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私がそう言うと駿が驚いた顔になった。
「それも知らなかったの!?
大人達が集まってお酒飲むと、毎回その話になってるじゃん!!」
「煩いな~くらいしか思ってなかった!!」
「まあ、いいよ。
何でも俺がよく聞いておいて後で雪枝に教えるよ。」
「うん・・・。」
返事をしながらも俯いた。
さっきのお母さんからの言葉が頭の中でグルグルと回っている・・・。
「雪枝って、真琴のこと好き?」
「うん。」
「正志のことは?」
「う~ん・・・まあ。」
「ユズのことは?」
「好き。」
「俺のことは?」
そう聞かれ・・・
そう聞かれて・・・
「全然!!!!」
顔を上げながら大きな声で答えると、駿は大笑いしながら頷いた。
「そんな感じなんじゃない?
お父さんとお母さんも。
ちなみに、俺も雪枝のこととか全然好きじゃない!!」
駿が大きな声でそう言うので、私も笑った。
「でも、俺達仲は悪くないじゃん?」
「悪くはない。」
「だから結婚したんでしょ、お父さんとお母さん。
喧嘩する程仲が良いの見本みたいな2人だよね。」
「でも・・・お父さん、好きな人がいたんだって。
お母さんじゃなくて・・・別の女の人のことが好きだったんだって。」
私のその言葉に、駿の身体がピクリと動いた。
「それも知らなかったの!?
大人達が集まってお酒飲むと、毎回その話になってるじゃん!!」
「煩いな~くらいしか思ってなかった!!」
「まあ、いいよ。
何でも俺がよく聞いておいて後で雪枝に教えるよ。」
「うん・・・。」
返事をしながらも俯いた。
さっきのお母さんからの言葉が頭の中でグルグルと回っている・・・。
「雪枝って、真琴のこと好き?」
「うん。」
「正志のことは?」
「う~ん・・・まあ。」
「ユズのことは?」
「好き。」
「俺のことは?」
そう聞かれ・・・
そう聞かれて・・・
「全然!!!!」
顔を上げながら大きな声で答えると、駿は大笑いしながら頷いた。
「そんな感じなんじゃない?
お父さんとお母さんも。
ちなみに、俺も雪枝のこととか全然好きじゃない!!」
駿が大きな声でそう言うので、私も笑った。
「でも、俺達仲は悪くないじゃん?」
「悪くはない。」
「だから結婚したんでしょ、お父さんとお母さん。
喧嘩する程仲が良いの見本みたいな2人だよね。」
「でも・・・お父さん、好きな人がいたんだって。
お母さんじゃなくて・・・別の女の人のことが好きだったんだって。」
私のその言葉に、駿の身体がピクリと動いた。
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