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この人の部屋の中・・・
久しぶりに入った、この人の部屋の中・・・
1人掛け用のダイニングテーブルに座ると、ホットココアを出してくれた。
それを口に少しだけ含むと、甘い味が口の中に、身体に、染み渡った・・・。
「少し・・・痩せたね?」
「当たり前でしょ、この2ヶ月ちょっと・・・ろくに食べてないんだから。」
「ごめんね・・・。」
「私のセクシーでゴージャスな身体がしぼんじゃったわよ。
それで満足出来なくても、知らないんだから。」
本当は、こんな風にキツイことを言いたいわけじゃないのに・・・
本当は、忙しかったこの人を労ってあげられるような女になりたいのに・・・。
こんな風でしかいられない自分が凄く嫌になる・・・。
あんなに、自分のことが大好きだったのに・・・。
自信がなくなってしまう・・・
この人の前だと・・・
弱い、弱い、私の大嫌いな私が出てきてしまう・・・
「生きてて、よかったわ・・・」
久しぶりに入った、この人の部屋の中・・・
1人掛け用のダイニングテーブルに座ると、ホットココアを出してくれた。
それを口に少しだけ含むと、甘い味が口の中に、身体に、染み渡った・・・。
「少し・・・痩せたね?」
「当たり前でしょ、この2ヶ月ちょっと・・・ろくに食べてないんだから。」
「ごめんね・・・。」
「私のセクシーでゴージャスな身体がしぼんじゃったわよ。
それで満足出来なくても、知らないんだから。」
本当は、こんな風にキツイことを言いたいわけじゃないのに・・・
本当は、忙しかったこの人を労ってあげられるような女になりたいのに・・・。
こんな風でしかいられない自分が凄く嫌になる・・・。
あんなに、自分のことが大好きだったのに・・・。
自信がなくなってしまう・・・
この人の前だと・・・
弱い、弱い、私の大嫌いな私が出てきてしまう・・・
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