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ピンポ───────ン




1週間後の、土曜日




私の部屋のインターフォンが鳴った。




「・・・おはよう、早いね。」



「玄関で待ってたのよ。」




高級なスーツが智の身体に張りついているのを見て、ムシャクシャしてくる。




「智、その格好で行くの?」



「ののかこそ、その格好で行くの?」



「そうよ、これが私だもの。」




智が大笑いしながら私に手を差し出した。




最高潮に気分が良くなり、手を重ねる。





「電車で行きましょう?」



「・・・そんな格好で電車に乗せられませんよ。」
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