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翌日、日曜日・・・。



夜勤明けのお母さんと午前中は沢山話し、お昼の時間に宝田とそれぞれの実家を出た。
実家に帰ると、宝田とはそれぞれの実家に毎回引きこもる。
それくらいに、私達は自分達の実家が大好きだった。



「「帰りたくないな~。」」



私の実家の前まで歩いてきた宝田とそんな言葉まで重なり、2人で笑っていると・・・



「雪枝、駿君!!」



可愛い声、やっぱり聞いたことしかない声が聞こえ、そっちを見る・・・。



そして、可愛い可愛い結子に笑い掛ける。



「「お酒?」」



宝田と2人で聞くと、結子は照れたような顔で頷いた。



「ここのお酒を呑んだら、もう他のお酒は呑めないからね。」



この前ワインを呑んでいた結子がそんなことを言っていて、私は少し困りながら頷く。
婚約者のいる結子を見ながら、聞いてみた。



「これからうちらサトシの所にハンバーガー食べに行くけど、結子も一緒に行く?」



「あ!行きたいな~!!
まだ時間があるから!!
サトシ君のお店、今が1番混んでる時間だけどね!!
駿君、私もいいかな?」



「むしろ、結子に聞いて欲しい話があるくらいなんだけど、俺。」



「どうしたの?」



「長峰に、“子ども作る?”って聞いたら断られた!!」



「・・・私の親友の結子だからって、そんな話までしないでよ!!」



「2人は犬猿の仲だからね~。
犬猿の仲だと、子作りも出来ないのか~。」



結子は可愛くクスクスと笑う。
そんな結子に私も宝田も色々なことを言いながら3人でサトシのお店まで歩いた。
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