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往生際が悪い人達
本当に、居ないの?
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夫人は、納得出来なかった。
自分が手塩にかけて育てたクリストファー。
もし万が一、戦場に取り残されたとしても生き残って戻ってくるはずだった。
クリストファー……本当に、死んでしまったというの?
「すいません。戻りました~。休憩ありがとうございました~!」
と、ちょっと能天気? っぽい声が受付に。
見れば、クリストファーと同年代の女性だった。
出るところは出て、引っ込むべきところはキュッと引っ込んだ、スタイル抜群の女性だ。
「おセイちゃんお帰り~。じゃ、交代で休むわね~?」
それまで夫人に応対していた受付嬢が、席を立つ。
「おぉ、セイ。そろそろ受付業務慣れてきたか?」
「ん~……やっぱり事務仕事の方がいいですね~。だって……視線が……」
受付周辺の男どもの視線が、セイと呼ばれた女性の胸に一点集中している。
受付していた男性は、シブい顔で周囲を見渡すと。
「……まぁ……男だからな……」
と言った後、声を張り上げて更に。
「お前ら、あんまりセイに妙な視線向けるなよ。コールが知ったら……」
その場にいた男たちの視線がスッとそらされた。
夫人は、セイと呼ばれた女性を改めて見る。
確かに男の気をそそる美女だ。
胸も豊かだ。
目を奪われるのも納得だ。
正直、娘達よりも……。
クリストファーが居なかったのは、良い事なのかも知れない。
女の色香に惑うような軟弱者に育てたつもりはないが、あのいかず後家に弄ばれていたようだし、女を知っているのなら、あのセイという女は魅力的に見えるだろう。
自分が手塩にかけて育てたクリストファー。
もし万が一、戦場に取り残されたとしても生き残って戻ってくるはずだった。
クリストファー……本当に、死んでしまったというの?
「すいません。戻りました~。休憩ありがとうございました~!」
と、ちょっと能天気? っぽい声が受付に。
見れば、クリストファーと同年代の女性だった。
出るところは出て、引っ込むべきところはキュッと引っ込んだ、スタイル抜群の女性だ。
「おセイちゃんお帰り~。じゃ、交代で休むわね~?」
それまで夫人に応対していた受付嬢が、席を立つ。
「おぉ、セイ。そろそろ受付業務慣れてきたか?」
「ん~……やっぱり事務仕事の方がいいですね~。だって……視線が……」
受付周辺の男どもの視線が、セイと呼ばれた女性の胸に一点集中している。
受付していた男性は、シブい顔で周囲を見渡すと。
「……まぁ……男だからな……」
と言った後、声を張り上げて更に。
「お前ら、あんまりセイに妙な視線向けるなよ。コールが知ったら……」
その場にいた男たちの視線がスッとそらされた。
夫人は、セイと呼ばれた女性を改めて見る。
確かに男の気をそそる美女だ。
胸も豊かだ。
目を奪われるのも納得だ。
正直、娘達よりも……。
クリストファーが居なかったのは、良い事なのかも知れない。
女の色香に惑うような軟弱者に育てたつもりはないが、あのいかず後家に弄ばれていたようだし、女を知っているのなら、あのセイという女は魅力的に見えるだろう。
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