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爆笑しながら顔から汗を流している元気さんを見上げ、私は持ってきた赤いタンブラーを差し出した。



「飲みますか?
まだ口を付けていませんよ。」



「マジで!?いいの!?
中身なに!?やっぱり甘酒!?」



「麦茶です。」



「麦茶かよ!!!」



また爆笑しながらも私に両手を合わせて小さくお辞儀をし、それからタンブラーの蓋を開け麦茶をグビグビと飲んだ。



「・・・うっっっっま!!!!
夏はやっぱり麦茶だよね!!!?」



そんな言葉に私も笑いながら頷き、お礼を言われながら受け取った赤いタンブラーを両手で握り締めた。
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