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お母さんと並んでカウンター席に座ると、お母さんが大きく震える手で鞄から小銭をカウンターに置いた。
「これしかありませんが・・・。
この分だけでいいので、この子にだけ・・・何か食べさせてください。
食べたらすぐに出ていきますので・・・。」
お母さんが泣きながら深く頭を下げる。
それを見ながら、俺も泣きながら頭を下げる。
「分かった!!!その分だけだよ!!!」
カウンターの向こうに立つオバサンがそう言うと・・・
お母さんと俺の目の前に、次々と料理を並べていった。
それは・・・沢山で・・・。
あまりにも沢山で・・・。
驚いていると、オバサンが言った。
「今日は1月1日だからね!!!
初めて来た客には全部安くしてるんだよ!!!」
そう大きな声で言うと店内は大きな笑い声に包まれた。
「これしかありませんが・・・。
この分だけでいいので、この子にだけ・・・何か食べさせてください。
食べたらすぐに出ていきますので・・・。」
お母さんが泣きながら深く頭を下げる。
それを見ながら、俺も泣きながら頭を下げる。
「分かった!!!その分だけだよ!!!」
カウンターの向こうに立つオバサンがそう言うと・・・
お母さんと俺の目の前に、次々と料理を並べていった。
それは・・・沢山で・・・。
あまりにも沢山で・・・。
驚いていると、オバサンが言った。
「今日は1月1日だからね!!!
初めて来た客には全部安くしてるんだよ!!!」
そう大きな声で言うと店内は大きな笑い声に包まれた。
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