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非現実へ
非現実が加わる時
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昔、人々は豊作や自身の運気などを祈るため、あらゆる神を讃えていた。そうすることで、不安をなくしたり、または願いが叶うことで人々は喜びを感じていた。
だが・・・
「どうしたの?そんなに驚いて」
そんな神が突然現れたら、昔の人々なら大喜びしたりするのだろう。でも、讃えてもいない人からすると、一種の恐怖とも思える
「お、おい。咲也?おれ、まだ夢ん中なのか?」
「いやぁ、昼には起きてたからな、歩きながら
寝てしまったのか、な?」
頭が回らない。そりゃあそうだ。アニメの主人公でも驚く場面に、「そんな出来事なんてありえない」という常識的思考を身につけた俺らが遭遇しているのだから。
「ねぇ、どうしたのさ。僕みたいなのなんてアニメとかじゃ普通だろ?」
アニメならな!
今は現実だ、なんだ?周りもやけに静かだなぁ!こんなことがおこってるのに!
「あぁ、周りが静かなことに驚いてるの?それは僕達3人だけが今話せる空間を作ってるからなんだよ~」
空間?作ってる?意味がわからない!
「おい、神様さんよ」
「ん?どうしたの?拓磨君」
「あんた、実在はしてるのか?」
ナイスクエスチョン。この際、その単純質問でも大きな価値がある。
「あっはっは!何言ってるの?実在してるに決まってるよ、だってここにいるじゃん」
いられてもこっちは映像とかなんかと科学的にありえる可能性しか考えられないんだよ
「まぁ、驚くのはそれくらいにしてさ、僕の存在が信じられないなら、今まで見てないだけで実在はしてたっていう解釈でいいんじゃないかな?」
・・・・
「あ、なるほど。今まであったことがないから驚いただけかぁ。そうだよね、実在してる根拠がないからって君を全否定するのはよくないな」
「そうそう♪全否定はよくない♪」
「咲也?ちょっと、大丈夫か!?」
もうどうしようもないからな、そういうことにして強制的に脳を落ち着かせることを選んだよ
「よし、じゃあ落ち着いたとこで、僕の話を聞いてよ」
「あぁ、なんの用で俺らに?」
「神様の怒りを買うことでもしましたか?」
「そんなに怖がらないで、君たちにとっていい話だと思うよ?」
拓磨と目が合って、悪いことはおこらないなと悟った。
「あと、ここじゃ話しずらいから場所を移そっか」
? あ、ここは横断歩道の真ん中じゃないか!車が!
「あれ、車が・・・」
「さっき言ったように、君たちは僕も含め別の空間にいる。元の世界とは別になってるっていったらわかりやすいかな」
・・・・なるほどね。
「ん~、近くにいい場所は~。あっ!ここでいっか♪」
そういうと、シグマは指を鳴らした。
パチンッ
目の前がグルンと回る感覚がして、気がついたら近くのファミレス?のようなとこにいた。
「ここなら座って話せるしね♪」
「お、おう。すごいな・・・」
「まじでファンタジーって感じだ」
素直に驚いた。空間転移?座標移動?いわゆるワープってやつか
「あ、店員さ~ん。注文お願いしま~す」
シグマはそういって手を振っている
「・・・・・」
「大丈夫、僕の奢りだよ♪」
「・・・まぁ、ファミレスだし、なんか飲みもんとかな。」
「あぁ、ありがとう・・・」
神様が注文。そんな光景、この先見ることはないだろうな、と考えられるほど俺の脳は落ち着きを取り戻していた
「えっと~。このクリームソーダをひとつっと。2人はなにがいい?」
シグマから渡されたメニューをみて
「じゃあ、コーラを」
「俺も咲也と同じのにしようかな」
「かしこまりました。メニューを確認します・・・」
店員がメニューを言っている時
「なにか他の料理もいいんだよ?」
「いや、なんか驚きだらけでそれどころじゃないんだ」
拓磨がそう、疲れたように言うと
「ご注文は以上ですか?」
と店員が言った
「いじょうで~す」
「かしこまりました、少々お待ちください」
店員は奥に行き、注文を読み上げている
「さて、本題といこうかな?」
そうだ、おれらは見知らぬ神様とただ飲み物を飲みに来たんじゃない。
「そうだよ、お前は何しに来たんだ?」
シグマは指を組んで目を閉じた
「簡単に言うとね、君たちに共感したんだ」
「共感?何に?」
「この世界にもっと刺激のあるものがあればいい、ってやつさ」
そう言われて、2人はゾクッとした。まだシグマはそれしか言ってないが、相手が神様である以上、なにか非現実的なことが始まるのではないかと悟ったからだ。
「てことはなんだ、魔獣でも召喚して、暴れされてみるってか?」
「あ、それも面白いねぇ♪」
拓磨は冗談で言ったのだろう。だが、その神は素直に受け止め、目を輝かせていた
「冗談はやめてくれ、せめて命に関係しないことで頼む」
「すまん咲也、冗談が危ないタイミングだったな」
そんなことを言っていると、店員が注文の飲み物を持ってきた。シグマはクリームソーダが初めてなのかワクワクした表情をしていた。そして、アイスクリームを1口食べるとシグマは話した
「・・・というか、2人は僕がまだ何も言ってないのに、僕が世界を変えることを前提に話してるね♪余程退屈していたんだね~♪」
たしかに、その通りだ。まだシグマはなにも世界を変えるなんて一言も言ってない。なのに俺たちはそんな話をする。そこで気づいた、俺はシグマの言う通りなにか日常が変わるような出来事が起こって欲しいと願っていると。
「さっきの言い方だと、そう思えてね」
「なるほどね~、でもその通り♪僕はそれを伝えに会いに来たんだ」
俺は今まで経験した事の無いような高ぶる感情に満たされていた。
「君たちはアニメをよく見ていたね」
「ん、あぁそうだな」
(やっぱなんでもお見通しなんだな)
拓磨がコソコソ話してきた
「そのアニメの中に面白いものがあったんだよね」
となると、俺らが見た事のあるものだな。
「えっとね~、あ、そうだ!異世界から来た魔法使いの女の子に突如として現れた魔獣を倒す、みたいなやつだ」
2人はすぐに気づいた。ついこの前に話していたあのアニメのことだと。
「でも、あの通りだと君たちは助けてもらうだけだよね?それじゃあつまらないよね~♪」
クリームソーダを飲むとシグマは先程とは違う企んでいるかのような鋭い目付きでこう言った。
「その魔法使いになって、戦ってみるのはどう?」
【3話 END】
だが・・・
「どうしたの?そんなに驚いて」
そんな神が突然現れたら、昔の人々なら大喜びしたりするのだろう。でも、讃えてもいない人からすると、一種の恐怖とも思える
「お、おい。咲也?おれ、まだ夢ん中なのか?」
「いやぁ、昼には起きてたからな、歩きながら
寝てしまったのか、な?」
頭が回らない。そりゃあそうだ。アニメの主人公でも驚く場面に、「そんな出来事なんてありえない」という常識的思考を身につけた俺らが遭遇しているのだから。
「ねぇ、どうしたのさ。僕みたいなのなんてアニメとかじゃ普通だろ?」
アニメならな!
今は現実だ、なんだ?周りもやけに静かだなぁ!こんなことがおこってるのに!
「あぁ、周りが静かなことに驚いてるの?それは僕達3人だけが今話せる空間を作ってるからなんだよ~」
空間?作ってる?意味がわからない!
「おい、神様さんよ」
「ん?どうしたの?拓磨君」
「あんた、実在はしてるのか?」
ナイスクエスチョン。この際、その単純質問でも大きな価値がある。
「あっはっは!何言ってるの?実在してるに決まってるよ、だってここにいるじゃん」
いられてもこっちは映像とかなんかと科学的にありえる可能性しか考えられないんだよ
「まぁ、驚くのはそれくらいにしてさ、僕の存在が信じられないなら、今まで見てないだけで実在はしてたっていう解釈でいいんじゃないかな?」
・・・・
「あ、なるほど。今まであったことがないから驚いただけかぁ。そうだよね、実在してる根拠がないからって君を全否定するのはよくないな」
「そうそう♪全否定はよくない♪」
「咲也?ちょっと、大丈夫か!?」
もうどうしようもないからな、そういうことにして強制的に脳を落ち着かせることを選んだよ
「よし、じゃあ落ち着いたとこで、僕の話を聞いてよ」
「あぁ、なんの用で俺らに?」
「神様の怒りを買うことでもしましたか?」
「そんなに怖がらないで、君たちにとっていい話だと思うよ?」
拓磨と目が合って、悪いことはおこらないなと悟った。
「あと、ここじゃ話しずらいから場所を移そっか」
? あ、ここは横断歩道の真ん中じゃないか!車が!
「あれ、車が・・・」
「さっき言ったように、君たちは僕も含め別の空間にいる。元の世界とは別になってるっていったらわかりやすいかな」
・・・・なるほどね。
「ん~、近くにいい場所は~。あっ!ここでいっか♪」
そういうと、シグマは指を鳴らした。
パチンッ
目の前がグルンと回る感覚がして、気がついたら近くのファミレス?のようなとこにいた。
「ここなら座って話せるしね♪」
「お、おう。すごいな・・・」
「まじでファンタジーって感じだ」
素直に驚いた。空間転移?座標移動?いわゆるワープってやつか
「あ、店員さ~ん。注文お願いしま~す」
シグマはそういって手を振っている
「・・・・・」
「大丈夫、僕の奢りだよ♪」
「・・・まぁ、ファミレスだし、なんか飲みもんとかな。」
「あぁ、ありがとう・・・」
神様が注文。そんな光景、この先見ることはないだろうな、と考えられるほど俺の脳は落ち着きを取り戻していた
「えっと~。このクリームソーダをひとつっと。2人はなにがいい?」
シグマから渡されたメニューをみて
「じゃあ、コーラを」
「俺も咲也と同じのにしようかな」
「かしこまりました。メニューを確認します・・・」
店員がメニューを言っている時
「なにか他の料理もいいんだよ?」
「いや、なんか驚きだらけでそれどころじゃないんだ」
拓磨がそう、疲れたように言うと
「ご注文は以上ですか?」
と店員が言った
「いじょうで~す」
「かしこまりました、少々お待ちください」
店員は奥に行き、注文を読み上げている
「さて、本題といこうかな?」
そうだ、おれらは見知らぬ神様とただ飲み物を飲みに来たんじゃない。
「そうだよ、お前は何しに来たんだ?」
シグマは指を組んで目を閉じた
「簡単に言うとね、君たちに共感したんだ」
「共感?何に?」
「この世界にもっと刺激のあるものがあればいい、ってやつさ」
そう言われて、2人はゾクッとした。まだシグマはそれしか言ってないが、相手が神様である以上、なにか非現実的なことが始まるのではないかと悟ったからだ。
「てことはなんだ、魔獣でも召喚して、暴れされてみるってか?」
「あ、それも面白いねぇ♪」
拓磨は冗談で言ったのだろう。だが、その神は素直に受け止め、目を輝かせていた
「冗談はやめてくれ、せめて命に関係しないことで頼む」
「すまん咲也、冗談が危ないタイミングだったな」
そんなことを言っていると、店員が注文の飲み物を持ってきた。シグマはクリームソーダが初めてなのかワクワクした表情をしていた。そして、アイスクリームを1口食べるとシグマは話した
「・・・というか、2人は僕がまだ何も言ってないのに、僕が世界を変えることを前提に話してるね♪余程退屈していたんだね~♪」
たしかに、その通りだ。まだシグマはなにも世界を変えるなんて一言も言ってない。なのに俺たちはそんな話をする。そこで気づいた、俺はシグマの言う通りなにか日常が変わるような出来事が起こって欲しいと願っていると。
「さっきの言い方だと、そう思えてね」
「なるほどね~、でもその通り♪僕はそれを伝えに会いに来たんだ」
俺は今まで経験した事の無いような高ぶる感情に満たされていた。
「君たちはアニメをよく見ていたね」
「ん、あぁそうだな」
(やっぱなんでもお見通しなんだな)
拓磨がコソコソ話してきた
「そのアニメの中に面白いものがあったんだよね」
となると、俺らが見た事のあるものだな。
「えっとね~、あ、そうだ!異世界から来た魔法使いの女の子に突如として現れた魔獣を倒す、みたいなやつだ」
2人はすぐに気づいた。ついこの前に話していたあのアニメのことだと。
「でも、あの通りだと君たちは助けてもらうだけだよね?それじゃあつまらないよね~♪」
クリームソーダを飲むとシグマは先程とは違う企んでいるかのような鋭い目付きでこう言った。
「その魔法使いになって、戦ってみるのはどう?」
【3話 END】
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