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「バレンタイン、毎年ありがとな。
あと・・・試合の日の応援とか、大学受験の日・・・それと、司法試験の勉強中とか試験の日とか。」




「半紙とか全紙に応援を書いただけだけどね?」




「それが・・・すげー力になったよ。
なんて言ったらいいのか分からねーけど、樹里の字は・・・なんか、すげーよ。」





エロ親父が真剣な顔でそう言うので、樹里は頷いた。





「貰った紙は、試合の日も大学受験の時も持って行ったしな・・・。
あとは、大学2年の司法試験の勉強中はよく眺めてて・・・試験日当日の応援の紙も勿論持って行ってた。」






エロ親父が、樹里の頭をポンッとして・・・






笑った・・・。






「合格したよ、司法試験。
大学在学中でも合格出来る予備試験を、2年の時に。
今は社会人1年目の歳だけど、11月から司法研修生で弁護士になる勉強をする。」







そう言って、樹里に笑い掛けるエロ親父は・・・







今まで会った時よりも・・・








ずっと、








ずっと、








“特別”に可愛かった・・・。
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