特技は有効利用しよう。

庭にハニワ

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人は変わらない。

どーしても、と言うのなら。

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ハイドさんや。
アナタの趣味嗜好とは合わないってコトはよーく分かっているけれど。

「この場合、ガマンして私のパートナーやってくれないかな。いや、かなりマジで」

何故ならば、公国の肉食女子の此方側の野郎ども……もとい。

「ウチのトボケた近衛どもでも構わないって強者な女子たちが、虎視眈々と性別・男を狙ってる事実」

公国って、婿不足なのか?
王弟殿下にもギラギラした目を向けてるのでケーリッシュ嬢がピリピリしてる。
まあ?
相手のいる男性は早々にターゲットから外されるよーなので、王弟殿下とケーリッシュ嬢はイチャイチャか復活しているが。

「どーも趣味嗜好については華麗にスルーするよーだし。婿入りして子供さえ作れれば、細かいコトはどーでもいいってぇ、ある意味オトコマエな気性の女性が多いらしいよ?」

つまり、ハイドさんもロックオンされている、とゆー事実。

そんな、切羽詰まった公国の女性陣の気性を聞いたハイドさんは。
渋い顔をしながら──そして当然のよーにアルコールを要求しながらも、表面上は完璧なパートナーを演じてくれるコトになった。
ありがとうハイドさん。
ちょっと周囲の視線がイタかったけど、おかげで第二公子の魔の手から逃れられたよ。


どっちみち公国側の魅了は無効だったけどね。






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