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加瀬さんの手に口を塞がれてる私を、色男先輩が驚いて見ていて・・・
私はそれでも何か言おうと、口を開き・・・
「落ち着け・・・落ち着け、莉央。」
その言葉に、私は深呼吸を繰り返す・・・。
何度も・・・
何度も・・・
何度も・・・
深呼吸を・・・
繰り返す・・・。
「2人・・・知り合いなの?」
色男先輩が、驚いた顔で私と加瀬さんを交互に見ている・・・。
私は深呼吸を繰り返しているので、何も言えなくて・・・
「はい、小学校の時の同級生です。」
「そう・・・、あ・・・再会して、莉央ちゃんにアプローチしてたのか。
まあ・・・正直、そういう気持ちは分からないでもないからな。」
色男先輩が困った顔で笑っていて・・・
「そういうわけではないのですが・・・」
「莉央ちゃん、綺麗で可愛いしな。
でも・・・加瀬君には可哀想だけど、彼氏いるみたいだぞ?」
「そうですか・・・」
「同棲までしてる、シェフの彼氏がいるらしいから、諦めた方がいいな。」
後ろに感じる加瀬さんの身体が、小刻みに震えた・・・。
そして・・・
「“シェフ”って、あだ名ですから。」
私はそれでも何か言おうと、口を開き・・・
「落ち着け・・・落ち着け、莉央。」
その言葉に、私は深呼吸を繰り返す・・・。
何度も・・・
何度も・・・
何度も・・・
深呼吸を・・・
繰り返す・・・。
「2人・・・知り合いなの?」
色男先輩が、驚いた顔で私と加瀬さんを交互に見ている・・・。
私は深呼吸を繰り返しているので、何も言えなくて・・・
「はい、小学校の時の同級生です。」
「そう・・・、あ・・・再会して、莉央ちゃんにアプローチしてたのか。
まあ・・・正直、そういう気持ちは分からないでもないからな。」
色男先輩が困った顔で笑っていて・・・
「そういうわけではないのですが・・・」
「莉央ちゃん、綺麗で可愛いしな。
でも・・・加瀬君には可哀想だけど、彼氏いるみたいだぞ?」
「そうですか・・・」
「同棲までしてる、シェフの彼氏がいるらしいから、諦めた方がいいな。」
後ろに感じる加瀬さんの身体が、小刻みに震えた・・・。
そして・・・
「“シェフ”って、あだ名ですから。」
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