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「真琴ちゃんが“ミコちゃん”って言った声が聞こえたから下りてきちゃった。
増田ホールディングスに入ったんだよね?」
そんなことを2階から下りてきて言ってくる。
可愛い女の人に無言で頷くと、女の人は困った顔で笑った。
「増田君、まだ帰って来てないんだよね。
後でミコちゃんが来たって言っておくね。」
“増田君”と言いながらそんな話をしてくる。
元気さんはこの可愛い女の人に私の話をしていたらしい。
私のことを何と話したのか、どんなことまで話したのか想像してしまい、泣きたくなってきた。
「私が来たことは言わないでください。
お酒を買いに来ただけなので。」
本当は元気さんに会いたくて来たけれど嘘をついた。
一人暮らしをしている元気さんはいないのに2階から下りてきたこの可愛い女の人に、本当のことは言えなかったから。
今日は付き合えるか付き合えないかの大事な日と元気さんは言っていた。
そんな日に私が来てしまった・・・。
私のことをどこまで聞いているか分からないけれど、私の名前を聞いてわざわざ下に下りてきたこの可愛い女の人に伝える。
「増田財閥の御曹司はあなたのことが凄く好きみたいですから。」
1年前に約束をした私ではなく、高校生に見えてしまうような私ではなく、元気さんはこの女の人のことを好きになった。
私の言葉に可愛い女の人は少し驚いた顔をした後、凄く嬉しそうに笑った。
「そっか、よかった。」
「そりゃあ大好きでしょうよ。
昨日もあんなにエッチしてたんだから。」
増田ホールディングスに入ったんだよね?」
そんなことを2階から下りてきて言ってくる。
可愛い女の人に無言で頷くと、女の人は困った顔で笑った。
「増田君、まだ帰って来てないんだよね。
後でミコちゃんが来たって言っておくね。」
“増田君”と言いながらそんな話をしてくる。
元気さんはこの可愛い女の人に私の話をしていたらしい。
私のことを何と話したのか、どんなことまで話したのか想像してしまい、泣きたくなってきた。
「私が来たことは言わないでください。
お酒を買いに来ただけなので。」
本当は元気さんに会いたくて来たけれど嘘をついた。
一人暮らしをしている元気さんはいないのに2階から下りてきたこの可愛い女の人に、本当のことは言えなかったから。
今日は付き合えるか付き合えないかの大事な日と元気さんは言っていた。
そんな日に私が来てしまった・・・。
私のことをどこまで聞いているか分からないけれど、私の名前を聞いてわざわざ下に下りてきたこの可愛い女の人に伝える。
「増田財閥の御曹司はあなたのことが凄く好きみたいですから。」
1年前に約束をした私ではなく、高校生に見えてしまうような私ではなく、元気さんはこの女の人のことを好きになった。
私の言葉に可愛い女の人は少し驚いた顔をした後、凄く嬉しそうに笑った。
「そっか、よかった。」
「そりゃあ大好きでしょうよ。
昨日もあんなにエッチしてたんだから。」
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