妖狐のお屋敷に嫁入りしました

淡雪みさ

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第三章

キヨと空狐

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 ◆

 ――……キヨが、寝たきりになった。
 薄く目は開いているのに、まるで何も見えていないかのようにその目は濁っている。ぜえ、ぜえ、びい、と痰の絡んだような息の音が静かな室内に響く。
 空狐がキヨを寝床に運ぶまで、動揺で言葉を発することができなかった。ようやく開くことができた口から出た声は掠れていた。

「どうしてですか? 昨日はあんなに元気だったのに」
「小珠様に、お伝えできなかったことがあります」

 苦しそうなキヨから目が離せない小珠に、空狐が告げる。

「キヨさんのことは、妖力で元気にしているだけだったのです。我々に人の寿命を伸ばすことはできません」
「妖力での治癒は、一時的に健康体にするだけで、寿命そのものを伸ばすものではない、ということですか」
「はい。人間にも妖怪にも、等しく死は訪れます。妖怪の方が人間よりもうんと寿命が長いだけで、命の灯火が消える最期のその時に抗う力はどのような妖怪にもありません」
「…………」

 何を期待していたのだろう。死は平等に訪れる。キヨは、病気がなくとも、年齢的にそう長くない。むしろ村の高齢者に比べれば長生きしている方だった。

「……妖力をもってしても、もう元気にすることができなくなったのですか」
「そうなります。こうなることは以前から分かっていました。保った方です。おそらく、本当にもう長くないでしょう」
「――どうしてそのことを、最初に言ってくださらなかったのですか?」

 違う。空狐を責めるのは違う。分かっているのに、言いたくないことが勝手に口から出ていく。言葉が漏れ出ていく。

「この町に来たその時に、おばあちゃんの元気は仮初めのものだって、言ってくださればよかったのに」

 ぽろぽろと涙が溢れた。
 違う。違う違う違う違う。こんなことを言いたいわけじゃない。キヨが元気になってくれて嬉しかった。仮初めの残り時間を作ってくれたのは、他でもない狐の一族であり、恨み言を言うなんてことは間違っている。自分はただ――……どうしようもない事態を受け止めきれずに、八つ当たりがしたいだけだ。

「……ごめんなさい。本当にごめんなさい。少し……一人にしていただけませんか」

 このまま一緒にいれば、空狐を理不尽に傷付けてしまう。
 そう思い、泣きそうになるのを堪えながら、必死にそう伝えた。

 視界が涙で滲んでいく。
 床に膝をつき、キヨの頬に手を重ねた。声をかけても反応がない。息をしているのに意識がない。もう二度と会話を交わすことは叶わないかもしれない。

(私は、馬鹿だ)

 人は慣れる。慣れてしまう。今ある状態がいつまでも都合良くそこにあると勘違いする。

(折角天狐様達が与えてくれた猶予を、私はうまく使えてた?)

 キヨと共に過ごす時間は、一日のうちで極少なかったように思う。キヨのためにきつね町へ来ることを決めたのに、いつの間にか、自分中心の生活を送っていた。
 一緒に畑仕事をした。一緒に炊事をした。でも、それだけだ。村にいた頃の方がキヨに付きっきりだった。キヨが元気であることに甘えて、いつか失うかもしれないなどとは考えなかった。――また、同じ過ちを犯している。

 泣き崩れる小珠を、覆い被さるようにして抱き締める温もりがあった。

「……どうしてまだいるんですか」

 小珠は顔だけで振り向き、空狐に暗に出ていけと訴える。

「泣いている貴女を放って、僕がどこかへ行くと思いますか」
「一人にしてって言ったじゃないですか……っ! 空狐さんに、意地悪なこと言っちゃう」
「構いません。貴女を一人で泣かせるくらいなら、当たってもらえた方がいい」

 小珠はひくひくと啜り泣く。空狐を押し退けるように腕に力を入れるが、その体はびくともしない。小珠を一人にしないという意地を感じた。
 小珠は観念し、泣きながら向きを変え、前から空狐に抱き着く。どうしようもなく安心する香りが小珠を包み込んだ。

「う、ううっ……」

 空狐の胸に顔を埋めて泣きじゃくる。
 空狐は小珠が泣き止むまで、ずっと小珠のことを力強く抱き締めていた。



 *―――**―――**―――*


(……どうして僕は、最初から小珠様に伝えられなかったのだろう。こんな重要なことを)

 外に大きな月が浮かんでいるのを見上げながら、空狐は先程小珠にぶつけられた言葉を反芻していた。
 空狐の腕の中には、さっきよりも少しだけ落ち着いてきた小珠がいる。その様子を見てほっとした自分がいることに気付いた。

(ああ、そうか。見たくなかったのだ――この子の哀しむ顔を。この子を傷付ける側に回りたくなかった。後回しにした。いつか伝えねばならないことだと、結局最後には傷付けると分かっていたのに)

 この涙は後回しにした代償なのだと、空狐は思う。


 その昔、小珠がまだ幼い頃、狐の姿で小珠の村に出向いたことがある。
 玉藻前の生まれ変わりとしてこの世に生まれたその瞬間、次期当主である空狐との結婚を定められた少女。ただその様子を少し見に行くつもりが、不注意で獣用のくくり罠に引っかかってしまった。

 その時、捕まった状態の空狐を見つけ、助けてくれたのが小珠だった。

 妖力を使えば罠から抜けることは容易かった。しかし、小珠の前で力を使うわけにもいかず、大人しくしていた。
 その日は「早くお逃げ」と言われて帰るしかなくなってしまったため、小珠のことを十分に観察できなかった。

 後日改めて村へ赴くと、小珠は隠れている狐姿の空狐のことをまたすぐに見つけてしまった。

――「もう、また来たの? 不用意に人のいる村に来ちゃだめだよ。また罠に引っかかったらどうするの」

 小さな小珠は文句を言いながらも、狐の姿でいる空狐のことを何やら可愛く感じてしまったのか、取ってきた木の実や果実を与えてくれた。
 小珠は優しかった。まるで誘拐される前の玉藻前のようで、昔のことが懐かしくなった。
 幸せだった過去。天狐がまだ元気に動いていて、玉藻前はまだ無邪気な少女だった。玉藻前が誘拐されたことによって、全てが変わってしまった。もう戻らない過去だ。

 空狐はその後、過去を懐かしむような気持ちで、時折小珠の家まで遊びに行くようになった。

――「おばあちゃんがね、よく妖怪の話をしてくれるんだ。山の向こうにきつね町っていう町があって、そこには妖怪が住んでるんだって。昔は人と共存してたらしいけど、時代と共に一箇所に逃げて、固まって生活してるんだって」

 何度か通っているうちに、小珠はよく空狐に話しかけてくれるようになった。その中でも妖怪の話をされると、正体がばれてしまうのではないかとどきどきした。

――「妖怪なんて本当にいるのかなあ。私は見たことがないから不思議だけど、村の人達はみんな信じてるんだよね。昔はほんとにいたんだって」

 妖怪の存在は、新しい世代の人間ほど知らないだろう。あの頃人の町で暮らしていた妖怪たちも、共存が難しくなってからは皆、きつね町に逃げ込んだからだ。滅多に人里には降りない。
 きっと新しい世代である彼女たちの中で妖怪は、ただの伝説のようなもの。

(……僕と彼女ではまだ、立場が違う)

 人として育った小珠。妖怪の町で一族の次期当主として育った空狐。小珠がいずれきつね町へ連れ戻されるとはいえ、今はまだ関わる必要のない存在だ。

(嗚呼、でも――この子の腕の中は安心する)

 小珠は、激しい暴力を振るい、罵り、逆らえば仕置きとして腕を焼いてきた玉藻前の生まれ変わりだというのに、その手はあの暴力的な手とは違う。空狐は、小珠の優しい手で撫でられるのが好きだった。

 頻繁に人里へ行くことを天狐に注意されたので、その後はあまり行かなくなった。最後に村へ向かったのは、村で瑞狐祭りが行われた日だ。
 迷子になってぐすぐすと泣く小珠の小さな手を引いた。本当は村で人間の姿になるつもりはなかったのだが、狐の姿では小珠を導けない。人間の大人の姿の方が小珠も付いてくるだろうと思った。
 手を引いて歩いていると、狐の姿で接している時には気付かなかった小珠の幼さに気付く。

(まるで普通の小さな女の子だ)

 狐の姿で会っていた時とは目線も違う。こうして見下ろすと酷く小さい。

(……僕が守ってあげなければ)

 不思議とそんな庇護欲を覚えた。
 その後、祭りの中心部に小珠を連れて行った空狐は、狐の姿に変化し颯爽と消えた。
 十八になれば、また迎えに行くことを決意しながら。


 ――その次の雨の日、空狐は妖狐の一族を引き連れて、キヨに挨拶をしに行った。空狐たちを見てもキヨは驚いた様子もなく、淡々と畑仕事を続けるのみだった。
 彼女は妖怪の伝説を信じている。妖怪が来たところで何とも思わないらしい。

「十八になれば、小珠様は我々の屋敷に連れ帰ります」

 一方的な言い分だ。我が子として育ててきた子供が妖怪だなどと、そうすぐには受け入れられないだろう。
 少し考えさせる時間が必要だと思い、踵を返して去ろうとした空狐の背中に、キヨが言う。

「まったく、最近の若いもんはうるさいね。わしがあんたたちに聞きたいのは一つだけだ」

 生きてきた年数自体は空狐よりもずっと短いはずのキヨに若者扱いされたことに違和感を覚える。しかし、その威厳は相当のものだった。

「あの子を幸せにしてくれるのかい」

 手を止めて空狐を見つめるキヨの射抜くような視線に、周囲の野狐が怖気づいたように僅かに震える。
 空狐はしばらくキヨを見つめ返した後、覚悟を決めて返した。

「連れ戻す責任は全て僕が取ります。少なくとも不幸な思いは絶対にさせない」

 おそらく狐の一族の中で空狐だけが、この時の小珠を玉藻前と同一視していなかった。
 玉藻前と同様の道を歩む危険性を孕む、どちらに転ぶか分からない少女。けれど危険を犯してでも連れ戻したいと最初に願ったのは空狐だった。

 キヨがにやりと笑う。

「その意地は恋か」
「……恋?」

 意味が分からず眉を寄せる。

「なんじゃ、恋もしたことがないのか、あんたは」

 それなりに遊んだことはあるが、恋というのはよく分からない。

「まだまだ若いのう」
「……お言葉ですが、僕の方が貴女よりも千年以上長生きをしていますよ」

 むっとしてそう伝えると、キヨはがっはっは!と妖怪も顔負けの大きな声で笑い、「いいよ。可愛い子には旅をさせよ、じゃ。いつまでもこの村にいることが小珠にとっていいことだとも思わん」と許可してくれた。


 キヨのあの時の化け物のような、豪快すぎる笑顔を思い出す。
 現実に戻れば、部屋の真ん中には、未だ苦しそうに息をするキヨが横たわっている。

(早すぎますよ。キヨさん)

 元々、もう長くはない状態ではあった。きつね町の医者と狐の一族の屋敷に充満する妖力のおかげでぴんぴんしていたとはいえ、いずれ来る自分の限界は本人が一番感じていただろう。

(貴女の言う通りでした)

 傷付けたくない、笑っていてほしいと思う気持ちが恋であるならば。キヨの言っていたことは正解だ。

(生きた年数など関係ない。きっと貴女の方が大人だった)

 小珠が泣いている。それはどれだけキヨが小珠を大切にしていたか、真っ当に生きるよう育てたかを示しているようだった。


 *―――**―――**―――*



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