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「響華さん・・・っ今日の筑前煮ヤバイです・・・っ」
その後、いつものようにヘルプの女の子を私の一人暮らしの部屋に上げると、夜の3時なのに筑前煮を食べたいと言うので出してあげた。
そしたら、みんなで号泣している・・・。
それに驚きながらも笑った。
「私、結婚する・・・。」
小さな声でみんなに言うと、泣きながらも凄い勢いで私を見てきた。
「もしかして!!
この前店の前まで来ていた人ですか!?
お父様の会社の!!!」
「・・・そうだけど、よく分かったね?」
「やっっぱり!!!
初めて店にいらした時、響華さんのことばっかり聞いてましたもん!!!!」
それには驚き固まる・・・。
「お父様は少し複雑そうな顔をしていましたね。」
「私が社長の嫁になりたくないのは知ってるからかもね。」
昔からよく言っていたから。
社長の嫁でありながらスナックの“ママ”をして、クラブまで開いたママ。
そのママを、クソ親父のクソみたいに平和な社員は良く思わない人もいたから。
それを知っていたから、私は社長の嫁になんてなりたくなかった。
でも、それ以上に・・・
私は拓実と生きていきたいと思った・・・。
一緒に生きていきたいと思った・・・。
その後、いつものようにヘルプの女の子を私の一人暮らしの部屋に上げると、夜の3時なのに筑前煮を食べたいと言うので出してあげた。
そしたら、みんなで号泣している・・・。
それに驚きながらも笑った。
「私、結婚する・・・。」
小さな声でみんなに言うと、泣きながらも凄い勢いで私を見てきた。
「もしかして!!
この前店の前まで来ていた人ですか!?
お父様の会社の!!!」
「・・・そうだけど、よく分かったね?」
「やっっぱり!!!
初めて店にいらした時、響華さんのことばっかり聞いてましたもん!!!!」
それには驚き固まる・・・。
「お父様は少し複雑そうな顔をしていましたね。」
「私が社長の嫁になりたくないのは知ってるからかもね。」
昔からよく言っていたから。
社長の嫁でありながらスナックの“ママ”をして、クラブまで開いたママ。
そのママを、クソ親父のクソみたいに平和な社員は良く思わない人もいたから。
それを知っていたから、私は社長の嫁になんてなりたくなかった。
でも、それ以上に・・・
私は拓実と生きていきたいと思った・・・。
一緒に生きていきたいと思った・・・。
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