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起きたところで。
さて。
みんな起きたところで。何もない床に輪になって座り込む。
「とりあえず、軽く自己紹介でもしときますかー?」
和樹が言い出した。合コンか。
「俺らは会長達のこと知ってますけど、会長達は俺らのこと知らんでしょ?」
それもそーだな。生徒会と関係ないしな、俺ら。
と、副会長が俺を見て、
「私、ちょっとだけキミのこと知ってるわよ。入学してひと月経たないうちに、なかなかの修羅場繰り広げた子よね?」
あーーーーー。
俺の黒歴史ーーーーー。
頭を抱え込んだ。
となりで和樹もウヘェって顔してる。
お前も関係者だもんな。
逃げられると思うなよ。
「そのことについては後ほどくわしく、ってコトでーーとりあえず」
話を戻した。
会長、面白そうにこっち見るのヤメて下さい。
「…2-Cの紅林真言です」
「同じく2-Cの進藤和樹です」
「知ってるみたいだけど、3-Aの御厨零治です」
知ってます。
「副会長の立花まつりよ。3-D」
クラスまでは知りませんでした。
で。
「何でまたこんなトコに居るんですかね俺ら…」
ため息混じりに言うと、和樹が。
「…何つーか、起きる直前の最後の記憶って何ですかね?オレはマコトと小テスト終わったぜー♪って帰るトコだったよな?」
あ、うん。
「俺ら校門近くにいたよな、確か」
和樹と2人でうんうん頷いていると。
「私達は校門にいたわね。会長に付きまとってくる他校の生徒の対処に」
「…あの子はしつこかったね…」
なんとなくぐったり、なカンジを醸し出してますけどね。
会長、ムダな色気は引っ込めて下さい。
「…あのー…」
ぐったりしている生徒会組には、なんとなく申し訳ない気がするけれど。
「その生徒って、松院女子の子ですかね?」
「あら、紅林君知ってるの?」
知ってるも何も。
「…そこに1人転がってますけど…」
え。
会長以上に爆睡してるくさい松院女子の子が、会長にまとわりつき始めたのは4月に入ってからだそうで。
「去年君が起こした騒ぎと似たようなモノだよね」
やめて下さい黒歴史えぐるの。
会長が微妙に楽しそうに見えるのは、俺の気のせいかーー。
「会長、なんか楽しそうだな」
気のせいじゃなかった。
和樹にも会長はゴキゲンに見えたらしい。
アンタ自分をストーキングしてる女と一緒に知らない所に閉じ込められて、なんで笑ってられるんだ?
「とにかく、私達は校門にいた。キミ達は校門近くにいた。その時何かが起こって気がついたらここにいた。ってコトで良いのかしら?」
副会長が言った。
多分そうだと思います。
と、ライトを握りしめてた和樹が、急に挙動不審になった。
お前、そんなに暗闇怖かったの?
「いや、あれ何だよ?」
いつからそこにあった?いた?のか分からない。いつの間にか、ぶよっと、でろんっとした半透明のーー。
「スライム?」
「ゲル?」
「粘菌?」
とりあえず。
「キモい」
「キモっ」
「キモいね」
「キモいわ」
意見の一致をみた。
得体の知れない半透明のでろんっとしたヤツは、直径が1メートルくらいで何だかじわじわとこっちに寄って来ている。それが4つ。
他にはいないよな?と周りを見渡すと、松院の女の所にも1つ。
人数分?
にじり寄ってくるってコトはーー。
「こっちくんな!」
和樹がライトを向けると、何か怯んだようなカンジで動きが止まった。
光りが嫌いなのか?
あーでもライトはあれしかないようだし、武器になりそうなモノもない。
寄せつけないように、上着でも振り回してみるか。
…一般人の前で、奥の手使う訳にもいかないしな。
会長は副会長を背後に庇い、和樹はライトを振り回してそこら辺を照らしまくる。
俺は上着を脱いで、いつでも対処出来るように構えた。
と。
こっちの敵意を感じたのか、あのでろんっとしたヤツはゆっくりと後退していった。
和樹がライトで追いかけると、松院の女の方へーー。
「あ」
「へ」
「おや」
「あら」
全部で5つのでろんっとしたヤツが、1つのでっかい固まりになって松院の女を取り込んだ。
みるみる小さくなっていく。
えええええー…。
残されたのは、なんとなく湿気ってる松院の女だけ。
あのでろんっとしたヤツは、松院の女の中に入った?同化した?らしい。
「…質量の問題は、どうなっているのかな…?」
会長、気にするのソコですか?
しかし、あの松院の女…あんなコトになっても気付かないって…何かされてるのか?
…とりあえずは放置で。ヘタに動かすのも、なんとなく怖いし。
「もういないよな?あのスライムもどき」
和樹がライトで照らしまくる。
何度見ても、窓もない、何もない部屋のままで。
「言いたかないけどな、ライト付けっぱにしとくと電池切れるぞ」
持ち主が言ってんだから、間違いない。
「えーあー、うー、でもー…」
「とにかく、僕らは一カ所に固まっていようか。どうやらあのスライムもどきを取り込ませるのが、目的だったみたいだし」
「…取り込む…中に入れる……くふ…」
副会長、あんた今何考えた?
俺らの方見ながら、くふくふ笑っている。
余裕だな、この人。
…いや、現実から逃避してるのか。
みんな起きたところで。何もない床に輪になって座り込む。
「とりあえず、軽く自己紹介でもしときますかー?」
和樹が言い出した。合コンか。
「俺らは会長達のこと知ってますけど、会長達は俺らのこと知らんでしょ?」
それもそーだな。生徒会と関係ないしな、俺ら。
と、副会長が俺を見て、
「私、ちょっとだけキミのこと知ってるわよ。入学してひと月経たないうちに、なかなかの修羅場繰り広げた子よね?」
あーーーーー。
俺の黒歴史ーーーーー。
頭を抱え込んだ。
となりで和樹もウヘェって顔してる。
お前も関係者だもんな。
逃げられると思うなよ。
「そのことについては後ほどくわしく、ってコトでーーとりあえず」
話を戻した。
会長、面白そうにこっち見るのヤメて下さい。
「…2-Cの紅林真言です」
「同じく2-Cの進藤和樹です」
「知ってるみたいだけど、3-Aの御厨零治です」
知ってます。
「副会長の立花まつりよ。3-D」
クラスまでは知りませんでした。
で。
「何でまたこんなトコに居るんですかね俺ら…」
ため息混じりに言うと、和樹が。
「…何つーか、起きる直前の最後の記憶って何ですかね?オレはマコトと小テスト終わったぜー♪って帰るトコだったよな?」
あ、うん。
「俺ら校門近くにいたよな、確か」
和樹と2人でうんうん頷いていると。
「私達は校門にいたわね。会長に付きまとってくる他校の生徒の対処に」
「…あの子はしつこかったね…」
なんとなくぐったり、なカンジを醸し出してますけどね。
会長、ムダな色気は引っ込めて下さい。
「…あのー…」
ぐったりしている生徒会組には、なんとなく申し訳ない気がするけれど。
「その生徒って、松院女子の子ですかね?」
「あら、紅林君知ってるの?」
知ってるも何も。
「…そこに1人転がってますけど…」
え。
会長以上に爆睡してるくさい松院女子の子が、会長にまとわりつき始めたのは4月に入ってからだそうで。
「去年君が起こした騒ぎと似たようなモノだよね」
やめて下さい黒歴史えぐるの。
会長が微妙に楽しそうに見えるのは、俺の気のせいかーー。
「会長、なんか楽しそうだな」
気のせいじゃなかった。
和樹にも会長はゴキゲンに見えたらしい。
アンタ自分をストーキングしてる女と一緒に知らない所に閉じ込められて、なんで笑ってられるんだ?
「とにかく、私達は校門にいた。キミ達は校門近くにいた。その時何かが起こって気がついたらここにいた。ってコトで良いのかしら?」
副会長が言った。
多分そうだと思います。
と、ライトを握りしめてた和樹が、急に挙動不審になった。
お前、そんなに暗闇怖かったの?
「いや、あれ何だよ?」
いつからそこにあった?いた?のか分からない。いつの間にか、ぶよっと、でろんっとした半透明のーー。
「スライム?」
「ゲル?」
「粘菌?」
とりあえず。
「キモい」
「キモっ」
「キモいね」
「キモいわ」
意見の一致をみた。
得体の知れない半透明のでろんっとしたヤツは、直径が1メートルくらいで何だかじわじわとこっちに寄って来ている。それが4つ。
他にはいないよな?と周りを見渡すと、松院の女の所にも1つ。
人数分?
にじり寄ってくるってコトはーー。
「こっちくんな!」
和樹がライトを向けると、何か怯んだようなカンジで動きが止まった。
光りが嫌いなのか?
あーでもライトはあれしかないようだし、武器になりそうなモノもない。
寄せつけないように、上着でも振り回してみるか。
…一般人の前で、奥の手使う訳にもいかないしな。
会長は副会長を背後に庇い、和樹はライトを振り回してそこら辺を照らしまくる。
俺は上着を脱いで、いつでも対処出来るように構えた。
と。
こっちの敵意を感じたのか、あのでろんっとしたヤツはゆっくりと後退していった。
和樹がライトで追いかけると、松院の女の方へーー。
「あ」
「へ」
「おや」
「あら」
全部で5つのでろんっとしたヤツが、1つのでっかい固まりになって松院の女を取り込んだ。
みるみる小さくなっていく。
えええええー…。
残されたのは、なんとなく湿気ってる松院の女だけ。
あのでろんっとしたヤツは、松院の女の中に入った?同化した?らしい。
「…質量の問題は、どうなっているのかな…?」
会長、気にするのソコですか?
しかし、あの松院の女…あんなコトになっても気付かないって…何かされてるのか?
…とりあえずは放置で。ヘタに動かすのも、なんとなく怖いし。
「もういないよな?あのスライムもどき」
和樹がライトで照らしまくる。
何度見ても、窓もない、何もない部屋のままで。
「言いたかないけどな、ライト付けっぱにしとくと電池切れるぞ」
持ち主が言ってんだから、間違いない。
「えーあー、うー、でもー…」
「とにかく、僕らは一カ所に固まっていようか。どうやらあのスライムもどきを取り込ませるのが、目的だったみたいだし」
「…取り込む…中に入れる……くふ…」
副会長、あんた今何考えた?
俺らの方見ながら、くふくふ笑っている。
余裕だな、この人。
…いや、現実から逃避してるのか。
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