ある女(男?)の物語

ゆきちゃん

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高校生活3

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「海行くよりも前に期末テストがあるでしょう。試験大丈夫?」
「大丈夫。美咲に教えてもらうから。」
全く、自分で勉強しなきゃ意味無いのに・・。

「むう~・。中学の時は私の方が頭良かったのに・・」
ズルーい。


「それじゃ、週末家で泊まりで勉強ね。」
「でも、私はともかく、詩織は誰か好きな人いないの?
詩織って結構美人だし、話しやすいし、モテそうなんだけど・・。

「いるよ。」
えっ、誰?
「美咲。」
・・・・
私今は女なんだけど・・。
「知っている・・。でも、今は美咲より好きな人がいないから・。」

「私よりも美咲はどうなの?好きな人いないの?」
・・いない・。
今は詩織と一緒の方が楽しいし、男を好きになれそうもない・。


こんな時間がいつまでも続けばいいのに・・。
2人はそう思っている・。
でも、いつかは終わってしまうのかもしれない・。
お互いよりももっと大切な人が出来たら・・?
私は無理でも、詩織ならきっと・・。
その時私は心から祝福出来るのだろうか・・?





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