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「行きませんけど。」
「でも、この前は社食だったし・・・。」
モゴモゴと元気さんが焦りながら喋っていて、私は聞いてみた。
「私のこと、何か聞きましたか?」
あの可愛い女の人や宝田さんの娘さんから何かを聞いたのかもしれない。
そう思い聞いてみたら、元気さんが真剣な顔で頷いた。
「何を言われたのかは知りませんけど、私はもう捨てたので。」
「捨てた・・・?」
「忘れたでもなく、なかったことにしたでもなく、私はもう捨てました。
元気さんのことも元気さんとの約束も。
宝多米店で売られている“元気”の純米酒を飲み干して、一滴も残らず瓶まで捨てました。」
私がそう答えると元気さんは慌てた様子になった。
「元気さんの“好きな女の子”に何も言うつもりはありません。
会社でも変なことを言ったり変に近付いたりしません。
一緒にご飯を食べてくれて、一緒に帰ってくれてありがとうございました。」
「でも、この前は社食だったし・・・。」
モゴモゴと元気さんが焦りながら喋っていて、私は聞いてみた。
「私のこと、何か聞きましたか?」
あの可愛い女の人や宝田さんの娘さんから何かを聞いたのかもしれない。
そう思い聞いてみたら、元気さんが真剣な顔で頷いた。
「何を言われたのかは知りませんけど、私はもう捨てたので。」
「捨てた・・・?」
「忘れたでもなく、なかったことにしたでもなく、私はもう捨てました。
元気さんのことも元気さんとの約束も。
宝多米店で売られている“元気”の純米酒を飲み干して、一滴も残らず瓶まで捨てました。」
私がそう答えると元気さんは慌てた様子になった。
「元気さんの“好きな女の子”に何も言うつもりはありません。
会社でも変なことを言ったり変に近付いたりしません。
一緒にご飯を食べてくれて、一緒に帰ってくれてありがとうございました。」
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