【完】FUJIメゾン・ビビ～インターフォンを鳴らして～

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部屋に入ると・・・



「今日・・・凄く豪華じゃない。」



一人用の小さなダイニングテーブルには、豪華な食事が・・・。



気が向いた時にフラッと優男の部屋のインターフォンを鳴らすと、その度に美味しいご飯や、ワインと合う物を出してくれるけど・・・



ここまで豪華なご飯が先に準備されているのは、初めてで・・・。




「今日、来るといいなって思ってたんだ。」




優男が嬉しそうな顔で笑うので、私も笑い返した。




店長から貰った下着、鞄に入っている買ったばかりのネックレス・・・
たまたま優男が豪華な食事を作ってくれていた・・・




そして・・・




優男がキッチンから持ってきた赤ワインを見て・・・




「それ・・・どうしたのよ？」




ワインが好きなので、そのワインは知っている。
興味のない人だって、聞いたことはあるかもってくらいのお高いワインで・・・。




「キミがワイン好きだから。」