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ナニゆえに。
そして。
その後、しつこくしつこく絡んでこようとする奇行子を、兄君様があしらって──かなりテキトーに──時間を見計らって、撤収。
侯爵家に帰るや否や。
「いったい全体、何がどうして王子殿下の気を引くような事になった!」
……の、詰問大会開催。
とにかく、侯爵様とご夫人が、迫力満載。
何でだ。
いや、私そこそこ気配消して、壁の花に徹してましたが?
ご存知ですよね?
完全に気配消したら、違う意味でマズいかな、と思って。
うっわ存在感うすっ! 程度に気配残して分かりやすく潜んでましたけど。
婚約破棄&侍女の駆け落ちで、心痛がハンパない病み上がりの令嬢っポく振る舞ってたつもりだったんだが……甘かったかな?
ひっそりと反省してたら。
「いや。お前はちゃんと役割を演じていた」
兄君様が援護して下さった。
「今にも倒れるんじゃないか? って風情でひっそりとした佇まいに、ハラハラする令嬢方やら、かの令嬢を支えて差し上げたい、と熱望する子息達が、わんさか湧いた。……アレクザンドラとどこがどう違うのか、今一つよくわからんのだが。……どうも、お前の方が評判が良いようだ」
知りませんよ、んなこたぁ。
「しかし……。ティールのサイモン殿下か……。面倒な方に目を付けられたな」
侯爵様は、渋い顔をしている。
「本当に厄介な事になる前に、お前は早急に領地に向かいなさい」
夫人からの言葉。
言い方はちょっとキツめだけど、その表情は悩ましげだ。
顔中に、「心配!」って書いてあるみたいだ。
で。
近日中に領地へ向けて出発するハズだったんだが……。
残念ながら、一足遅かった、らしい。
侯爵家に帰るや否や。
「いったい全体、何がどうして王子殿下の気を引くような事になった!」
……の、詰問大会開催。
とにかく、侯爵様とご夫人が、迫力満載。
何でだ。
いや、私そこそこ気配消して、壁の花に徹してましたが?
ご存知ですよね?
完全に気配消したら、違う意味でマズいかな、と思って。
うっわ存在感うすっ! 程度に気配残して分かりやすく潜んでましたけど。
婚約破棄&侍女の駆け落ちで、心痛がハンパない病み上がりの令嬢っポく振る舞ってたつもりだったんだが……甘かったかな?
ひっそりと反省してたら。
「いや。お前はちゃんと役割を演じていた」
兄君様が援護して下さった。
「今にも倒れるんじゃないか? って風情でひっそりとした佇まいに、ハラハラする令嬢方やら、かの令嬢を支えて差し上げたい、と熱望する子息達が、わんさか湧いた。……アレクザンドラとどこがどう違うのか、今一つよくわからんのだが。……どうも、お前の方が評判が良いようだ」
知りませんよ、んなこたぁ。
「しかし……。ティールのサイモン殿下か……。面倒な方に目を付けられたな」
侯爵様は、渋い顔をしている。
「本当に厄介な事になる前に、お前は早急に領地に向かいなさい」
夫人からの言葉。
言い方はちょっとキツめだけど、その表情は悩ましげだ。
顔中に、「心配!」って書いてあるみたいだ。
で。
近日中に領地へ向けて出発するハズだったんだが……。
残念ながら、一足遅かった、らしい。
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