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人は変わらない。
ほんのりと。
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王弟殿下のご機嫌がナナメに傾きつつあるけど。
そこらへんの、王弟殿下の心の機敏については、左ナナメ前にそっと置いといて。
ケーリッシュ嬢曰く。
確かに妹にくっついて兄も来ていた。
が、自分には既に婚約者が決定していてた。
いくら図々しい伯爵家でも、王家との婚約に嘴突っ込む勇気はなかったらしい。
2・3度共にお茶をいただいた程度の付き合い、だそーな。
「あんな騒ぎが起きた時点で、伯爵家の方々は。何とか兄の方を私の婚約者に捩じ込みたかったようですが」
ケーリッシュ嬢、うっとりと憧れる目を王弟殿下に向けて。
「私には、心の底から焦がれ、愛している方がいらっしゃいました。その方と婚約が整った時、私、このまま儚くなるんじゃないか? と思いましたわ」
だって叶うハズの無い願いでしたもの。
思いがけなく望みが叶った今、周囲の方々が何を言っても耳に入りませんわ。
うっとり。
王弟殿下、改めてケーリッシュ嬢の想いを聞かされて。
「オリヴィア……」
なんて名前を呼んで、二人して手を取り合いうっとりと……。
うわ~、ここに居ずらい。
私、席外そうか?
そこらへんの、王弟殿下の心の機敏については、左ナナメ前にそっと置いといて。
ケーリッシュ嬢曰く。
確かに妹にくっついて兄も来ていた。
が、自分には既に婚約者が決定していてた。
いくら図々しい伯爵家でも、王家との婚約に嘴突っ込む勇気はなかったらしい。
2・3度共にお茶をいただいた程度の付き合い、だそーな。
「あんな騒ぎが起きた時点で、伯爵家の方々は。何とか兄の方を私の婚約者に捩じ込みたかったようですが」
ケーリッシュ嬢、うっとりと憧れる目を王弟殿下に向けて。
「私には、心の底から焦がれ、愛している方がいらっしゃいました。その方と婚約が整った時、私、このまま儚くなるんじゃないか? と思いましたわ」
だって叶うハズの無い願いでしたもの。
思いがけなく望みが叶った今、周囲の方々が何を言っても耳に入りませんわ。
うっとり。
王弟殿下、改めてケーリッシュ嬢の想いを聞かされて。
「オリヴィア……」
なんて名前を呼んで、二人して手を取り合いうっとりと……。
うわ~、ここに居ずらい。
私、席外そうか?
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