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「履歴書とか・・・必要?」



当たり前だけど何もないので、確認する。
俺の仕事の話は真知子にしていなかったから。



「いりません。
それを見ても私にはよく分からないので。」



じゃあ・・・一体何を見ているのか不思議になった。



ダイニングテーブルの向こう側、ライトアップしたクリスマスツリーをバックに、真知子が俺を見詰める。



緊張しながら、真知子の面接を待った。



真剣な顔をした真知子がゆっくりと口を開き、話し始めた・・・。



「名前を、教えて下さい。」



そこから始めるらしい。



「葛西小太郎です。」



俺が名前を答えると、真知子は小さく頷いた。



そして・・・


















「これから、冒険に行きます。」
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