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お父さんとお兄さん、あとは“お母さん”の妹にも見送ってもらい、玄関に智と並んで立つ。




「ランチでも一緒にしたかったけどな。」



「これから動物園に行きたいようなので。」



「まずは、一旦部屋に戻りたいそうですよ?」




私が本当のことを言うと、私以外の全員が笑っていた。
それにつられるように、私も笑う。




「智、またジムでも一緒に行こうな。」



「そうですね。ありがとうございます。」




そんな会話を兄弟でして、智が私の背中を少し押しながら玄関の扉を開けようとし・・・




私はそれを振り切り、お兄さんを見上げた。





「土日にこの人呼び出してたの、アナタだったのね!?」



「土日・・・?
ああ、急な仕事の時もあるが・・・ジムに誘うこともあるな。直人と3人で。」



「そんなの1人で・・・2人で行ってきなさい。
次そんな理由でこの人のこと呼び出したら、本当に許さないわよ?」
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