90 / 236
7
7-3
しおりを挟む
「譲社長、めちゃくちゃ怖かったね・・・。」
夕方、女子トイレに入ると総務部の数人の女の先輩達が集まっていた。
その中の1人が私に気付き心配そうな顔で声を掛けてきた。
「国光さん大丈夫!?
譲社長が小関部長に言ってたし仕事増やされた!?」
「いえ、私にはまだ何も言ってきていません。」
「そうなんだ・・・。
小関部長、デスクでずっと難しい顔をしたまま固まってるよね。」
「小関部長も別に仕事が出来ない人ではないけどね。
頭が固すぎて臨機応変に対応出来ない所もあるけどさ。」
「でもだからこそ仕事も手は抜かないしうちらにもそれを求めてくるから、総務部としてはちゃんと仕事してるのにね。」
「だよね~・・・。
それなのに総務部の仕事も人も少なくしていくって言ってたよね。
頑張ってるうちらに対して酷くない?」
「でもさ、うちらめちゃくちゃ仕事多くて残業しまくってるのに、みなし残業も多いから残業代もほとんどつかないし、そもそも基本給もボーナスも低いよね!?
他のグループ会社の総務部に比べてもめちゃくちゃ低いらしいよ!?」
「それ知ってる!!
男の先輩なんて“これじゃあ結婚も出来ない”とか言ってた!!
増田ホールディングスに勤めてるのに意味不明なくらい給与貰えてないよね!?」
それから女の先輩達による給与額の暴露が始まり、私はそれを聞いて驚くしかなった。
私よりも遥かに低い金額だったから。
夕方、女子トイレに入ると総務部の数人の女の先輩達が集まっていた。
その中の1人が私に気付き心配そうな顔で声を掛けてきた。
「国光さん大丈夫!?
譲社長が小関部長に言ってたし仕事増やされた!?」
「いえ、私にはまだ何も言ってきていません。」
「そうなんだ・・・。
小関部長、デスクでずっと難しい顔をしたまま固まってるよね。」
「小関部長も別に仕事が出来ない人ではないけどね。
頭が固すぎて臨機応変に対応出来ない所もあるけどさ。」
「でもだからこそ仕事も手は抜かないしうちらにもそれを求めてくるから、総務部としてはちゃんと仕事してるのにね。」
「だよね~・・・。
それなのに総務部の仕事も人も少なくしていくって言ってたよね。
頑張ってるうちらに対して酷くない?」
「でもさ、うちらめちゃくちゃ仕事多くて残業しまくってるのに、みなし残業も多いから残業代もほとんどつかないし、そもそも基本給もボーナスも低いよね!?
他のグループ会社の総務部に比べてもめちゃくちゃ低いらしいよ!?」
「それ知ってる!!
男の先輩なんて“これじゃあ結婚も出来ない”とか言ってた!!
増田ホールディングスに勤めてるのに意味不明なくらい給与貰えてないよね!?」
それから女の先輩達による給与額の暴露が始まり、私はそれを聞いて驚くしかなった。
私よりも遥かに低い金額だったから。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
25
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる