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【過去編】いっかいめのキス(優太視点)
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しおりを挟む「おれね、ナホちゃんよりゆーにぃがすきなんだもん! ゆーにぃが宇宙で一番すき!」
「あーあ。そんなこと言ったらナホちゃんに怒られちゃうよ」
「ゆーにぃは怒らないからすき! だーいすきっ!」
せんちゃんはニコニコしながらぼくの顔に近づいて、チュッてしてくれた。
わたあめのような香りで鼻のなかがいっぱいになった瞬間、いまのキスがほっぺではなくくちびるとくちびるだったことに気づく。
「せんちゃんッ!?」
「ゆーにぃだーいすきっ!!」
あまりにも無邪気すぎる。
せんちゃんはそのあとも何度もチュッチュしてきた。ぼくが照れてるのを面白がって、「すきすきチュー!」ってキスぜめの嵐。
「ゆーにぃもっとちゅーしよ!!」
「だめっ! くちびるなくなっちゃうでしょ!」
「やーだぁあ! チューぅうう!」
気づけばくちびるから大きく脱線されて、ちゅっちゅしまくられていた。
ほっぺ、あごの先っぽ、鼻の頭、まぶたの上、おでこの間──。どこにちゅーしても「いい匂い」って楽しそうにしている。
ああ。
なんだか今のぼくって、愛犬にとびつかれて顔面をべろべろ舐められまくっている飼い主みたい。
──って、思わず俯瞰してしまったぐらいにせんちゃんのキッスは熱烈だった。
「ゆーにぃだーーーいすきっ!!!」
思春期真っ只中のぼくの初キスが、かわいい弟に奪われちゃったなんて。
それだけでも一大事なのに、回数なんて分からなくなるぐらいに何度も何度もされまくっちゃうなんて、なんだか色々と問題な気がする。
でも、不思議といやな感じがしない。
キスするたびにせんちゃんのことがますます好きで好きでたまらなくなっていくような──。
この気持ちって、もしかして──。
すぐに「まさかね」と打ち消したトクベツな想いは、せんちゃんの中にもしっかり芽生えていたらしい。
でも、そのことをお互いに確認し合うのはもうちょっとだけ未来のお話。
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