【完】幼なじみの小太郎君が、今日も私の眼鏡を外す

Bu-cha

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「もしかして、もしかして・・・私が、凛太郎さんが彼女と別れるようにって、小太郎君にお願いしたから・・・?」



薄暗くしたリビング、クリスマスツリーの明かりが輝く中・・・
ソファーに座った真知子の目の前に近付こうとした俺に、真知子がそのことを聞いてきた。



「違う・・・。
俺が、この俺が・・・なんで真知子なんかのためにそんなことすんだよ・・・。」



真知子のためだった・・・。
真知子のためだった・・・。
大好きな大好きな真知子のためだった。



「ごめんね、小太郎君・・・。
ごめんね・・・。」



否定したのに、真知子に謝られる・・・。
俺は・・・したことがなかった・・・。
俺は・・・好きな女と・・・したことがない。



したかった・・・。



俺は、真知子としたかった・・・。



ずっと、ずっと、真知子としたくて・・・。



でも、それは無理だと分かって・・・。



“友達”なのだと、分かって・・・。



何度も自分に言い聞かせていたのに・・・。



社長が・・・



社長が・・・



俺の指揮者が、ガンガンいけと・・・



そう、言ってしまったから・・・。



告白しようとしてしまった。
告白しようとしてしまった。
また、そんなことをしようとして・・・。
そして、突き付けられた・・・。



眼鏡を自分から外し、転びそうになりながらも兄貴の方に向かっていく真知子の想いを・・・
突き付けられた・・・。



「・・・1回でいいから・・・やらせろよ・・・。
それだけでいいから・・・。
やりたい、俺は・・・凛太郎さんででもいいから、やりたい・・・。」



小太郎ではダメなのは分かっていた。
でも、この前1度だけ・・・
小太郎でもキスをして・・・
真知子の身体を触れて・・・
もう、それで良かった・・・。




「真知子の初めてだけは、俺が欲しい・・・。」




「小太郎君・・・あのね・・・」




「うるせーよ!!!!言うなよ!!!!
言うなよ!!!!
真知子まで、言うなよ!!!」




“凛太郎さんの方が良い”
真知子からは、この言葉を聞きたくなかった。
真知子からだけは、絶対に聞きたくなかった。




強引に鼻先と鼻先をくっつけ、真知子を見詰める。




「欲しい・・・。
頼む・・・、1回だけ・・・。
顔、ソックリだろ?
俺は凛太郎さんと・・・顔がソックリだろ?
よく見ろよ・・・真知子、よく見ろよ・・・。
小太郎なんて、消すから・・・。」




欲しい・・・。




欲しい・・・。




どうしても、それだけでも欲しい・・・。




それだけは、取られたくない・・・。




心が貰えないのは分かっているから・・・。




それだけは、欲しい・・・。





「小太郎なんて消すから、真知子の処女・・・俺にくれよ・・・。」











小太郎side........
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