23 / 262
2
2-13
しおりを挟む
「内定・・・?この場で・・・?」
「はい。」
「その・・・営業部の部長とか、社長とかの面接もなくて・・・?」
「屋敷さんが希望されるなら、予定を組みますが・・・そうされますか?」
困ったように少し笑って、さっき何かを書いていた紙に目を落とした。
“花崎さんが選んだ子なんだから。”
その言葉の意味は、本当にそのままの通りだった。
この子が、本当に選んでいる。
こんなにまだ若い子がたった1人で、この会社の社員を選んでいる・・・。
鳥肌が止まらなかった・・・。
そして、伝えなければいけないと思った。
「内定をいただきありがとうございます。
ですが、私は1つ隠し事をしております。」
少し驚いた顔で、花崎さんが私を見る。
「私は、とてもキツイ性格をしています。
営業成績に嘘はありませんが、何度も店長を泣かせてしまい、恐らくそれが原因で退職してしまった人もおります。」
「はい。」
「その・・・営業部の部長とか、社長とかの面接もなくて・・・?」
「屋敷さんが希望されるなら、予定を組みますが・・・そうされますか?」
困ったように少し笑って、さっき何かを書いていた紙に目を落とした。
“花崎さんが選んだ子なんだから。”
その言葉の意味は、本当にそのままの通りだった。
この子が、本当に選んでいる。
こんなにまだ若い子がたった1人で、この会社の社員を選んでいる・・・。
鳥肌が止まらなかった・・・。
そして、伝えなければいけないと思った。
「内定をいただきありがとうございます。
ですが、私は1つ隠し事をしております。」
少し驚いた顔で、花崎さんが私を見る。
「私は、とてもキツイ性格をしています。
営業成績に嘘はありませんが、何度も店長を泣かせてしまい、恐らくそれが原因で退職してしまった人もおります。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
11
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる