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「普通じゃない女の子?」
父さんが不思議そうな顔で聞いてくるので俺は資料に載っている50万円を指差した。
「ここの会社は潰れるらしい。
たぶん当たる、あの子の言葉は信用出来てしまう言葉なのは分かる。
前払いで支払いをする会社らしいから、恐らく契約は実行されないからうちの損になるんだと思う。」
「この会社?・・・昔からお願いしてる所だな。
俺が当時働いてた時からあった。
総務部で調査してないのか?」
「一平君が調査した結果“問題”ないという判断らしい。
でも潰れるんだと思う。
父さんの方で調べられる?
聞こえちゃったからには持ってきたけど、俺は増田の仕事なんてしたくない。」
俺がそう言うと「こんなの朝飯前!」と父さんがスマホを持った。
「“ゆきのうえ商店街”の麒麟に依頼するだけっしょ!?」
「勿論、だからすぐに分かる。
幼馴染みが麒麟とか俺は最強だよ。
神様がいなくても全然余裕。」
「この世界に神様なんかいないっしょ。
いたら不幸なことなんて起きてない。」
そう言いながら社長室にある応接ソファーに座り天井を見上げた。
「どうした?不幸なこと起きたか?」
「起きまくりでしょ、増田の家に生まれた時点で人生ハードモード。」
「申し訳ないな、この世界に産んで!!」
「死んだらどこに行くのかな。」
「いやいや、そんな親が心配になること言うなよ。」
「死んだら会えるのかなと思って。」
「誰に?」
「巫女に。」
「巫女?」
「神社の巫女。」
「毎日いるだろ?総務部に。
あれ、配属総務部じゃなかったかな。
国光の娘さん、どこの部署だったか・・・。
“ゆきのうえ商店街”の近くにある神社の巫女でいいなら増田ホールディングスにいるぞ?」
父さんが不思議そうな顔で聞いてくるので俺は資料に載っている50万円を指差した。
「ここの会社は潰れるらしい。
たぶん当たる、あの子の言葉は信用出来てしまう言葉なのは分かる。
前払いで支払いをする会社らしいから、恐らく契約は実行されないからうちの損になるんだと思う。」
「この会社?・・・昔からお願いしてる所だな。
俺が当時働いてた時からあった。
総務部で調査してないのか?」
「一平君が調査した結果“問題”ないという判断らしい。
でも潰れるんだと思う。
父さんの方で調べられる?
聞こえちゃったからには持ってきたけど、俺は増田の仕事なんてしたくない。」
俺がそう言うと「こんなの朝飯前!」と父さんがスマホを持った。
「“ゆきのうえ商店街”の麒麟に依頼するだけっしょ!?」
「勿論、だからすぐに分かる。
幼馴染みが麒麟とか俺は最強だよ。
神様がいなくても全然余裕。」
「この世界に神様なんかいないっしょ。
いたら不幸なことなんて起きてない。」
そう言いながら社長室にある応接ソファーに座り天井を見上げた。
「どうした?不幸なこと起きたか?」
「起きまくりでしょ、増田の家に生まれた時点で人生ハードモード。」
「申し訳ないな、この世界に産んで!!」
「死んだらどこに行くのかな。」
「いやいや、そんな親が心配になること言うなよ。」
「死んだら会えるのかなと思って。」
「誰に?」
「巫女に。」
「巫女?」
「神社の巫女。」
「毎日いるだろ?総務部に。
あれ、配属総務部じゃなかったかな。
国光の娘さん、どこの部署だったか・・・。
“ゆきのうえ商店街”の近くにある神社の巫女でいいなら増田ホールディングスにいるぞ?」
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