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「みんな、宝田のこと好きだったの・・・?」
サトシと別れた後に宝田に言うと、宝田は驚いた顔を隠すことなく頷いた。
「気付かなかったの?マジで?」
「全然気付かなかった!!
誰もそんな話してこなかったし!!」
「まあ・・・俺と犬猿の仲の長峰には言わないだろうね。
それにしても・・・長峰、仕事大丈夫?
ちゃんと秘書出来てるの?
企画部でも営業部でも上司に恵まれて、先輩後輩同期にも恵まれてたから成果出せてたけどさ。」
宝田がこんな所でそんな話をしてくる・・・。
「秘書室には第一秘書の先輩しかいないし、しかも凄く忙しいから俺達が気を回さないといけないのに・・・。
長峰、気回せてる?大丈夫?
気を抜いてはいないだろうけど、気を回せてるの?」
それを指摘されると何も言えない・・・。
私が無言でいると、宝田は吹き出して笑いだした。
「今回の案件は俺と一緒だからね、そんな感じでも別にいいけど。
でも、良い人が来てくれるといいけど。」
「良い人なだけじゃなくて、有能でもある人ね。」
今回、それぞれの社長から頼まれた案件。
再婚したのに犬猿の仲である2人の社長が、外に闘争を仕掛けに行く。
「「自然派、うちは弱いからね。」」
今回、自然派化粧品の強化を目指すことになったマツイ化粧品。
そこで必要となるのが、研究開発のノウハウがある人材。
“これから”期待できる人材ではなく、既に完成され・・・“こらからも”期待出来るような人材・・・。
そんな貴重な人材を、引っ張ってくる・・・。
うちの会社に、引っ張ってくる・・・。
それが、今回私達に託された案件だった・・・。
サトシと別れた後に宝田に言うと、宝田は驚いた顔を隠すことなく頷いた。
「気付かなかったの?マジで?」
「全然気付かなかった!!
誰もそんな話してこなかったし!!」
「まあ・・・俺と犬猿の仲の長峰には言わないだろうね。
それにしても・・・長峰、仕事大丈夫?
ちゃんと秘書出来てるの?
企画部でも営業部でも上司に恵まれて、先輩後輩同期にも恵まれてたから成果出せてたけどさ。」
宝田がこんな所でそんな話をしてくる・・・。
「秘書室には第一秘書の先輩しかいないし、しかも凄く忙しいから俺達が気を回さないといけないのに・・・。
長峰、気回せてる?大丈夫?
気を抜いてはいないだろうけど、気を回せてるの?」
それを指摘されると何も言えない・・・。
私が無言でいると、宝田は吹き出して笑いだした。
「今回の案件は俺と一緒だからね、そんな感じでも別にいいけど。
でも、良い人が来てくれるといいけど。」
「良い人なだけじゃなくて、有能でもある人ね。」
今回、それぞれの社長から頼まれた案件。
再婚したのに犬猿の仲である2人の社長が、外に闘争を仕掛けに行く。
「「自然派、うちは弱いからね。」」
今回、自然派化粧品の強化を目指すことになったマツイ化粧品。
そこで必要となるのが、研究開発のノウハウがある人材。
“これから”期待できる人材ではなく、既に完成され・・・“こらからも”期待出来るような人材・・・。
そんな貴重な人材を、引っ張ってくる・・・。
うちの会社に、引っ張ってくる・・・。
それが、今回私達に託された案件だった・・・。
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