怪異探偵№99の都市伝説事件簿

安珠あんこ

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ファイル.07 洋館に住む謎の少女と少年探偵団

ファイル.07 洋館に住む謎の少女と少年探偵団(8)

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 九十九は玄関から外に出ると、狼たちに話しかけた。

「やあ君たち。この屋敷に何か御用かな?」

「私たちはここにいる少女に用があってね。邪魔をするなら、お前もタダじゃおかないよ」

 狼たちは九十九を取り囲んだ。

「悪いが、私は彼女に雇われていてね。残念だが、君たちを倒すためにここにいるんだ」

「なるほど。ならば、我々の食事にするだけだ!」

 狼たちは一斉に九十九に襲いかかってきた。

『九十九、こいつらは俺にまかせてくれ』

『ああ、頼むよゼロ』

 九十九はゼロに身体を預けた。
 ゼロは飛びかかってきた狼たちを爪で弾き飛ばした。

「その姿は! お前、私たちと同族なのか?」

 ゼロの姿を見た狼たちは驚いて攻撃をやめた。

「ああ、お前たちと同じ狼の怪異だよ」

「同族なら、私たちの邪魔をするな!」

「ふん、俺に命令するんじゃねえ!」

 ゼロが狼たちを睨みつけると、狼の一人が前に出てきた。

「私たちにも事情があるんだ。ここで手を引くわけにはいかない。大人しく少女を渡してもらおうか」

「なるほど。だったら、ここで戦って決着をつけるしかねえな」

「同族同士で戦うのは気が進まないが、仕方あるまい。お前たち、こいつを始末するぞ」

「がるるるる……」

「わおおおおん」

 狼たちは、再び一斉にゼロに飛びかかってきた。
 ゼロは、襲いかかってくる狼たちを冷静に爪で仕留めていった。

『やるじゃないか、ゼロ』

『俺も大分力を取り戻してきたからな。この程度の怪異に負けはしないよ』

 ゼロは、その場にいた狼たちを全て倒した。
 そして、最後まで自分に向かってきたリーダーらしき狼に話しかけた。

「さて、なんであの娘を狙っているのか、教えてもらおうか?」

「そんなことをして、私になんのメリットがある?」

「俺は自分の身体を再生するために、怪異を喰っていてね。お前が何も話さないなら同族だろうが構わないで喰っちまうが、いいのか?」

「その目……本気のようだな。いいだろう。お前は同族だから、特別に話してやる」
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