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あまりの人の多さに驚き、固まる・・・。
「入社してから、あの面接官どこに行ったのかずっと探してたんだよ!!!」
「飯田さんだったの!!??」
「そもそも、飯田さんって社内でも全然見掛けないから!!!」
「見掛けてもあの面接官だって、全然気付かなかった!!!」
みんなが口々にそんなことを言い、私は驚く。
誰にも話し掛けられたことがなかったから。
私は入社をして・・・面接以外では話したことがなかった。
人事部の人とも話す暇もないくらいだったし・・・。
その理由が、私のことを誰も面接官だと気付いていなかったらしい・・・。
それに驚き、固まり続けていると・・・
「少し、眼鏡外してくださいよ!!!」
と、誰かが言って・・・みんなが盛り上がった。
そう言われてしまい、私はゆっくりと眼鏡に手をかける・・・
そして、外そうとした・・・
その、瞬間・・・
骸骨のような私の手を、優しく掴まれた。
その手を辿ると、小太郎君だった。
「俺が!!俺がいるのに!!!
婚約者のこの俺がいるのに!!!!
真知子がお前らなんかのために眼鏡外すわけねーだろ!!!??」
そう、叫んで・・・
「真知子の眼鏡外せるのは、俺だけなんだよ!!!!」
「入社してから、あの面接官どこに行ったのかずっと探してたんだよ!!!」
「飯田さんだったの!!??」
「そもそも、飯田さんって社内でも全然見掛けないから!!!」
「見掛けてもあの面接官だって、全然気付かなかった!!!」
みんなが口々にそんなことを言い、私は驚く。
誰にも話し掛けられたことがなかったから。
私は入社をして・・・面接以外では話したことがなかった。
人事部の人とも話す暇もないくらいだったし・・・。
その理由が、私のことを誰も面接官だと気付いていなかったらしい・・・。
それに驚き、固まり続けていると・・・
「少し、眼鏡外してくださいよ!!!」
と、誰かが言って・・・みんなが盛り上がった。
そう言われてしまい、私はゆっくりと眼鏡に手をかける・・・
そして、外そうとした・・・
その、瞬間・・・
骸骨のような私の手を、優しく掴まれた。
その手を辿ると、小太郎君だった。
「俺が!!俺がいるのに!!!
婚約者のこの俺がいるのに!!!!
真知子がお前らなんかのために眼鏡外すわけねーだろ!!!??」
そう、叫んで・・・
「真知子の眼鏡外せるのは、俺だけなんだよ!!!!」
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