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2章 配達のお仕事と垣間見える闇
23話 双剣姫との出会い、そしてリサの秘密
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「う、ウメちゃんにサクラちゃん!?どうしてここに居るのです!?」
リサは驚いた顔をしながらも、2人がどうしてここにいるのかが不思議で堪らないようだ。
2人は私をぎゅっと抱き締めたままリサに振り向いて答えた。
「香織おねーちゃんに会いに、ねー!サクラ」
「ねー!おねーちゃん」
そう答える2人をよく見ると、桜ちゃんの背中からは黒くて小さい悪魔の羽が、梅香ちゃんからは白くて小さい天使の羽が、可愛らしくパタパタと動いていた。
かっ、可愛すぎる……!とってもラブリーだよぉ……!
「お、おねーちゃん!?カオリ様の妹ですか!?」
「あぁ違いますよ!家族ではないんですが、前世で一緒に遊んだりして妹のように接して来た2人なので、そう呼んでくれてるんです」
「そ、そうでしたか……カオリ様がどうしてここに居ると?」
「んー?神託を受けて香織おねーちゃんの居場所や状況を聞いて、早く行かなきゃって思って……だからサクラと2人で来たの、香織おねーちゃんの魔力は凄く分かりやすいし!」
「うん、あたし達はこういう世界はゲームで慣れてるけど、香織おねーちゃんは知識でしか知らないはずだから、きっと困ってると思って急いできたの」
「そうだったんだね、ありがとう梅香ちゃん、桜ちゃん。ぎゅーーーー!」
「「ぎゅーーーー!!」」
私達はぎゅっと抱き締め合う、2人は私の為に来てくれたなんて……嬉しいな。
確かに2人はめちゃくちゃゲームが上手くて、こういう異世界的なゲームをVRでやっていたもんね、最年少プロになるくらいに。
「ゲーム……?まぁいいです、それでどこから来たのですか?」
「「クライシス王国ー!」」
2人は声をハモらせて元気に答えた、やばい可愛すぎる……
クライシス王国って前にソルが言ってたね、ガリレイ商会の本店がある国だ。
「く、クライシス王国!?この国からかなり離れているではありませんか!?馬車で3週間掛かるのですよ!?カオリ様が来たのはつい1週間程前のはず、神託を聞いてからどうやってここに来たというのですか!?」
……え?3週間掛かる道程を1週間弱でここに来たの?しかも森の中走ってきたよね梅香ちゃんと桜ちゃん。
まさかとは思うけど……直線最短ルートでここに来たの?最高効率を求めるゲームみたいに。
「サクラと一緒に真っ直ぐ走ってきたよー」
「あたし達は2人で1人、2人合わさればさいきょーだもん、ねー!」
「ねー!」
やっぱりかー、まぁ道に囚われる2人じゃないか……仕方ない、まだ小学生だもん。
そんな2人は「ねー」と言い合いながら子供らしく笑っている、姉妹揃って可愛いね。
「はぁ……全く、やっぱりこの姉妹は次元が違いますね……Sランクだった私ですら信じられませんよ、この異次元さは」
「んー?あたしと戦ってほぼ互角で、サクラと2人で戦ってようやく勝てるくらい強いリサ隊長が何を言ってるのかなー?」
「だよねー!あたし達に勝てるくらい強いなんて、それこそ異次元だよー」
「あっ……そ、それはっ!」
リサの顔が急に強張る。
……え?リサ、隊長?リサってSランク冒険者だった筈じゃ……?隊長って、何の?
リサの正体がほんとに分からなくなってきた……
Sランク冒険者で、クナイ使うから忍者?で、何かの隊長で、メイド?ダメだ、訳がわからないよおおおおお!
私は内心叫びながら後ろへ反り返る。
「香織おねーちゃん!?だいじょーぶ!?」
「頭痛?宿まで運んであげよーか?」
「だ、大丈夫……色々分からない事があり過ぎて混乱してるだけだから、気にしないで」
桜ちゃんからの運ばれる提案はお断りした、小学生に運ばれる20歳なんて……あれだもんね、まぁ見た目13歳だから変ではないかもだけど。
「リサさん、隊長って……どういうことですか?」
「……」
リサは少し青ざめた顔をしてどうしようと言いたそうな感じになっていた。
「リサ隊長?もしかして香織おねーちゃんに言ってないの?」
「えー?なんで?」
2人の容赦ない追い打ちの言葉がリサを襲う。
「……ウメちゃん、サクラちゃん、色々理由があるのです」
「「??」」
「カオリ様、すみません……すべての説明は、私の決心がついたら……でいいですか?」
「……まぁ、前々から何かあるとは思っていましたから、内緒にしておきたいならいいですよ」
梅香ちゃんと桜ちゃんが知っていて、私が知らないのは少し思うところがあるのだけど……仕方ない。
「すみません、でも……1つだけ話しておこうと思います、ウメちゃんとサクラちゃんが知っているのもこれだけなので……今はこれで許してください」
「いいんですか?黙っていても良いんですよ?」
「……いえ、話しておきます」
リサは後ろに振り向き指を鳴らした。
すると、1人の黒装束を纏う女性が瞬間移動してきたかのように現れて跪いている。
「隊長……よろしいので?」
「はい。カオリ様、こちらが私が率いる暗部隊の副隊長ツキミです」
「お初にお目にかかります、ツキミです」
「え、あ……はい、カオリです」
戸惑いで私自身の思考がついていけてない、リサは暗部隊の隊長って事は分かったけど……暗部隊ってなんだろう?
「暗部隊って……なんですか?」
「私の故郷、和の里という忍びが住まう小さな村があったんです。そこで生まれ育ち、暗殺術を仕込まれた部隊……それが、私が率いる暗部隊なんです」
「あ、暗殺……」
「……はい、私達はトリスター王国からの指示に従って、国民の生活を脅かす盗賊狩りや大罪人の捕虜……最悪だと国がどうする事も出来ないような大悪人の暗殺といった、裏の仕事をしていたんです」
「……」
あまりの衝撃的な告白に、私は声を失ってしまった。
普通に考えて暗殺なんてやっていい物ではない、多分日本でも異世界でもそれは変わらないはず。
でも……国からそう指示されてやっていた。
ということは、さっきの説明を聞くにリサの率いる暗部隊は、国と国民の安全を守る為の必要悪って……事かな。
必要悪って確か、良くない事をするが社会に必要とされる事……だったよね?
「何故双剣姫の2人がこれを知っているのかと言いますと、メイドをやらせて頂いている中で私だけでは部下たちの訓練に手が回らず……レイナ様やソル様、そしてたまたま裏の仕事の最中で知り合った双剣姫の2人にお願いすることになったのです」
「たまたま、知り合ったと?」
「はい、とある街で潜伏調査をしていた所、通り掛かった双剣姫に隊員の潜伏を見破られてしまいまして……訳を話して納得してもらってからと言うもの、そこから交流が始まって訓練にも力を貸してもらっているって訳なのです」
「……なるほど、そういう事ですか」
梅香ちゃんと桜ちゃんに自ら話した、ではなくバレた、って事ね。
「そういう事なら……仕方ないですね、私でもリサさんの立場なら隠そうと思う内容でしたから……ごめんなさい、無理矢理聞く事になってしまって」
「……いえ、それでもまだ話せていない事もございますから、もう少しだけ待っていてください。話せるようになれば必ず、お話致します」
「分かりました、待っていますね」
リサの秘密が1つ明かされた、でもまだまだ秘密はあるみたい。
でも、ようやくリサの事を知れて……私は良かったと思う。
リサは驚いた顔をしながらも、2人がどうしてここにいるのかが不思議で堪らないようだ。
2人は私をぎゅっと抱き締めたままリサに振り向いて答えた。
「香織おねーちゃんに会いに、ねー!サクラ」
「ねー!おねーちゃん」
そう答える2人をよく見ると、桜ちゃんの背中からは黒くて小さい悪魔の羽が、梅香ちゃんからは白くて小さい天使の羽が、可愛らしくパタパタと動いていた。
かっ、可愛すぎる……!とってもラブリーだよぉ……!
「お、おねーちゃん!?カオリ様の妹ですか!?」
「あぁ違いますよ!家族ではないんですが、前世で一緒に遊んだりして妹のように接して来た2人なので、そう呼んでくれてるんです」
「そ、そうでしたか……カオリ様がどうしてここに居ると?」
「んー?神託を受けて香織おねーちゃんの居場所や状況を聞いて、早く行かなきゃって思って……だからサクラと2人で来たの、香織おねーちゃんの魔力は凄く分かりやすいし!」
「うん、あたし達はこういう世界はゲームで慣れてるけど、香織おねーちゃんは知識でしか知らないはずだから、きっと困ってると思って急いできたの」
「そうだったんだね、ありがとう梅香ちゃん、桜ちゃん。ぎゅーーーー!」
「「ぎゅーーーー!!」」
私達はぎゅっと抱き締め合う、2人は私の為に来てくれたなんて……嬉しいな。
確かに2人はめちゃくちゃゲームが上手くて、こういう異世界的なゲームをVRでやっていたもんね、最年少プロになるくらいに。
「ゲーム……?まぁいいです、それでどこから来たのですか?」
「「クライシス王国ー!」」
2人は声をハモらせて元気に答えた、やばい可愛すぎる……
クライシス王国って前にソルが言ってたね、ガリレイ商会の本店がある国だ。
「く、クライシス王国!?この国からかなり離れているではありませんか!?馬車で3週間掛かるのですよ!?カオリ様が来たのはつい1週間程前のはず、神託を聞いてからどうやってここに来たというのですか!?」
……え?3週間掛かる道程を1週間弱でここに来たの?しかも森の中走ってきたよね梅香ちゃんと桜ちゃん。
まさかとは思うけど……直線最短ルートでここに来たの?最高効率を求めるゲームみたいに。
「サクラと一緒に真っ直ぐ走ってきたよー」
「あたし達は2人で1人、2人合わさればさいきょーだもん、ねー!」
「ねー!」
やっぱりかー、まぁ道に囚われる2人じゃないか……仕方ない、まだ小学生だもん。
そんな2人は「ねー」と言い合いながら子供らしく笑っている、姉妹揃って可愛いね。
「はぁ……全く、やっぱりこの姉妹は次元が違いますね……Sランクだった私ですら信じられませんよ、この異次元さは」
「んー?あたしと戦ってほぼ互角で、サクラと2人で戦ってようやく勝てるくらい強いリサ隊長が何を言ってるのかなー?」
「だよねー!あたし達に勝てるくらい強いなんて、それこそ異次元だよー」
「あっ……そ、それはっ!」
リサの顔が急に強張る。
……え?リサ、隊長?リサってSランク冒険者だった筈じゃ……?隊長って、何の?
リサの正体がほんとに分からなくなってきた……
Sランク冒険者で、クナイ使うから忍者?で、何かの隊長で、メイド?ダメだ、訳がわからないよおおおおお!
私は内心叫びながら後ろへ反り返る。
「香織おねーちゃん!?だいじょーぶ!?」
「頭痛?宿まで運んであげよーか?」
「だ、大丈夫……色々分からない事があり過ぎて混乱してるだけだから、気にしないで」
桜ちゃんからの運ばれる提案はお断りした、小学生に運ばれる20歳なんて……あれだもんね、まぁ見た目13歳だから変ではないかもだけど。
「リサさん、隊長って……どういうことですか?」
「……」
リサは少し青ざめた顔をしてどうしようと言いたそうな感じになっていた。
「リサ隊長?もしかして香織おねーちゃんに言ってないの?」
「えー?なんで?」
2人の容赦ない追い打ちの言葉がリサを襲う。
「……ウメちゃん、サクラちゃん、色々理由があるのです」
「「??」」
「カオリ様、すみません……すべての説明は、私の決心がついたら……でいいですか?」
「……まぁ、前々から何かあるとは思っていましたから、内緒にしておきたいならいいですよ」
梅香ちゃんと桜ちゃんが知っていて、私が知らないのは少し思うところがあるのだけど……仕方ない。
「すみません、でも……1つだけ話しておこうと思います、ウメちゃんとサクラちゃんが知っているのもこれだけなので……今はこれで許してください」
「いいんですか?黙っていても良いんですよ?」
「……いえ、話しておきます」
リサは後ろに振り向き指を鳴らした。
すると、1人の黒装束を纏う女性が瞬間移動してきたかのように現れて跪いている。
「隊長……よろしいので?」
「はい。カオリ様、こちらが私が率いる暗部隊の副隊長ツキミです」
「お初にお目にかかります、ツキミです」
「え、あ……はい、カオリです」
戸惑いで私自身の思考がついていけてない、リサは暗部隊の隊長って事は分かったけど……暗部隊ってなんだろう?
「暗部隊って……なんですか?」
「私の故郷、和の里という忍びが住まう小さな村があったんです。そこで生まれ育ち、暗殺術を仕込まれた部隊……それが、私が率いる暗部隊なんです」
「あ、暗殺……」
「……はい、私達はトリスター王国からの指示に従って、国民の生活を脅かす盗賊狩りや大罪人の捕虜……最悪だと国がどうする事も出来ないような大悪人の暗殺といった、裏の仕事をしていたんです」
「……」
あまりの衝撃的な告白に、私は声を失ってしまった。
普通に考えて暗殺なんてやっていい物ではない、多分日本でも異世界でもそれは変わらないはず。
でも……国からそう指示されてやっていた。
ということは、さっきの説明を聞くにリサの率いる暗部隊は、国と国民の安全を守る為の必要悪って……事かな。
必要悪って確か、良くない事をするが社会に必要とされる事……だったよね?
「何故双剣姫の2人がこれを知っているのかと言いますと、メイドをやらせて頂いている中で私だけでは部下たちの訓練に手が回らず……レイナ様やソル様、そしてたまたま裏の仕事の最中で知り合った双剣姫の2人にお願いすることになったのです」
「たまたま、知り合ったと?」
「はい、とある街で潜伏調査をしていた所、通り掛かった双剣姫に隊員の潜伏を見破られてしまいまして……訳を話して納得してもらってからと言うもの、そこから交流が始まって訓練にも力を貸してもらっているって訳なのです」
「……なるほど、そういう事ですか」
梅香ちゃんと桜ちゃんに自ら話した、ではなくバレた、って事ね。
「そういう事なら……仕方ないですね、私でもリサさんの立場なら隠そうと思う内容でしたから……ごめんなさい、無理矢理聞く事になってしまって」
「……いえ、それでもまだ話せていない事もございますから、もう少しだけ待っていてください。話せるようになれば必ず、お話致します」
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