187 / 236
14
14-11
しおりを挟む
「普通じゃない女の子?」
父さんが不思議そうな顔で聞いてくるので俺は資料に載っている50万円を指差した。
「ここの会社は潰れるらしい。
たぶん当たる、あの子の言葉は信用出来てしまう言葉なのは分かる。
前払いで支払いをする会社らしいから、恐らく契約は実行されないからうちの損になるんだと思う。」
「この会社?・・・昔からお願いしてる所だな。
俺が当時働いてた時からあった。
総務部で調査してないのか?」
「一平君が調査した結果“問題”ないという判断らしい。
でも潰れるんだと思う。
父さんの方で調べられる?
聞こえちゃったからには持ってきたけど、俺は増田の仕事なんてしたくない。」
俺がそう言うと「こんなの朝飯前!」と父さんがスマホを持った。
「“ゆきのうえ商店街”の麒麟に依頼するだけっしょ!?」
「勿論、だからすぐに分かる。
幼馴染みが麒麟とか俺は最強だよ。
神様がいなくても全然余裕。」
「この世界に神様なんかいないっしょ。
いたら不幸なことなんて起きてない。」
そう言いながら社長室にある応接ソファーに座り天井を見上げた。
「どうした?不幸なこと起きたか?」
「起きまくりでしょ、増田の家に生まれた時点で人生ハードモード。」
「申し訳ないな、この世界に産んで!!」
「死んだらどこに行くのかな。」
「いやいや、そんな親が心配になること言うなよ。」
「死んだら会えるのかなと思って。」
「誰に?」
「巫女に。」
「巫女?」
「神社の巫女。」
「毎日いるだろ?総務部に。
あれ、配属総務部じゃなかったかな。
国光の娘さん、どこの部署だったか・・・。
“ゆきのうえ商店街”の近くにある神社の巫女でいいなら増田ホールディングスにいるぞ?」
父さんが不思議そうな顔で聞いてくるので俺は資料に載っている50万円を指差した。
「ここの会社は潰れるらしい。
たぶん当たる、あの子の言葉は信用出来てしまう言葉なのは分かる。
前払いで支払いをする会社らしいから、恐らく契約は実行されないからうちの損になるんだと思う。」
「この会社?・・・昔からお願いしてる所だな。
俺が当時働いてた時からあった。
総務部で調査してないのか?」
「一平君が調査した結果“問題”ないという判断らしい。
でも潰れるんだと思う。
父さんの方で調べられる?
聞こえちゃったからには持ってきたけど、俺は増田の仕事なんてしたくない。」
俺がそう言うと「こんなの朝飯前!」と父さんがスマホを持った。
「“ゆきのうえ商店街”の麒麟に依頼するだけっしょ!?」
「勿論、だからすぐに分かる。
幼馴染みが麒麟とか俺は最強だよ。
神様がいなくても全然余裕。」
「この世界に神様なんかいないっしょ。
いたら不幸なことなんて起きてない。」
そう言いながら社長室にある応接ソファーに座り天井を見上げた。
「どうした?不幸なこと起きたか?」
「起きまくりでしょ、増田の家に生まれた時点で人生ハードモード。」
「申し訳ないな、この世界に産んで!!」
「死んだらどこに行くのかな。」
「いやいや、そんな親が心配になること言うなよ。」
「死んだら会えるのかなと思って。」
「誰に?」
「巫女に。」
「巫女?」
「神社の巫女。」
「毎日いるだろ?総務部に。
あれ、配属総務部じゃなかったかな。
国光の娘さん、どこの部署だったか・・・。
“ゆきのうえ商店街”の近くにある神社の巫女でいいなら増田ホールディングスにいるぞ?」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
25
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる