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始発のガラガラな電車に乗っていると・・・



1人の女の子が途中で入ってきた・・・。



見覚えのある女の子に、僕は目で追った。



大学は違うようだけど・・・
たまに車ではなく電車で大学に行く時、何度か見掛ける女の子だった・・・。



綺麗な茶色い髪の毛、白い陶器のような肌に、綺麗な化粧をしている。
派手目な・・・身体がよく分かるような服をいつも着ている。



華奢な身体なのに、僕には凄く強そうな女の子に見えていた。
1本どころではない、何本もの芯が、この女の子に通っているような、そんな漠然としたイメージが見えていた・・・。



「知り合いの女の子か?」



「たまに電車で大学に行く時、何度か見たことがある子。」



「同じ大学?」



「違うみたいだね。」



「ああいう子、タイプ?」



「タイプとかはよく分からないけど・・・あの子の中にいつも芯が何本も通ってるイメージが沸く。
オジさん、どう見える?」
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