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私がそう言うと、アヤメさんが優しく眼鏡をかけてくれた。
ハッキリとした世界の中、困った顔の2人の顔が・・・。
私は、その2人を・・・また交互に見る・・・。
そして、私も困った・・・。
恐る恐る、藤岡副社長を振り返る・・・。
藤岡副社長は、なんとも言えないような顔で立っている・・・。
そして、ゆっくりと私の隣に立った。
「うん、良いとは思う。
本当に見る目があるんだね。
別人のようだったよ。」
そう言ってから、2人を交互に見ている。
「なんと言ったらいいか・・・。
本当に申し訳ないのだけど、弊社はまだ・・・その、色々と遅れてもいるから。」
大企業中の大企業である藤岡ホールディングスの副社長がそんな発言をして、私は首を傾げる。
「アヤメさんの方は、ドレスではなくスーツか目立ちすぎないオフィスカジュアルを着てくれればと思うんだが・・・」
副社長が言葉を切ってから、明さんを見た。
「その・・・弊社は、まだこういう面は遅れていて・・・。
申し訳ないのだけど、入社をしたら男性用のスーツを着て貰いたいのだけど、可能かな?」
そう言って、真っ白のアヤメさんとは正反対の・・・
真っ黒のロングドレスとファーの上着を羽織っている明さんを見た。
ハッキリとした世界の中、困った顔の2人の顔が・・・。
私は、その2人を・・・また交互に見る・・・。
そして、私も困った・・・。
恐る恐る、藤岡副社長を振り返る・・・。
藤岡副社長は、なんとも言えないような顔で立っている・・・。
そして、ゆっくりと私の隣に立った。
「うん、良いとは思う。
本当に見る目があるんだね。
別人のようだったよ。」
そう言ってから、2人を交互に見ている。
「なんと言ったらいいか・・・。
本当に申し訳ないのだけど、弊社はまだ・・・その、色々と遅れてもいるから。」
大企業中の大企業である藤岡ホールディングスの副社長がそんな発言をして、私は首を傾げる。
「アヤメさんの方は、ドレスではなくスーツか目立ちすぎないオフィスカジュアルを着てくれればと思うんだが・・・」
副社長が言葉を切ってから、明さんを見た。
「その・・・弊社は、まだこういう面は遅れていて・・・。
申し訳ないのだけど、入社をしたら男性用のスーツを着て貰いたいのだけど、可能かな?」
そう言って、真っ白のアヤメさんとは正反対の・・・
真っ黒のロングドレスとファーの上着を羽織っている明さんを見た。
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