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泣きながら駿を見た。
大粒の雪が大量に攻撃してくる中、駿を見た。



そして、言おうとした。



でも、この口からは出てこなくて。



駿には何でも出てくるはずの声が今は出てこなくて。



口を何度も開くけど、そこから声は出て来てくれなくて。



出てきた言葉は・・・



「駿、ごめんね、帰ろう。」



こんな嘘偽の言葉だった。
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