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智によく似た・・・多分お父さんとお兄さん。
パッと見は優しそうに見えるけど、この2人からこの重い空気が出ているのは分かる。




やってやろうじゃない。






「今日は、智を貰いに来たわ。」





ポーズを決めながら、2人を見下ろす。





「もうアナタ達の物じゃないから。
これ以上この人を苦しめるなら、私が許さないわよ?」






そう宣言した私を、目の前の2人が・・・








ゆっくりと・・・








私を上から下まで見ていく・・・










この、私の姿を・・・。








綺麗に茶色く染めた髪の毛は、巻いてサイドに流した・・・







デコルテも肩も背中も・・・







胸の谷間までガッツリ出して・・・








身体のラインもよく出る・・・








レッドブラウンのロングドレス。







そして、また私の顔に視線が戻ってきた・・・








最高のキャンバスに彩りを与えた、私の顔に。
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