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数日後 2月もそろそろ終わる夜
「だから!!!
もうその案件は良いって!!!
どうせ“お兄ちゃん”が俺達のことをくっつけようとしただけだろ!!!」
私が作った夜ご飯を今日は青さんと一緒に食べていく。
「せっかく2人とも久しぶりに早く帰ってきたんだぞ!?
仕事の会話とかつまんねーだろ!!」
「青さんが“今日は一緒に飯食うぞ”ってうるさかったから早く帰ってきただけだよ?」
「たまには良いだろ!!
家族でも友達でも、時間合わせて一緒に飯食うとか普通だろ!!」
そんな嬉しいことを言ってくれ、心の中でニヤニヤとしながら自分が作った生姜焼きを食べていく。
「お前、明日何すんの?」
「仕事。」
「土曜日なのにどうしたんだよ?」
「元々土日も働いてたし、土曜日でも普通に仕事をしようかなと。
青さんがいない間にゴロゴロしてた土曜日もあったけど、その1日でもう満足かなって。」
「家でゴロゴロしてた感じ?」
「うん、海外ドラマを一気に観た。」
「何ていうやつ?」
私が答えると、青さんは驚いた顔でパッと顔を上げた。
「望ってそういうやつ観るのかよ。
あれ、男と女がチ◯コだのマ◯コだの、ギャーギャーワーワー騒いでるドラマなんだろ?」
「・・・・そこまで下品ではないけど、言いたいことはまあ、分かる。」
「女ってああいうくだらないやつ好きだよな~。」
青さんは生姜焼きと同じお皿に盛ってあるキャベツの千切りにマヨネーズをかけていく。
やけに多くかけていき・・・
そして・・・
そのマヨネーズを生姜焼きにも普通にかけた。
それを眺めていたら・・・
「明日の仕事終わったら、夜どっか食いに行く?」
青さんがそう聞きながら、マヨネーズがたっぷりかかった生姜焼きをモリモリと食べ始めた。
さっきまでは普通に食べていたのに、マヨネーズをかけた瞬間にこんなにモリモリと。
私と夫婦ごっこをしていた時は絶対にマヨネーズをこんな風にはかけなかったのに。
それには心の中で泣きながら答えた。
「マヨラーの人とは食べ物の好みも違うだろうし、行かない。」
「・・・・・やべ、間違えた!!
いや、これは違うんだって!!!
別のことを考えてたら癖でやっただけだって!!!」
「マヨネーズをかけたらモリモリ食べ始めるし、マジで嫌な奴だったよ?」
「いや、違うんだって!!!!
何でもないフリをしてお前を飯に誘う方に気を取られまくってて、間違えただけのやつ!!!」
めちゃくちゃ慌てながらそんなことを言っていて、それには思わず笑いながら伝えた。
「ちょっと考えさせて。
明日連絡するよ。
もしたしから明日、他の人と食べに行くかもしれないし。」
「男?」
マヨネーズがかかっているキャベツの千切りをモリモリと食べながら青さんが聞いてきて、それには普通に答える。
「うん。」
「“男友達”?」
「ううん。」
「は?じゃあ、誰だよ?」
「仕事関係の人。」
「清掃先に良い奴いたのかよ?」
普通の感じではあるけれど、絶対に嫉妬しているであろう青さんのことを真っ直ぐと見て言った。
「青さん、うるさいよ。
“ほぼお兄ちゃん”と“ほぼ友達”は黙ってて。」
やっぱり、心の中で泣いた。
青さんの弱みを握る仕事はこんなにも苦しくて悲しくて虚しいなと、やっぱりどうしてもそう思いながら。
「だから!!!
もうその案件は良いって!!!
どうせ“お兄ちゃん”が俺達のことをくっつけようとしただけだろ!!!」
私が作った夜ご飯を今日は青さんと一緒に食べていく。
「せっかく2人とも久しぶりに早く帰ってきたんだぞ!?
仕事の会話とかつまんねーだろ!!」
「青さんが“今日は一緒に飯食うぞ”ってうるさかったから早く帰ってきただけだよ?」
「たまには良いだろ!!
家族でも友達でも、時間合わせて一緒に飯食うとか普通だろ!!」
そんな嬉しいことを言ってくれ、心の中でニヤニヤとしながら自分が作った生姜焼きを食べていく。
「お前、明日何すんの?」
「仕事。」
「土曜日なのにどうしたんだよ?」
「元々土日も働いてたし、土曜日でも普通に仕事をしようかなと。
青さんがいない間にゴロゴロしてた土曜日もあったけど、その1日でもう満足かなって。」
「家でゴロゴロしてた感じ?」
「うん、海外ドラマを一気に観た。」
「何ていうやつ?」
私が答えると、青さんは驚いた顔でパッと顔を上げた。
「望ってそういうやつ観るのかよ。
あれ、男と女がチ◯コだのマ◯コだの、ギャーギャーワーワー騒いでるドラマなんだろ?」
「・・・・そこまで下品ではないけど、言いたいことはまあ、分かる。」
「女ってああいうくだらないやつ好きだよな~。」
青さんは生姜焼きと同じお皿に盛ってあるキャベツの千切りにマヨネーズをかけていく。
やけに多くかけていき・・・
そして・・・
そのマヨネーズを生姜焼きにも普通にかけた。
それを眺めていたら・・・
「明日の仕事終わったら、夜どっか食いに行く?」
青さんがそう聞きながら、マヨネーズがたっぷりかかった生姜焼きをモリモリと食べ始めた。
さっきまでは普通に食べていたのに、マヨネーズをかけた瞬間にこんなにモリモリと。
私と夫婦ごっこをしていた時は絶対にマヨネーズをこんな風にはかけなかったのに。
それには心の中で泣きながら答えた。
「マヨラーの人とは食べ物の好みも違うだろうし、行かない。」
「・・・・・やべ、間違えた!!
いや、これは違うんだって!!!
別のことを考えてたら癖でやっただけだって!!!」
「マヨネーズをかけたらモリモリ食べ始めるし、マジで嫌な奴だったよ?」
「いや、違うんだって!!!!
何でもないフリをしてお前を飯に誘う方に気を取られまくってて、間違えただけのやつ!!!」
めちゃくちゃ慌てながらそんなことを言っていて、それには思わず笑いながら伝えた。
「ちょっと考えさせて。
明日連絡するよ。
もしたしから明日、他の人と食べに行くかもしれないし。」
「男?」
マヨネーズがかかっているキャベツの千切りをモリモリと食べながら青さんが聞いてきて、それには普通に答える。
「うん。」
「“男友達”?」
「ううん。」
「は?じゃあ、誰だよ?」
「仕事関係の人。」
「清掃先に良い奴いたのかよ?」
普通の感じではあるけれど、絶対に嫉妬しているであろう青さんのことを真っ直ぐと見て言った。
「青さん、うるさいよ。
“ほぼお兄ちゃん”と“ほぼ友達”は黙ってて。」
やっぱり、心の中で泣いた。
青さんの弱みを握る仕事はこんなにも苦しくて悲しくて虚しいなと、やっぱりどうしてもそう思いながら。
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