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そして・・・



10月15日・・・




僕は、この日のことを、二度と忘れられないはず・・・。






僕の一族は、仮面を被っていた。



みんな、みんな、仮面を被っていた。



そんな一族の影響で、小さな頃から他の人の仮面も何となく分かっていた。



大きくなるにつれて、仮面をつけていなかった同級生達も仮面をつけ始めた。



そして、僕も。



“笑顔”の仮面しか付けられないけど、僕も仮面を付け始めた・・・。






みんな、みんな、何かしらの仮面をつけていると信じて疑わなかった。






だから、この子を見た時は本当に衝撃的だったんだ・・・。
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