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第1章 オーク豚の百合嵐風煮込み
第5話風 鮮度が大事!銀杏食べるのは程々に
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【荒ぶる下半身金色オーク達目線】
勢い良く草むらから飛び出した我輩達目掛けて、巨乳のちびっ娘が魔法をブッ放したブヒ。
かっ飛んでくる氷の魔法を目の前に、吾輩は今日一日を思い出した――。
今日は風もなければ雲もない、そんな心地良い日だった。
朝から我輩達はキノコ狩りに出掛け、木の根を鼻で掘り起こす――するとどうだ? ソフトボール大のトリュフを発見したじゃないか。 それも白トリュフ、これは帰って一杯やるのが楽しみだ。
キノコは油と相性が良い。 今晩はこの白トリュフで、冷蔵庫に保管してあるマッシュルームと牡蠣、にんにくとオリーブオイルでアヒージョを作るってのはどうだい? 吾輩は配下の2匹の豚野郎どもに言った。
「ヘイ閣下! アンタ何てスタイリッシュなんだい?」
「マイガッ! 拙者今からヨダレが止まんねーぜ」
配下達も賛同のようだ。 吾輩は黙って頷き、手に持っている白トリュフを見る。 コイツぁ旨そうだ、何でもデカけりゃイイって訳じゃァねぇが……トリュフは別格だ。 調理した後、配下達の喜ぶ顔が楽しみだぜ。 後はワインだな? トリュフの香気には強い赤が良い。 確かあったな……安くも高くもない丁度いいのが。
丁度そんな時、遠くにメスが見えた。
それも2匹の内1匹の乳はボーリングの玉みてぇときてる。 オウシット――吾輩は子猫ちゃんの相手はもう飽きたんだぜ? もっと年食ってから出直して来なベイブ? 大人の男は上手い料理と酒と煙草だぜ……トリュフ料理の期待を胸に、我輩はメス2匹に背を向ける。 期待を胸に、もう一度手に持っている白トリュフを眺める。
おぅ……なんてこったい。
コイツは”ジャガイモ”だ。
「テンガテンガブッホピーラー」
閣下、閣下ぁぁ! 氷の刃がかっ飛んできやすぜ!?
「ブリブッヒ? ブッヒマドガマキガン?」
ヤバくね? アイツ等魔法使いじゃね?
「ウエットマンフゴッハホンモブゴ」
拙者達の下半身目掛けて寸分違わず迫ってるっスね。
「ブゴンド?」
お前何でそんな冷静なん?
「ティッシュハクズカゴニ」
今ちょっと賢者入ってまして
「サトリノショ!?」
事後!?
この間0.2秒――。
【熱血男気アベル=ベネックス目線】
うおっ何事だ!?
周囲空間に張り詰める空気と冷気に、俺は眉をしかめた。
(魔法が演算されつつある――)
これはシャルロットか!? 異変を感じた俺は、テッサとシャルロットの方に向き直る。
(あれはゴールドオーク!)
1匹だけ一回り大きい金色の豚人間、奴は希少種だ。
金だからって金を持っている訳ではなく――玉がデカイらしい。
何でも男のムスコを大きくする薬に使われるらしいが、効果の程は定かではない。
「セドリック、あいつらが危ない」
「はい、急いで戻――」
ギュドン!――それは、遠くに見えるシャルロットから放たれた。
氷魔法のレベル3か? 空気中の水分までも凍りつかせながら、オークに魔法の刃が放たれている。 それもゴールドオークのゴールド目掛けて――俺は思わず本能的に自分の股間の無事を確認――ある! 良かった。そらそうだ。
魔法のレベルは5迄あり、魔法を使えないものを平民と呼ぶ。俺は平民より貧乏かもしれない貴族だが。 魔導師として生まれた貴族の誰しもが使える脳内演算術式を「ベーシック」と言い。これをレベル1と呼ぶ。
【Lv1現魔法言語(ベーシック)】
【Lv2精霊魔法言語(アセンブラ)】
【Lv3高位魔法言語(エンシェント)】
【Lv4古代魔法言語(ハイエンシェント)】
【Lv5禁術魔法言語(コードギア)】
魔法学院生の内にレベル2を使えれば、相当高い地位の職に着けるし超凄いのだが、シャルロットの使った術式はレベル3、あの娘は特別なのだ。そしてレベル2以上は呪文(スペル)の詠唱がいる! 以上説明終わり。
「なんだと!? あのゴールドオーク――」
「やりますね」
この間0.4秒――
ドドドドドッドド……オーク達の後ろの林に氷の槍やら刃やらが消えていく。
そうだ、奴らはシャルロットの魔法を避けた――|チ○コのみ(・・・・・)を動かして、だ。
あんな、あんな事が出来るのか……?
思わず俺は隣の親友に呟いた。
「セドリック、あれ……俺にも出来ると思うか」
「引きますね、馬鹿言ってないで行きますよ――」
コイツぅ……さっき迄ノリノリだったのに、女の危機に、二枚目ナイトモードになってやがる。 俺バカみてぇじゃねーか? は、恥ずい。
【金の玉の大きさにビビった女友達テッサ目線】
躱されてる?――見たくなかったなぁあの動き。
アタシはすかさず、傍らで死んだ眼をして強力な魔法をかっ飛ばしたシャルを抱きかかえた。
オークは魔法にビビって一旦後退している。
「お願いシャル! 直接|アソコ(・・・)を狙うのはヤメて!? アンタ一応ヒロインなんだから~」
「大丈夫だよテッサちゃん? 銀杏だと思えば……」
「どのみち臭そうじゃん~っ」
親友はレイプ目でそう言った。どうやらSAN値が下がったようだ。アタシは泣きそうだ。エ~ンほんと来るんじゃ無かったよ~ アタシ女の子なのに~。
遠くにいたアベル達がこっちに駆けつけた。
オーク達も3体こちらを見据え、様子をうかがっている。
「ここは僕達が、シャルロットさん達は下がって下さい!」
男前になったセドリックが、シャルにキメ顔を向ける。ちょっとウザイけどよく来てくれた、もうアタシ帰りたい。
「でも生きたまま銀杏……」
まだ言うか! 帰ろうよもぉ~
勢い良く草むらから飛び出した我輩達目掛けて、巨乳のちびっ娘が魔法をブッ放したブヒ。
かっ飛んでくる氷の魔法を目の前に、吾輩は今日一日を思い出した――。
今日は風もなければ雲もない、そんな心地良い日だった。
朝から我輩達はキノコ狩りに出掛け、木の根を鼻で掘り起こす――するとどうだ? ソフトボール大のトリュフを発見したじゃないか。 それも白トリュフ、これは帰って一杯やるのが楽しみだ。
キノコは油と相性が良い。 今晩はこの白トリュフで、冷蔵庫に保管してあるマッシュルームと牡蠣、にんにくとオリーブオイルでアヒージョを作るってのはどうだい? 吾輩は配下の2匹の豚野郎どもに言った。
「ヘイ閣下! アンタ何てスタイリッシュなんだい?」
「マイガッ! 拙者今からヨダレが止まんねーぜ」
配下達も賛同のようだ。 吾輩は黙って頷き、手に持っている白トリュフを見る。 コイツぁ旨そうだ、何でもデカけりゃイイって訳じゃァねぇが……トリュフは別格だ。 調理した後、配下達の喜ぶ顔が楽しみだぜ。 後はワインだな? トリュフの香気には強い赤が良い。 確かあったな……安くも高くもない丁度いいのが。
丁度そんな時、遠くにメスが見えた。
それも2匹の内1匹の乳はボーリングの玉みてぇときてる。 オウシット――吾輩は子猫ちゃんの相手はもう飽きたんだぜ? もっと年食ってから出直して来なベイブ? 大人の男は上手い料理と酒と煙草だぜ……トリュフ料理の期待を胸に、我輩はメス2匹に背を向ける。 期待を胸に、もう一度手に持っている白トリュフを眺める。
おぅ……なんてこったい。
コイツは”ジャガイモ”だ。
「テンガテンガブッホピーラー」
閣下、閣下ぁぁ! 氷の刃がかっ飛んできやすぜ!?
「ブリブッヒ? ブッヒマドガマキガン?」
ヤバくね? アイツ等魔法使いじゃね?
「ウエットマンフゴッハホンモブゴ」
拙者達の下半身目掛けて寸分違わず迫ってるっスね。
「ブゴンド?」
お前何でそんな冷静なん?
「ティッシュハクズカゴニ」
今ちょっと賢者入ってまして
「サトリノショ!?」
事後!?
この間0.2秒――。
【熱血男気アベル=ベネックス目線】
うおっ何事だ!?
周囲空間に張り詰める空気と冷気に、俺は眉をしかめた。
(魔法が演算されつつある――)
これはシャルロットか!? 異変を感じた俺は、テッサとシャルロットの方に向き直る。
(あれはゴールドオーク!)
1匹だけ一回り大きい金色の豚人間、奴は希少種だ。
金だからって金を持っている訳ではなく――玉がデカイらしい。
何でも男のムスコを大きくする薬に使われるらしいが、効果の程は定かではない。
「セドリック、あいつらが危ない」
「はい、急いで戻――」
ギュドン!――それは、遠くに見えるシャルロットから放たれた。
氷魔法のレベル3か? 空気中の水分までも凍りつかせながら、オークに魔法の刃が放たれている。 それもゴールドオークのゴールド目掛けて――俺は思わず本能的に自分の股間の無事を確認――ある! 良かった。そらそうだ。
魔法のレベルは5迄あり、魔法を使えないものを平民と呼ぶ。俺は平民より貧乏かもしれない貴族だが。 魔導師として生まれた貴族の誰しもが使える脳内演算術式を「ベーシック」と言い。これをレベル1と呼ぶ。
【Lv1現魔法言語(ベーシック)】
【Lv2精霊魔法言語(アセンブラ)】
【Lv3高位魔法言語(エンシェント)】
【Lv4古代魔法言語(ハイエンシェント)】
【Lv5禁術魔法言語(コードギア)】
魔法学院生の内にレベル2を使えれば、相当高い地位の職に着けるし超凄いのだが、シャルロットの使った術式はレベル3、あの娘は特別なのだ。そしてレベル2以上は呪文(スペル)の詠唱がいる! 以上説明終わり。
「なんだと!? あのゴールドオーク――」
「やりますね」
この間0.4秒――
ドドドドドッドド……オーク達の後ろの林に氷の槍やら刃やらが消えていく。
そうだ、奴らはシャルロットの魔法を避けた――|チ○コのみ(・・・・・)を動かして、だ。
あんな、あんな事が出来るのか……?
思わず俺は隣の親友に呟いた。
「セドリック、あれ……俺にも出来ると思うか」
「引きますね、馬鹿言ってないで行きますよ――」
コイツぅ……さっき迄ノリノリだったのに、女の危機に、二枚目ナイトモードになってやがる。 俺バカみてぇじゃねーか? は、恥ずい。
【金の玉の大きさにビビった女友達テッサ目線】
躱されてる?――見たくなかったなぁあの動き。
アタシはすかさず、傍らで死んだ眼をして強力な魔法をかっ飛ばしたシャルを抱きかかえた。
オークは魔法にビビって一旦後退している。
「お願いシャル! 直接|アソコ(・・・)を狙うのはヤメて!? アンタ一応ヒロインなんだから~」
「大丈夫だよテッサちゃん? 銀杏だと思えば……」
「どのみち臭そうじゃん~っ」
親友はレイプ目でそう言った。どうやらSAN値が下がったようだ。アタシは泣きそうだ。エ~ンほんと来るんじゃ無かったよ~ アタシ女の子なのに~。
遠くにいたアベル達がこっちに駆けつけた。
オーク達も3体こちらを見据え、様子をうかがっている。
「ここは僕達が、シャルロットさん達は下がって下さい!」
男前になったセドリックが、シャルにキメ顔を向ける。ちょっとウザイけどよく来てくれた、もうアタシ帰りたい。
「でも生きたまま銀杏……」
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