24 / 44
2章 配達のお仕事と垣間見える闇
22話 恐怖心の克服
しおりを挟む
レイナに強くなると宣言して、あれから1週間が経った。
あの日から毎日冒険者ギルドで配達系の依頼を完了させ、家でリサから家事を教わる。
掃除、洗濯、料理、庭整備、買い物と色々手伝いを任されるようになった。
毎日冒険者ギルドに通い、買い物でもある程度行く店は決まってきているので、よく顔を見る人達からは度々挨拶されるようになってきている。
そして今日、冒険者ギルドでセイラさんから何通もの手紙を受け取った。
ギルド宛に届いていたので確認の為に封は切られていたけど、内容は私宛だったり私の仕事に関する感謝の手紙だった。
一部ピックアップして話すと……
【凄く速くかつ丁寧に、荷物を届けに行ってくれるカオリちゃんに凄く感銘を受けました。次の配達仕事も彼女に任せたいと思います、彼女の仕事に迷惑が掛からないのであればよろしくお願いします】
【嬢ちゃんに納品を任せたのは正解じゃった、納品先からもあの子は一体誰じゃと問い合わせが殺到した程好印象じゃった。次からは指名依頼させて頂くぞい】
これはトリス農園のルージーンさんだね。
【今まで依頼を受けてくれた冒険者達とは大違いでしたわ。荷物を丁寧に扱い、取引先には物腰良くこちらの事までも考えて行動、発言して下さいます。こういうお方に依頼をお任せしたいと思うのは必然だと思いますわ、なので次の依頼からはその方面でお願い致します】
【周りの噂を聞いて手紙を送らせて頂きました、是非とも我社の配達もカオリさんにお願いしたい!】
まだまだ数があるけど、依頼場所やら取引先の企業や個人からの手紙が殺到、私をリスペクトする声が沢山上がったのだ。
これまでにも感謝を述べる手紙こそあれど、短期間にこれ程手紙が届く事などまずないらしい。
そうそう!実は昨日、私への指名依頼が初めて来たの!
やっぱり配達は気遣いと信頼が大事、そのおかげで次の仕事も頂けるんだしね!
それに、数日以内にはルージーンさんからも指名依頼が来るのも確定してるからね、みんなから認められて嬉しいのです!
そして1番変わった事と言えば、自分の能力向上や魔物の恐怖心を克服する為に特訓の日々が始まった事だった。
その先生が何とリサだった、もちろん時間が合うならレイナもソルも付き合ってくれてるけど、今日は近場の依頼をこなしている。
リサが先生になる際に初めて教えて貰った秘密、それはリサが元Sランク冒険者である事だった。
「まさかリサさんがSランク冒険者だったなんて……」
「色々事情があるのです、さぁ次の魔物を探しますよ!」
「は、はい!」
今私が居るのは、トリスター王国のすぐ隣にある森……そう、私がこの世界に降り立った時の森だ。
話を聞く限りこの森は弱い魔物しか出ないらしく、奥地だと少し凶暴な個体が居るくらいで、奥に行かなければ初心者に優しい森らしい。
4日前から魔物に対する恐怖心の克服の為にリサと2人で特訓中、その内容は……
「いましたウルフです、2時方向」
私やリサから見て2時方向、1匹で彷徨くはぐれウルフの姿を見付け、すぐさまリサに報告を入れる。
「鎖になりて、かの者を拘束せよ!バインド!」
「キャウッ!!」
リサの拘束魔法でウルフが身動きが取れなくなった。
「カオリ様、他には?」
「……目に見える範囲には居ないようです」
「分かりました、警戒しつつも行きましょう」
「はい」
索敵の特訓も兼ねて私が敵の気配や魔力を探り、リサに情報を伝えるようにしている。
最初の内は草木に隠れて気付かなかった個体が居たりしてたけど、リサも同じように索敵してくれているのでその際は注意された。
でもそのおかげで、気配読みと魔力探りが少し上手くなってきたと思う。
私は先程バインドしたウルフに近寄る、念の為リサも自分の武器であろうクナイを持ってそばに居てくれている。
クナイって事は忍者なのかな……?でもメイド服だから想像が出来……いや、案外アリかも?
……いけない、目の前の事に集中しなきゃ。
「グルル、ガウ!!」
「……」
突然拘束されてこちらを睨みながら怒っているウルフ、そりゃ怒るよね……。
私は手を伸ばし、魔力を手のひらに集める。
バチバチッと放電を始め……
「ごめんね……はっ!」
手のひらに溜めた魔力を解放、雷をウルフに向けて解き放った。
「ぎゃっ!!」
ウルフが雷に撃ち抜かれ、一瞬で息絶えた。
「……ふぅ」
「お見事ですカオリ様、そろそろ慣れましたか?」
「少しずつ恐怖心は消えてきましたが、リサさんのバインドがあってこそです……動いているのはまだ少し怖いです」
「この程度で怖がっていては先は長いですよ!さぁ次です」
「は、はいっ!」
今でこそマシだけど、リサは凄くスパルタだった。
魔物と対峙してさぁ戦え!だったからね、何を言ってるんだって思った。
リサ曰く、魔物にやられて恐怖心を植え付けられたのであれば、その魔物を倒せるようになれば克服出来ると言われた。
要するに、恐怖心の根本を変えて治すという荒療治だ。
最初こそこれはダメでしょ……とは思ったけど、リサのサポート付きだったしレイナから聞かされた話の事を考えるとリサの厳しさは理解出来る、だから何も言えなかったし言うつもりもなかった。
実際、そのおかげでバインド状態の魔物なら倒せるくらい恐怖心はマシになってきたからね。
ちなみに、魔物を討伐する事に対してはあまり抵抗を感じなかった。
元々異世界小説やアニメを見ていたから、こういう世界だと分かっていたのが大きいかも。
それに1度意識せずにウルフを丸焦げにしてしまったからね……初めてなら抵抗あっただろうけど、無意識にやっちゃってからから気にならなかった、恐怖心と討伐する事は別感覚みたい。
後、剣で切るとかではなく雷で貫くなので討伐したという感覚が薄いのかもしれないね。
暫く森の中を歩いていると、遠目に体格のでかい豚の顔をした魔物の姿が見えた。
「あれは……オークですか?」
「はい。少なからず知能があり、木と石を使って槍を作りそれを武器にしています。遠距離攻撃が出来るカオリ様なら比較的安全に戦えますが、万が一に槍の間合いに入られた場合はすかさず距離を取ってください。今回はバインドしますが、近々そのまま戦ってもらいますからね」
「わ、分かりました」
オークの背後に回り込み、そして拘束魔法を放つ。
「鎖になりて、かの者を拘束せよ!バインド!」
「ブオォッ!!」
上腕付近から拘束され必死にもがくオークだが、咄嗟にこちらを見てきた……私達に気付いたようだ。
「勘がいいですね、気付かれました。こちらに来る前に仕留めてください!」
「はい!」
腕をオークに向けて魔力を手先に流していると……遠くから濃い魔力を持った何かが2つ、素早くこちらにやってくるのを感じた。
「「!?」」
2人共に魔力探知は最高レベルの物を持っているのですぐさま感じ取れたものの、それによりオークから視線を外してしまい……気付くとオークがこちらに突進してきていた、もう数mの地点にまで。
「しまっ……!?」
「カオリ様!!」
私は急な事で身体を動かせなかった、咄嗟にリサが反応し動き出したのだが……その瞬間。
「「疾風剣!」」
「っ!!」
風のように速くオークを切りつけて通り過ぎた2つの影、オークは真っ二つになって倒れ込んだ。
リサの反応でも間に合ったと思うけど、それよりも早くオークは影により討伐された。
その2つの影は私達の近くで止まり、私を見た。
懐かしい声だなって思うと共に……見た目は違えど久しぶりに見た2人の姿に、私は涙を流した。
「桜ちゃん……!梅香ちゃん……!」
「「香織お姉ちゃん!!」」
2人は私に駆け寄り抱きつき、私は抱き締め返した。
あの日から毎日冒険者ギルドで配達系の依頼を完了させ、家でリサから家事を教わる。
掃除、洗濯、料理、庭整備、買い物と色々手伝いを任されるようになった。
毎日冒険者ギルドに通い、買い物でもある程度行く店は決まってきているので、よく顔を見る人達からは度々挨拶されるようになってきている。
そして今日、冒険者ギルドでセイラさんから何通もの手紙を受け取った。
ギルド宛に届いていたので確認の為に封は切られていたけど、内容は私宛だったり私の仕事に関する感謝の手紙だった。
一部ピックアップして話すと……
【凄く速くかつ丁寧に、荷物を届けに行ってくれるカオリちゃんに凄く感銘を受けました。次の配達仕事も彼女に任せたいと思います、彼女の仕事に迷惑が掛からないのであればよろしくお願いします】
【嬢ちゃんに納品を任せたのは正解じゃった、納品先からもあの子は一体誰じゃと問い合わせが殺到した程好印象じゃった。次からは指名依頼させて頂くぞい】
これはトリス農園のルージーンさんだね。
【今まで依頼を受けてくれた冒険者達とは大違いでしたわ。荷物を丁寧に扱い、取引先には物腰良くこちらの事までも考えて行動、発言して下さいます。こういうお方に依頼をお任せしたいと思うのは必然だと思いますわ、なので次の依頼からはその方面でお願い致します】
【周りの噂を聞いて手紙を送らせて頂きました、是非とも我社の配達もカオリさんにお願いしたい!】
まだまだ数があるけど、依頼場所やら取引先の企業や個人からの手紙が殺到、私をリスペクトする声が沢山上がったのだ。
これまでにも感謝を述べる手紙こそあれど、短期間にこれ程手紙が届く事などまずないらしい。
そうそう!実は昨日、私への指名依頼が初めて来たの!
やっぱり配達は気遣いと信頼が大事、そのおかげで次の仕事も頂けるんだしね!
それに、数日以内にはルージーンさんからも指名依頼が来るのも確定してるからね、みんなから認められて嬉しいのです!
そして1番変わった事と言えば、自分の能力向上や魔物の恐怖心を克服する為に特訓の日々が始まった事だった。
その先生が何とリサだった、もちろん時間が合うならレイナもソルも付き合ってくれてるけど、今日は近場の依頼をこなしている。
リサが先生になる際に初めて教えて貰った秘密、それはリサが元Sランク冒険者である事だった。
「まさかリサさんがSランク冒険者だったなんて……」
「色々事情があるのです、さぁ次の魔物を探しますよ!」
「は、はい!」
今私が居るのは、トリスター王国のすぐ隣にある森……そう、私がこの世界に降り立った時の森だ。
話を聞く限りこの森は弱い魔物しか出ないらしく、奥地だと少し凶暴な個体が居るくらいで、奥に行かなければ初心者に優しい森らしい。
4日前から魔物に対する恐怖心の克服の為にリサと2人で特訓中、その内容は……
「いましたウルフです、2時方向」
私やリサから見て2時方向、1匹で彷徨くはぐれウルフの姿を見付け、すぐさまリサに報告を入れる。
「鎖になりて、かの者を拘束せよ!バインド!」
「キャウッ!!」
リサの拘束魔法でウルフが身動きが取れなくなった。
「カオリ様、他には?」
「……目に見える範囲には居ないようです」
「分かりました、警戒しつつも行きましょう」
「はい」
索敵の特訓も兼ねて私が敵の気配や魔力を探り、リサに情報を伝えるようにしている。
最初の内は草木に隠れて気付かなかった個体が居たりしてたけど、リサも同じように索敵してくれているのでその際は注意された。
でもそのおかげで、気配読みと魔力探りが少し上手くなってきたと思う。
私は先程バインドしたウルフに近寄る、念の為リサも自分の武器であろうクナイを持ってそばに居てくれている。
クナイって事は忍者なのかな……?でもメイド服だから想像が出来……いや、案外アリかも?
……いけない、目の前の事に集中しなきゃ。
「グルル、ガウ!!」
「……」
突然拘束されてこちらを睨みながら怒っているウルフ、そりゃ怒るよね……。
私は手を伸ばし、魔力を手のひらに集める。
バチバチッと放電を始め……
「ごめんね……はっ!」
手のひらに溜めた魔力を解放、雷をウルフに向けて解き放った。
「ぎゃっ!!」
ウルフが雷に撃ち抜かれ、一瞬で息絶えた。
「……ふぅ」
「お見事ですカオリ様、そろそろ慣れましたか?」
「少しずつ恐怖心は消えてきましたが、リサさんのバインドがあってこそです……動いているのはまだ少し怖いです」
「この程度で怖がっていては先は長いですよ!さぁ次です」
「は、はいっ!」
今でこそマシだけど、リサは凄くスパルタだった。
魔物と対峙してさぁ戦え!だったからね、何を言ってるんだって思った。
リサ曰く、魔物にやられて恐怖心を植え付けられたのであれば、その魔物を倒せるようになれば克服出来ると言われた。
要するに、恐怖心の根本を変えて治すという荒療治だ。
最初こそこれはダメでしょ……とは思ったけど、リサのサポート付きだったしレイナから聞かされた話の事を考えるとリサの厳しさは理解出来る、だから何も言えなかったし言うつもりもなかった。
実際、そのおかげでバインド状態の魔物なら倒せるくらい恐怖心はマシになってきたからね。
ちなみに、魔物を討伐する事に対してはあまり抵抗を感じなかった。
元々異世界小説やアニメを見ていたから、こういう世界だと分かっていたのが大きいかも。
それに1度意識せずにウルフを丸焦げにしてしまったからね……初めてなら抵抗あっただろうけど、無意識にやっちゃってからから気にならなかった、恐怖心と討伐する事は別感覚みたい。
後、剣で切るとかではなく雷で貫くなので討伐したという感覚が薄いのかもしれないね。
暫く森の中を歩いていると、遠目に体格のでかい豚の顔をした魔物の姿が見えた。
「あれは……オークですか?」
「はい。少なからず知能があり、木と石を使って槍を作りそれを武器にしています。遠距離攻撃が出来るカオリ様なら比較的安全に戦えますが、万が一に槍の間合いに入られた場合はすかさず距離を取ってください。今回はバインドしますが、近々そのまま戦ってもらいますからね」
「わ、分かりました」
オークの背後に回り込み、そして拘束魔法を放つ。
「鎖になりて、かの者を拘束せよ!バインド!」
「ブオォッ!!」
上腕付近から拘束され必死にもがくオークだが、咄嗟にこちらを見てきた……私達に気付いたようだ。
「勘がいいですね、気付かれました。こちらに来る前に仕留めてください!」
「はい!」
腕をオークに向けて魔力を手先に流していると……遠くから濃い魔力を持った何かが2つ、素早くこちらにやってくるのを感じた。
「「!?」」
2人共に魔力探知は最高レベルの物を持っているのですぐさま感じ取れたものの、それによりオークから視線を外してしまい……気付くとオークがこちらに突進してきていた、もう数mの地点にまで。
「しまっ……!?」
「カオリ様!!」
私は急な事で身体を動かせなかった、咄嗟にリサが反応し動き出したのだが……その瞬間。
「「疾風剣!」」
「っ!!」
風のように速くオークを切りつけて通り過ぎた2つの影、オークは真っ二つになって倒れ込んだ。
リサの反応でも間に合ったと思うけど、それよりも早くオークは影により討伐された。
その2つの影は私達の近くで止まり、私を見た。
懐かしい声だなって思うと共に……見た目は違えど久しぶりに見た2人の姿に、私は涙を流した。
「桜ちゃん……!梅香ちゃん……!」
「「香織お姉ちゃん!!」」
2人は私に駆け寄り抱きつき、私は抱き締め返した。
0
あなたにおすすめの小説
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています
きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...
転生先が意地悪な王妃でした。うちの子が可愛いので今日から優しいママになります! ~陛下、もしかして一緒に遊びたいのですか?
朱音ゆうひ@『桜の嫁入り』発売中です
恋愛
転生したら、我が子に冷たくする酷い王妃になってしまった!
「お母様、謝るわ。お母様、今日から変わる。あなたを一生懸命愛して、優しくして、幸せにするからね……っ」
王子を抱きしめて誓った私は、その日から愛情をたっぷりと注ぐ。
不仲だった夫(国王)は、そんな私と息子にそわそわと近づいてくる。
もしかして一緒に遊びたいのですか、あなた?
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5296ig/)
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる