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「海・・・ですか?」
完全に目が覚めた優男の瞳が揺れている。
「そうよ。早く着替えなさい?
スーツでも、あのスーツみたいな服でもなく、普通の服着なさいね?」
「あの・・・」
「なによ?」
「そういうのは、やめた方がいいと思いますが・・・。」
「そういうのって、何よ?」
「・・・僕と、外に出るのは・・・やめた方がいいと思います。」
私は首を傾げる・・・。
「何でよ。アナタと外に出たっていいでしょ?
それとも・・・部屋の中だけで、そういうことしたいってこと?」
「違います・・・っ!
そうではありません・・・。
ですが・・・」
「おかしな人ね。」
少ししか開いていない扉を、私が無理矢理開ける。
パジャマ姿の優男の胸を片手で押し、後に下がったスペースに自分も入る。
「アナタと僕が外にいる所を見られたら、問題になってしまいます・・・」
「本当におかしな人ね。
アナタと外にいたって、問題になるわけないでしょ?
それとも・・・アナタの方が問題になるってこと?」
「僕には・・・アナタが何を考えているのか・・・分かりません・・・。
どうして、僕に・・・、こんなことをするんですか?」
完全に目が覚めた優男の瞳が揺れている。
「そうよ。早く着替えなさい?
スーツでも、あのスーツみたいな服でもなく、普通の服着なさいね?」
「あの・・・」
「なによ?」
「そういうのは、やめた方がいいと思いますが・・・。」
「そういうのって、何よ?」
「・・・僕と、外に出るのは・・・やめた方がいいと思います。」
私は首を傾げる・・・。
「何でよ。アナタと外に出たっていいでしょ?
それとも・・・部屋の中だけで、そういうことしたいってこと?」
「違います・・・っ!
そうではありません・・・。
ですが・・・」
「おかしな人ね。」
少ししか開いていない扉を、私が無理矢理開ける。
パジャマ姿の優男の胸を片手で押し、後に下がったスペースに自分も入る。
「アナタと僕が外にいる所を見られたら、問題になってしまいます・・・」
「本当におかしな人ね。
アナタと外にいたって、問題になるわけないでしょ?
それとも・・・アナタの方が問題になるってこと?」
「僕には・・・アナタが何を考えているのか・・・分かりません・・・。
どうして、僕に・・・、こんなことをするんですか?」
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