巨乳娘シャルロットの魔法薬と料理の時間仕立て

挽肉ベーコン

文字の大きさ
4 / 11
第1章 オーク豚の百合嵐風煮込み

第4話風 余ったホルモンは冷蔵庫へ

しおりを挟む
【クラスの貴公子説明役セドリック視線】

 まさかこんな事が!
 シャルロットさんは――ブラをしていない!?

 アンダートップの差が26cmを誇る、彼女のGカップが揺れています(目測)
 あの揺れ方はノーブラ、気付きませんでした。何て事だ……今まで気が付かなかったとはぁぁ……ちょっとモテるからと、僕はまだ見えていなかったのだ――真理が。

 パァン――!

「セドリック、アンタ何してんの……」

 思わず巨乳に向かって合掌したボクを、テッサ嬢がジト目でこちらを見ています。
 イカン――気付かれる! 真理の扉に自分のモラルを持って行かれたボクは、冷静を装います。

「等価交換を……いえ……通行料を……いえ」

「何言ってんのアンタ……」

「セドリック君?……鼻血」

 全然冷静じゃありませんでした。
 テッサさんどころか、G65サイズのシャルロットさんに迄心配されてしまっただと!? いかん冷静になれセドリック、鼻血? そうか鼻血を媒介にして――駄目だ! モラルが持って行かれて力が出ない。

「鼻血はね? 上じゃなくて下を向くといいんだよ」

「あ、ありがとうございます。G……シャルロットさん」

「それで何でアンタ、上を向くのよ」

 それは世界を侵す恋をしたから――青い空を見上げるしかありませんでした。
 でも空も乳でした――世界全てが乳に見え、心を侵食された僕の下半身は火の鳥へと昇華したのです。


【ツッコミ役たんぱく女生徒テッサ目線】

(処理しきれない……)

 シャルに今の状態のセドリックを見せないように、手を引いて先へと進んだ。

「テ、テッサちゃん……セドリック君大丈夫かな?」

「アイツの切り取って帰る?」

「え? 何を?」

 シャルには意味が解らなかったらしく、キョトンとしている……可愛い。
 流石に小さ過ぎるか? そうこうしているうちに、オークの目撃証言のあるというエリアに到着……疲れたな全く、馬鹿ばっかりだ。

「この辺? シャル」

「うん、そのはずだよ」

 魔法戦闘の授業で習ったが、獣人系モンスターは群れで行動する。魔王の呪いを受けて生まれる獣人は知性が乏しく、七つの大罪を色濃く反映した、残虐な本能に添って行動する為、いくら下級モンスターとはいえ油断は出来ない。

 バカ男子2名もアタシ達の集中した空気に、ようやく真剣な顔に戻った。

「テッサ、出て来たら俺に任せろ」

「元々そのつもりだけど? アベル」

 だよねー 幼なじみのアタシに苦笑するアベル。

「では援護は任せて下さい」

「アンタも行け、セドリック」

「ぼ、僕もですか?」

「――行きなさい」

 シャルロットに付いているのはアタシだけで十分、さっきから特にキモいセドリックを突き放す。
 どうやらあてが外れたらしいセドリックも渋々周りを探索に出た。アタシとシャルは物陰で待機する。オークは群れで動く、集団で襲われないように二手に分かれるのが得策だ。

「シャル? 仕留めるのはともかくとして、どうやって持って帰るの」

「うん――これで」

 出た……タッパー。ちょっと大きめのヤツを学校の鞄から取り出した――これは食堂で牛肉が出た時用のシャルロットタッパー。
 この娘本気なんだろうなぁ……解体するつもりなんだろうなぁ……嫌だなぁ、その場にいるの。アタシも一応貴族の女の子なんだけど? シャルの無駄に高いサバイバル能力を恨む。

「テッサちゃんあのね? ボク、今日食堂のオバちゃんに聞いたんだけどね?」

「う、うんどうしたの?」

 嫌な予感がした。

「オークの玉は死んでから取ると、風味が落ちるんだって!」

「食べるの?」

 その問にシャルは笑顔になった――何で!?

「1個でいいのよシャル? セレナの単位用なんだから」

 授業で使う金の玉は1人1個だ。
 食堂のおばちゃんめ……余計なことを。

「今日オバちゃんから聞いたんだけどね? 1匹に2個付いてるんだって!?」

「はぁ……そうでしょうねぇ」

「知ってたの!? テッサちゃん」

 うんまぁ一般的な知識として。

「アンタ……金の玉って何か知ってる?」

「うん――全然わかんない!」

 そんな天使のような笑顔で言われると教えたくない……知ってほしくない。
 この娘にはこのままでいて欲しい。アタシは、そっとシャルを抱き寄せる。

「にゃ! わわわテッサちゃん?」

 ヨシヨシナデリナデリ……可愛いなぁコイツめ。
 アタシにそのケは無いけど本当に可愛いなぁ――そしてデカイな乳!  


【全長2mデュエルヘッドこけし装備オーク目線】

「ブヒブヒモ、キスシス?」
 おいおい、あの娘2名ヤバくね?

「テンガ、ブッヒブッチハヤッブ」
 閣下、同意であります。
 自分あの乳のない方が好みであります。

「ランベリー? ブヒヒチハヤンブホ」
 マジで? お前貧乳属性だったん?

「テンガ! ジオンブッヒィ」
 閣下! 胸なんて飾りです。偉い人にはわかなんのです。

「テンガ……ブッゴ微ーエルボッハ?」
 閣下……拙者、あの男子イッていいスか?

「ミツヤ~ユウジモビックリダゼ!」
 ええええ~レベルたけェェェ!


【ツッコミ役たんぱく女生徒テッサ目線】

――空気が変わった? アタシは周囲を見渡すが、気配は感じるが何も見当たらない。

(今凄く失礼な事言われた気がする)

 親友とアタシの肉体の危機に、|気技(オーラスキル)「|裏切ない友(サオトメヨシオ)」が発動した。

 シャルは――え?

 既に臨戦態勢を取って林の方を見据えていた。この娘、アタシ以上の危機管理能力を持っているの? そしてこの眼は!――お弁当に半額シールが張られる時間に、偶然にも出くわすシャルの能力「|黄金時間(マックスバリュー)」が発動されている。

 シャルは黄金に輝く瞳で、林の奥を見据える――

(――何か来る!)

 凄い勢いで飛び出してきた豚人間3体! ちょっと待ってよ、まだ心の準備が――

「ブッヒョヒャ~! ミックミクジャ~」
 ヒャッハー! ○○を○○して○っとガックガクにてやんよ~

――そして貞操の危機を感じる。

 アタシの|気技(オーラスキル)がシャルロットの身の危険を感じ取る。そしてどうやら、この群れの頭らしいオークの1体は――

「あれはゴールドオーク!」

 一回り他のオークよりデカイ! あれも……デカイ……思わず下半身を凝視してしまうアタシ。 しまった出遅れた!――相手の方が速い! アタシはシャルを見た。

 目が死んでる。

「テッサちゃん――伏せて?」

 本能的に下ネタと醜いブツに壁を作る、シャルロットフィルターに引っ掛かったらしい。自動的に外敵を駆逐するつもりだ! ブツブツと死んだ目のまま呪文を詠唱して、掌をオークの股間に定めている!? アタシは瞬時に身を屈めた。

「削ぎ落します――」
『Lv3氷竜槍破グラキエースマイスター』

 ギュドン!――
(何を!?) 

アタシは心で叫び、シャルロットから氷刃が射出された。 

(め……目を開けるのが怖い)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

道化たちの末路

希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。

灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。 彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。 タイトル通りのおっさんコメディーです。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。 彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。 公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。 しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。 だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。 二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。 彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。 ※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。

処理中です...