全て貫いて地上に落とす。
逃がさないよ──無詠唱で威力は落ちてるけど、柔らかそうな翅ならこれで十分だ。
フィオルさんは地上に落下し動きの止まった魔物の胴体を、水の刃で斜めに切り裂いた。
***
「……なんとかなったな。ミア、アシストありがとう」
「フィオルさんの魔法が無かったら倒せてないですよ」
「二人とも……治癒士じゃ無かったんですか?」
「特別よ、あの二人は……」
初めて見る魔物ばかりでちょっとびっくりしたけど、フィオルさんのおかげで倒すことができてよかった。
撤退するって言ってたけど、あんなの放置して帰ったら、それこそ村に甚大な被害が出そうだもんね。
帰る頃にはヴィンスさんはすっかり大人しくなって、私たちに対して嫌な態度を取ることもなくなっていた。
「フィオル課長、本当に私たちが退治したことにしてしまっていいんですか?」
「いいよ。報告書書くのめんどくさいし」
「でも、グランドヘルメスは私たち二人で倒せる魔物ではありませんよ……」
「じゃあ、いっそ出なかったことにしちゃうとか……」
「フィオルさん、村長さんが依頼者の記載欄に書いちゃってるからそれは無理ですよ」
イレギュラーな魔物が出たせいで、なんだか面倒なことになってるみたい。仕方ないから、報告書は私の方で書いておこうかな。
そういえば、私たち治癒士として同伴したのに治癒らしい治癒なんて一度もしてなかったね。
「あの……フィオル課長、ミアさん」
「ん?」「はい?」
「生意気な態度をとってすみませんでした……」
「これに懲りたら、ちゃんと先輩たちの言うこと聞くんだぞ」
「私は許さん」
「はい……って、えぇっ!?」
人のこと貧相とか言いやがって、そう簡単に許すわけないでしょうが。
目からビーム撃つよ?
「あ、あのことですね!? どうぞ、いくらでも殴ってください!」
「じゃあ遠慮なく」
「ミア、許してやれ。こいつも反省してる」
「フィオルさんもそう思ってたくせに……」
「それでさっき蹴ってきたのか!
……ごめん、今はそんなこと思ってないよ」
そんな素直に謝られたら……仕方ない、許してあげますか。
「あの……僕が討伐に出る時、また二人についてきて貰えたら心強いです」
「私が決められることじゃないから……」
「俺も、今回はエーミールの代わりに出ただけだからな……そうだ! お前、ちゃんとうちのトーマスとエーミールにも謝っとけよ!」
「わ、わかりました! 後日、薬学治癒課の方へ伺わせていただきます!」
エーミールさんのことすっかり忘れてたけど、一応これでその件も解決かな? 果たして、エーミールさんが許してくれるかどうかは知らんけど。
「ミア、あんた本当に強くなったわね。
魔導書が読めないって困ってた頃が懐かしいわ」
「リシテアさんは優しくなりましたよね」
「まぁね……課長にも散々怒られたし」
「今のリシテアさん、私は好きですよ」
「そ、そう……? ありがとう」
それよりも、その胸の詰め物がどこに売ってるのか、今度教えてください。私も買いに行くので。
後日、約束通り薬学治療課にヴィンスさんがやってきた。エーミールさんたちとも仲直りできたみたい。
文句を言いながらも同伴に出てくれるようになって、私もフィオルさんも安心している。
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