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高校生活1
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美咲が選んだ高校は、県内でも指おりの進学校だ。
本来なら、自分の学力では絶対受からない学校なのだが、どういうわけだか女性になったおかげで頭が良くなったらしい。
病院の先生曰く、男性と女性は使う脳が違く、今まで男性で使っていた部分と、女性になってから使うようになった部分が合わさって、通常の人の2倍脳細胞が活性化したのが原因らしいのだけど・・。
そのせいで、入学式に新入生代表で挨拶する羽目になったり、ミス清風に1年生で選ばれたり・、あんまり目立ちたくないのに・・。
今日も憂鬱な気分で登校していると、背中をポンと叩かれた。
「おはよう、美咲。」
元気な声が後ろから聞こえた・。
振り向かなくても誰なのかすぐに分かったが、声をかけられたので振り向いて、
「おはよう、詩織。」と挨拶をする。
「朝から元気ないなあ、もう梅雨も明けたし、これから夏だというのに・。」
美咲の背中を軽く叩きながら横に並ぶ・。
この元気な女の子は、小学校からの幼馴染で、この高校で唯一私が元男だと知っている人。
実は、中学の時に告白して付き合う事になったのだけど、半年前に女になってしまって、恋人から親友になってくれた奇特な人。
一時はかなり落ち込んで、そのまま会わずに別れようと思っていたら家まで乗り込んできて女になった私を見て、
「あなた誰?鳴海の何?浮気相手?」
凄い勘違いしたけど、私が女になった話をしたら、恋人にはなれないけど、これからは親友としてずーと一緒にいてあげる。と言ってくれた・。
その証拠にわざわざ家から遠いこんな高校まで一緒に通ってくれる、ありがたい奇特な人だ・。
正直言って私は、夏が嫌いだ・。
それは肌が露出する分、自分の体を他人に好奇な目で見られるからだ。
本来ならこの制服を着るのは嫌なのだけど、
今はやりの短い丈のセーラー服、胸には赤のリボン。
女性にはかなり人気なのだけど、元男の私はそれを着るのが・。
学校の決まりだから仕方ないけど、本来ならジャージで登校したぃ。
でも、校則があるので・・。
ブラジャーも本来は着けたくないけど、着けないと余計好奇な目にさらされるので。
もちろん、化粧もしてない。
女性として生きると決めたけど、まだ心の準備ができてない。
心がまだ男である限り、言葉遣いも気を抜くと男言葉になるし、絶対男と結婚なんてしないと誓っている。
本来なら、自分の学力では絶対受からない学校なのだが、どういうわけだか女性になったおかげで頭が良くなったらしい。
病院の先生曰く、男性と女性は使う脳が違く、今まで男性で使っていた部分と、女性になってから使うようになった部分が合わさって、通常の人の2倍脳細胞が活性化したのが原因らしいのだけど・・。
そのせいで、入学式に新入生代表で挨拶する羽目になったり、ミス清風に1年生で選ばれたり・、あんまり目立ちたくないのに・・。
今日も憂鬱な気分で登校していると、背中をポンと叩かれた。
「おはよう、美咲。」
元気な声が後ろから聞こえた・。
振り向かなくても誰なのかすぐに分かったが、声をかけられたので振り向いて、
「おはよう、詩織。」と挨拶をする。
「朝から元気ないなあ、もう梅雨も明けたし、これから夏だというのに・。」
美咲の背中を軽く叩きながら横に並ぶ・。
この元気な女の子は、小学校からの幼馴染で、この高校で唯一私が元男だと知っている人。
実は、中学の時に告白して付き合う事になったのだけど、半年前に女になってしまって、恋人から親友になってくれた奇特な人。
一時はかなり落ち込んで、そのまま会わずに別れようと思っていたら家まで乗り込んできて女になった私を見て、
「あなた誰?鳴海の何?浮気相手?」
凄い勘違いしたけど、私が女になった話をしたら、恋人にはなれないけど、これからは親友としてずーと一緒にいてあげる。と言ってくれた・。
その証拠にわざわざ家から遠いこんな高校まで一緒に通ってくれる、ありがたい奇特な人だ・。
正直言って私は、夏が嫌いだ・。
それは肌が露出する分、自分の体を他人に好奇な目で見られるからだ。
本来ならこの制服を着るのは嫌なのだけど、
今はやりの短い丈のセーラー服、胸には赤のリボン。
女性にはかなり人気なのだけど、元男の私はそれを着るのが・。
学校の決まりだから仕方ないけど、本来ならジャージで登校したぃ。
でも、校則があるので・・。
ブラジャーも本来は着けたくないけど、着けないと余計好奇な目にさらされるので。
もちろん、化粧もしてない。
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心がまだ男である限り、言葉遣いも気を抜くと男言葉になるし、絶対男と結婚なんてしないと誓っている。
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