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ゲイバーでどんな“勉強”が出来るのか・・・。
そう思っていて・・・。



そしたら・・・



「明っていうのか、女の子みたいで可愛いね!!
ドレス似合ってるよ!!」



「明の1番上のお兄ちゃんも大学の時に働いてたんだよね?
筋肉モリモリのマッチョでイケメンだったから、凄い人気だったんだよ!」



「明は女の子の格好の子なんだね!
二十歳だっけ?可愛いよね!!」



と、店員のみんながワラワラと寄ってきてくれて・・・。
スカートを履いて女口調でいたとしても男として扱われていたあたしが、ここでは“女の子”として扱ってもらえたことに驚いていた・・・。



それは従業員のみんなだけでなく、お客さんからも・・・。



「新しい子なんだ?
俺は女の格好してる子はあんまり好きじゃないけど、ここまで綺麗な顔してる若い男の子だったらいいね!」



とか言いながら、隣に座ったあたしと楽しく話してくれて・・・。



「明、可愛いな~・・・。」



とまで言ってくれて、チヤホヤしてくれた。



ゲイバーには色んなタイプの“ゲイ”の従業員がいた。
あたしみたいに女の格好をしている人は少なくて、あまり人気はなかった。



普通に格好良い男の子もいたし、普通のおじさんもいたし、筋肉がよくついた男の人も。
口調も女みたいな口調ばかりでなく、普通に話す従業員もいて・・・。



この場所以外で会ったら気付かない“ゲイ”だとも思っていた。
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