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部屋着に着替えた智がダイニングテーブルに座る。
「ワイン、飲みたいわ。」
智が立ち上がる前に、私が鼻歌を歌いながらキッチンに向かう。
そんな私を、智が声を上げて笑いながら見ている。
キッチンに行き、食器棚からワイングラスを1つ、手に取る・・・。
それを眺めながら、思い出す・・・。
去年の誕生日・・・
私が結婚してしまうと思っていた智と初めて繋がった。
玄関まで見送ってくれた智が、震える手で私に渡してくれたワイングラス。
いつも智の部屋で使っていた、私のワイングラス。
震える手で、泣きながら、「おめでとう」と言って・・・。
「ワインを飲んでいる時、少しでいいから、僕のことを思い出して。」と・・・。
「ののか?大丈夫?」
心配になったのか、智が隣に来てくれた。
私が持っていたワイングラスを、智に渡す・・・
そして、食器棚からもう1つのワイングラスを取り出し・・・
「智、子ども作りましょう?」
「ワイン、飲みたいわ。」
智が立ち上がる前に、私が鼻歌を歌いながらキッチンに向かう。
そんな私を、智が声を上げて笑いながら見ている。
キッチンに行き、食器棚からワイングラスを1つ、手に取る・・・。
それを眺めながら、思い出す・・・。
去年の誕生日・・・
私が結婚してしまうと思っていた智と初めて繋がった。
玄関まで見送ってくれた智が、震える手で私に渡してくれたワイングラス。
いつも智の部屋で使っていた、私のワイングラス。
震える手で、泣きながら、「おめでとう」と言って・・・。
「ワインを飲んでいる時、少しでいいから、僕のことを思い出して。」と・・・。
「ののか?大丈夫?」
心配になったのか、智が隣に来てくれた。
私が持っていたワイングラスを、智に渡す・・・
そして、食器棚からもう1つのワイングラスを取り出し・・・
「智、子ども作りましょう?」
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