怪異探偵№99の都市伝説事件簿

安珠あんこ

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ファイル.07 洋館に住む謎の少女と少年探偵団

ファイル.07 洋館に住む謎の少女と少年探偵団(7)

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「さて、君たちは私に会いにきたんだったね。サインを書いてあげるから、今日はもうお家に帰りなさい」

 子供たちに悪意が無いことを確認した九十九は子供たちを洋館から帰そうとした。

「サインもらえるんですね。やったー。あ、私のサインは、ホワイトキャットから有紗へって書いてください。あと、私スマホ持ってるんで、みんなで写真も撮らせてください」

「ああ、君は有紗さんなんだね。それじゃあここに書くよ」

(なんで私がホワイトキャットの名前でサインを書かなくちゃいけないんだ……)

「ふふ、人気者ですねー、先生」

 その時、ゼロが屋敷の周囲を狼の怪異たちが取り囲んでいることに気づいた。

『おいうみか。屋敷の外から怪異の臭いがプンプンするぜ。それもすごい数だ』

『ちっ。まさか、子供たちがいる時に来るとは』

 九十九が窓から外を確認すると、数えきれないほどの狼が、屋敷の入口に集まっているのが見えた。

『今日のお前、ついてないな。大丈夫か?』

『まあ、これも仕事だからね。どんな運勢だろうが、キッチリこなすしかないのさ』

「ナージャさん、屋敷の外に狼の怪異たちが来ています。残念ながら、すでに大勢の狼たちが屋敷の周囲を取り囲んでいるようです」

「やはり、私がこの場所にいることが狼たちに知られていたのですね」

「ナージャさん、あなたは中で待っていてください。私が外の狼たちと話をつけてきます。サキ君、ナージャさんと子供たちを頼むよ」

「はいはーい。ここはまかせてくださーい」

「君たち、私はこれから外にいる悪い狼たちをやっつけてくるから、大人しくここで待っているんだよ」

「わー、ホワイトキャット様の戦いが見れるなんて、有紗幸せです」

「ホワイトキャット、がんばってね」

「ホワイトキャット、応援してます。負けないでください」

「負けないよ。だってホワイトキャットは無敵だもん」

 九十九は右手を挙げて子供たちの声援に応えた。
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